１月20日(金)は、沖野ゆみ(vo)さんのライブでした！

🎵Music Salon PIANITY　ライブレポート


マジな格闘技とプロレスとの最大の違いは、対戦相手に対するスタンスだと思います。

マジな格闘技において対戦相手は「敵」であり、人生においてもそう何度も対戦しないので、対戦するにあたり、相手を死なせてしまってもいい...くらいの意気込みで臨むのだと思います。
もちろん、レフェリーがいて、本当に致命傷を与える前に、レフェリーストップをしたりして、平和的に戦えるようになってはいるのだと思います。

一方プロレスというのは、対戦相手というのは、『仲間』であったりすることの割合が高いのだと思います。
なぜなら、闘う相手同士が同じプロレス団体所属の選手だったりするからです。
なんなら『共演相手』だったりもする訳です。

もちろん、一度でも会場でプロレスを見たことがある方は、激しい戦いが繰り広げられているのを知っていると思います。
多分、「この相手なら、この技を仕掛けてもうまく受けてくれる(怪我したり死んだりしない)」...という信頼関係が成り立っているのです。

そして、このデュオ、闘いながらもお互いを信頼しているからこそ成立するのだと思います。

という事で、この日も、基本的には譜面なし、曲名も言わずキーだけ言って始める...というパターンが中心でした。
ですが、この日いらっしゃったお客様がフレッド・アステアがお好きという事で、リクエストを頂く前に選曲して、２曲ほど、その曲の譜面を渡して下さいました。
さすがに、知らない歌でしたが、お客様の好みに応えることができ、対戦相手ながら共演者..、相手のメンツをつぶさない...というプロレス・ジャズの阿吽(あうん)の呼吸でした。

それにしても、この日はたくさんのお客様にお越し頂きましたが、本当に皆様キュートというか個性的で素敵な方でした。
思い出に残る１日となりました。

沖野ゆみさん、次回のご出演は、３月10日(金)20時～です。
是非とも、皆様の、生のプロレス・ジャズの迫力を味わいに来て下さいね！

P.S.アンコールの時に、対戦相手(笑)のゆみさんから、バースデー・ケーキを頂きました。
とても美味しかったです！
他にも１月お誕生日の方が大勢おりまして、皆様にプレゼントを配っておりました。
お心遣い、素晴らしいです！