このブログについて
『はぎおの「ツボ」note』は、ドラマ・エンタメ系の感想、旅行記etc. 自由気ままな「日記」です! 内容はかなり偏ってますが (^-^; お気軽に楽しんでください♪
いま関心があるのは「昔の時代劇・刑事ドラマ・サスペンス」「お芝居(宝塚中心)」「神社・仏閣」かな (^.^)
※なお、コメント等については、承認後の掲載とさせていただきますので、ご了承ください。
少し前ですが。
佐野浅夫さん、野村昭子さん。
ベテラン俳優さんの訃報が相次いだ。
お二人とも、高齢になるまで現役でしたね。
どちらも、脇役、いぶし銀、職人という印象が強いです。
浅野さんは、後年「水戸黄門」で主演を務められましたが、(あくまで個人的な意見ですけど)スター性があるとかないとかそういうことではなく、主演よりも脇の方が好きだったなぁと。
お二人とも、
シリーズ化されている
チャンネル銀河HPより
小泉孝太郎さんがいい味出してますよね。
どこかお坊ちゃんで、頭脳明晰だけど、空気を読まない、というか、何考えてるかわからない、我が道を突き進む「変人キャラ」。
真面目、いい人、お坊ちゃま。そういうイメージ。
それが悪いという訳でなく、ご本人がそういう方なので、にじみ出てしまってますよね。
だけど、このドラマで、小泉孝太郎さんも「変人」の域に入った、記念碑的作品?かなって。
全体のチームワークも、仲良しでないけど、いざという時結束する、という関係性が面白く、また、裏テーマもしっかりしているので、放送されるとついつい見てしまってます。
基本、「いい人」は変わらないでいてほしい反面(そういう役者さん少ないですから)極悪非道な役柄も見てみたい気もします・・・
・・・どうも、同じような話題になりつつありますが。
昨年が、M-1で優勝した「錦鯉」さん。
山本さんといえば、知的で理解のある父とか、包容力のある人格者・・・の印象が強かったのですが、近年だとやはり
「やすらぎの郷」 2017.4 2017.10
「やすらぎの刻」 2019.4 2020.4
の「大納言」役ですねぇ。
過去にヒットした作品で人気を博し、シリーズがされたけど、その後役に恵まれなかった元役者。
ちょっとやけっぱちで、愚痴っぽくて、ちょっとヤンチャで、今まであまり見たことのない役柄で、とても楽しませていただきました。
2時間ドラマでもよく拝見していたので、かなり寂しいです。
山本さんは、それぞれ個性の異なる他の二人の兄弟と共に俳優業で活躍された方。
いわゆる「山本三兄弟」としても有名でした。
長男の學さんは、スマートで、インテリっぽい印象のある役が多い。
(弟さんはあまり存じ上げないので、失礼)
三人で共演、という印象はあまりないのですが、もしあれば、見てみたい。
三兄弟といえば、代表格?は、やはり
ですよねぇ。
顔は似てるけど、こちらも本当にそれぞれ個性が違って。
こちらは、「乾いて候」とか「勝海舟」など、共演も多くて、見ているだけでなんだかワクワクしてします自分が
少し前になると、
「河原崎三兄弟」
もいました。
こちらも、それぞれ個性が違ってて。
長一郎さんは、いい人、優しいお父さん代表みたいな存在。
次郎さんは、ちょっと厳つい役。
建三さんは、なんというか、ダメなおじさんとか、長いものに巻かれるようなタイプの役が多いというか(失礼)
どの三兄弟とも、父親や親族が芸能関係者、芸能一家という共通点があるそうで。
西村京太郎さんが亡くなった。
サスペンス好きとしては、残念でなりません。
これまでも、いろいろとサスペンス・2時間ドラマなどについて、いろいろと書いてきました。
2017.5 「やっぱり「サスペンス」」
特に、「十津川警部シリーズ」については、何度か書きましたね。
2017.2 「新・十津川警部シリーズ」
2017.3 「また訃報が・・渡瀬恒彦さん」
西村作品は、「十津川警部シリーズ」だけでなく、「左文字進シリーズ」、「鉄道警察官シリーズ」などなど、ドラマ化されたシリーズものを数多く見てきました。
が、単発もの、連続ドラマなどなど挙げると、知らない間に結構視聴していたことに、改めて気づかされました。
西村さんといえば、やはり
「トラベルミステリー」
の先駆者。
列車・時刻表を駆使したトリック、それを解決していく刑事たちの活躍が見ごたえがありました。
トラベル=各地の観光地・名所旧跡が見られる。
それを、ミステリーと組み合わせるという、今では当たり前の展開も、西村さんの作品がなければ生まれなかった。
大好きなサスペンスもすっかり下火になり、再放送を繰り返し見ていますが、観光地だけでなく、今はなき列車・路線の数々を見られるのが楽しみ。やはり、列車は「スマホ検索」じゃなく、「時刻表」とにらめっこの方がワクワクしますね。
ただ、これだけスマホ・SNSが発展すると、列車トリックを考えるのも相当ご苦労されたのではないでしょうかね・・
伊東四朗さん演じる亀井刑事も、ドラマの中ではっきり「パソコン系は苦手」と言ってたっけ。
それにしても、「妄想の旅」を楽しめる作品の数は、やはり西村さん原作のものがダントツではないかと。
特に、十津川警部シリーズでは、全国各地を、その土地の列車を活用して巡るので、見ている側は本当に観光気分
自分が旅行でその土地を訪れたとき、既視感があった時は、「ドラマで見たんだな」と思わず笑ってしまいました
そういえば、高知を旅行した時、宿泊したホテルに、渡瀬さんを含めたロケ隊の写真が飾られてました!
2009.9 「高知の旅」
足摺岬(2009年の旅行写真より)
高齢になっても、西村さんは新作への意欲が衰えなかったと聞いています。
活字より映像派なので、新作のドラマ化を期待したいところですが・・・こちらももう叶いませんが、渡瀬さんで見たかったな。
西郷輝彦さんが亡くなった。
訃報を聞いて数日。未だ、虚無感が。
正和様の時くらい、もしかしてそれ以上かもしれない。
正和様が亡くなって7か月。
年末、CSでは追悼として、出演作を一挙放送してくれています。
時代劇専門チャンネルや東映チャンネルでも「運命峠」「眠狂四郎」「大忠臣蔵」「乾いて候」
・・・クールな2枚目はホントに素敵だけど、あまりハマらなかった。なぜだろう。
カッコ良すぎるから?(佇まいは本当に美しいです)
くぎ付けになるほど見てしまったのは、(何度も見てるんだけど)40代を過ぎてからの
「パパはニュースキャスター」 「パパとなっちゃん」「古畑任三郎」、そして時代劇の「勝海舟」・・
吉右衛門さんが亡くなった。
訃報を聞いてから、6日が経つ。
それでも、大きな喪失感がぬぐえない・・・
(思いつくまま綴るので、かなり長くなりそうです。。)
私は、本業の歌舞伎の舞台姿はほとんど見たことがありません。お恥ずかしい💦
東京の旧歌舞伎座で・・・と思っていたら、拝見したのは2004年、巡業公演でした。(記憶っていい加減)
演目は 「双蝶々曲輪日記~引窓~」など。今思えば、本当に貴重な体験でした。
すでに、「鬼平」で人気を集めていた吉右衛門さんですが、歌舞伎人気は当時下火だったのか、敷居が高かったのか、地方のホールの客席はガラガラ・・・あれだけの大看板に来ていただいて、一観客ながら、大変申し訳ない気持ちでいっぱいになったことを思い出しました。
私には、映像、特に時代劇のお姿が印象強く。
ただ、最初の記憶は、「鬼平」・・・ではなく、NHKの
だったなぁと。
お兄様の(当時)市川染五郎さんは、大河ドラマなどでよく拝見していたのですが、中村吉右衛門という名前を認識したのはこのドラマだっだかと。
そして、牛若丸→義経のストーリーと、「弁慶の仁王立ち」などの印象的なシーンは、このドラマで初めて見た気がします。あの当時から貫禄と力強さ、そしてユーモアがあって、「弁慶のイメージ」を印象付けられた気がします。
そういえば、「80歳で『勧進帳』を演じるのが夢」と語られていました。一度、勧進帳の弁慶を拝見したかったな。
そして、忘れてはいけない、
「鬼平犯科帳」
これに関しては、ブログ初期の頃から何度も、何度も記事にしていました。
娯楽時代劇、特に「大岡越前」(こちらも何度も書いてますが)の影響を大いに受けて育った私。
人生の裏表を知っている長谷川平蔵という人物、人情の機微、そして単純な善悪ではないドラマ。この「大人の時代劇」を初回に見たとき、多感な時期だった私はとても衝撃を受けたものです。
再放送で何度も見ているはず。
昨日、追悼番組として、初回を含めた5作品を放送されていましたが、30年以上経った今見ても、色あせない作品。そして、吉右衛門さんの表情、仕草(佇まい全て素敵ですが、煙管を持つ時の手、刀を収める時の一連の流れが特に美しい)、語り口・・・一挙手一投足見逃すまいと、今までより食い入るように見入っていました。
ご本人は、「鬼平と真逆の性格」とおっしゃっていたようですが、ユーモアと重厚さ、優しさと厳しさ、艶っぽさと子供っぽさ・・・トーク番組などで拝見した限り、ご本人の素顔と重ねて見てしまっていました。
吉右衛門さんの作品をきっかけに、初代松本白鸚さん、丹波さん、錦之助さん・・・すべてのシリーズを拝見しました。それぞれの個性の違いもありますが、「鬼平ワールド」にすっかりはまっていました。「文芸時代劇」の世界に導いていただいた、そんな感じかも。
他にも、若かりし頃の「切り捨て御免」、王道の「忠臣蔵」・・・
映像の吉右衛門さんにすっかり魅了されていました。
そういえば、どの役も「頼りがいのある強いリーダー」ですね。そういう役がお似合いでした。
先ほども書きましたが、お芝居はもちろん、トーク番組での優しい笑顔とユーモアあふれた語り口がとても好きでした。本当におしゃべりが上手な方でしたね。
「吉右衛門」という名前を受け継ぎ、長年重圧に押しつぶされそうになっていたこと、フランス文学やジャズに傾倒したという青年時代のお話、ディズニーとプーさんが大好きという一面、病気と闘い続けた晩年・・・古典芸能の継承者として、歌舞伎に対してはご自分にも人にも厳しい反面、飾らないお人柄で、あくまでもテレビの印象ですが、(陳腐な表現ですけど)1人の人間として、とても好きな方でした。
渋いお声と、貫禄のお芝居と、知的でユーモアのあるお話と・・・
あのお姿が見られなくなったのは、本当に寂しいです。残念です。
せめて映像でのお姿を拝見しながら、ご冥福をお祈りしたいと思います。
そして、心血を注ぎ続けた「歌舞伎界」、古典歌舞伎がこれから先も継承されることを願って。
どうも、年代・世代の話題が続いてしまいますが
先日、BSで「シャーロック・ホームズ」を見たあと、突然このお3人が登場。
千葉真一さんの訃報。
ショックでした。突然で。
しかも、コロナでって。
それはないよ・・・とこぼしてしまいました。
無念だっただろうな・・・
数年前かな?まだご存命だった梅宮さんとの対談。
相方松方さんを亡くし、「仕事はもう引退」と元気がない様子の梅宮さんに対し、「ぼくはまだまだやりたいことがたくさんあるんですよ!」と、当時すでに70代後半だったにもかかわらず、パワフルで、エネルギーに満ち溢れていた千葉さんが、ものすごく印象的でした。
さすがに「キーハンター」は世代ではないですが、一番よく見ていたのは
「影の軍団」
かな。
毎回「特撮」みたいにすごくて、爆破もドッカンドッカンが当たり前。
今思えば、「西部警察」同様、毎週放送されてたことに驚きです。
JACの皆さん総出演で、アクション、特に殺陣が、時代劇スターとはまた違うカッコよさで。
なぜか、毎シリーズ登場した樹木希林さんと千葉さんとのコメディタッチのやり取りも楽しみで。
「里見八犬伝」もはまったなぁ~
あとは、おぼろげに覚えてるのは「柳生一族の陰謀」「戦国自衛隊」「柳生十兵衛あばれ旅」と、東映の映画もろもろ・・・
大好きな真田広之さんや堤真一さんをはじめとするスターを生み出したJACを創設し、アクションスターというものを確立した第一人者。
とにかくパワフルで、バラエティに出れば気さくで一生懸命で。
あの世代の「銀幕スター」たちがドンドンいなくなってしまうのは、本当に寂しい。
公私ともにいろいろあったかもしれませんが、ああいう豪傑、絵に描いたような男らしさ、あれほどの情熱家はもう現れないだろうな。もしかしたら、「最後の映画スター」だったかも。
最近の若手俳優さん、みんな上手いけど、なんというか、「個性的」すぎて。
上手いのだけど、「顔芸」「憑依」が先行な感じがして。
もっと「正統派」がいてもいいのかな?
「正統派二枚目」なんて言葉は絶滅したのかもしれない。
なんてことを書こうと思っていたところ、まさに「正統派二枚目」の代名詞
田村正和さんの訃報
ショックでした。本当に。
ブログ振り返ると、結構初期から正和さんのことを書いていました。
「田村正和氏」「若さま侍捕物帳」「フィクションから学ぶこと(勝海舟)」「古畑任三郎」
古畑はもちろんですが、大人になってから「眠狂四郎」をはじめとする時代劇で良く拝見しました。
表情はもちろん、立ち居振る舞いが美しいんです。どの角度から見ても。
「ザ・二枚目」です。本当に。
実は、若手俳優さんの下書きでこんなことを書いていました。
個性出すのは40代でも50代でもいい。
そう、今強烈なキャラを出してるのは、かつて若い頃正統派やいい人の代名詞だった50代の人たち。
引退してしまいましたが、田村正和さまは、40代くらいで「うちの子にかぎって」や「古畑任三郎」に出るまで、ほとんど寡黙やニヒルな二枚目で通してましたしたよね。
どちらかと言えば、はぎおにとっては子どもの頃は、コメディの正和さんのイメージです。
「うちの子にかぎって」「パパはニュースキャスター」「カミさんの悪口」「パパとなっちゃん」 (パパとなっちゃんが大好きで)そしてコメディタッチの「古畑」・・・コメディありつつ、ホームドラマだったり、ミステリーだったり。
そんな中でも、ふと見せる美しい表情。そこは最後までブレなかったですね。
そう、上手く書けませんが、いろんな役でいろんな表情、芝居を見せながら、いい意味でどれも「田村正和カラー」がブレない。美学を貫いたと言うのでしょうか。結局、その美学に魅了されてしまったのでした。
それと、私生活がミステリアスだったことも、なんだか素敵でした。
いろいろ聞かれても、何となく受け流す感じが大人。
家を出てから(家でも?)「田村正和を演じていた」という印象です。きっとそうでしょうね。
プライベートを知るのも親しみがわきますが、こういう方もいてもいいですよね。ベールに包まれた人生。
もう、徹底的にストイックな、こういう「スター」は現れないかもしれませんね。
そういえば、「阪妻を語る」というテーマだったかで、一般人のご兄弟含めて田村四兄弟で出演された番組を見たことがあります。あの時は、いつもよりもリラックスして、とても和やかに語られてたような。兄弟の仲の良さを垣間見た気がしました。
去年から今年にかけて、一時代を築いた「スター」「個性派俳優」がドンドンいなくなってしまった。
寂しい限りです。
実は、お父様とお兄様が眠る、二尊院を訪ねたことがあります。
京都「夢のロケ地巡り」一人旅 二尊院
時代劇ロケ地巡りが目的で、その他には何も知らずに行ったのですが、とても静かで心洗われる落ち着く場所でした。
正和さんもここで静かに眠りにつかれるのでしょうか。
旅に出られるようになったら、またいつか訪れたいです。
スカパーやBSで、追悼番組が放送されます。
「若さま~」は見ます!スカパーで放送される「ニューヨーク恋物語」を見たくなったので、フジテレビにも再加入しました!
亡くなっても、作品は残ります。
その作品の数々を見ながら、追悼したいと思います。
心よりご冥福をお祈りします。
もうすぐ活動休止。
「嵐」の話・・・ではなく、
の話。
「嵐」も、オリンピックで役目を終えてからの休止の予定が、コロナ禍で全て予定が狂ってしまって本当に気の毒ですが・・・また5人で活動するのかな?
その分、今年は様々な番組に出演して、5人の魅力を深堀りできているのでは。
コロナ禍で、それこそ「人生の選択」を迫られた人も多いと思いますが、きっと、少年隊の3人もそうだったんだと思います。ジャニーさんが亡くなったことが一番の要因だとは思いますけど・・・
なぜこの記事を書いてるかと言いますと、ベストアルバム発売ということで、先日新聞に、現在の少年隊の3ショットが全面に出たから。見た瞬間
「カッコイイ」
なんというか、いい歳の重ね方。
渋い大人の魅力たっぷり。
そんな印象で、くぎ付けになってしまいました。
あんなにタキシードが似合うジャニーズ、いませんよ
あれに、バラの花束持っても、全然違和感ない
(そうそう、ジャニーさんの家族葬の様子の写真に、3人が写っていたのにもちょっと感動したなぁ)
少年隊と言えば、以前に「筒美京平×少年隊」という記事を書いたことがあります。
特にファンという訳ではないんですけど、なぜか気になる。
歴代ジャニーズには、例えば「たのきん」「光GENJI」そして「SMAP」「嵐」など、数々のスターアイドルが登場しました。それぞれ楽しませていただきましたが、今振り返ると、一番ダンスも歌も上手くて、スマートだったのは、やはり少年隊ではないかと。
ジャニーさんが亡くなった時に知ったのですが、「ジャニーズの最高傑作」と評価されていたとか。
どんなに若い子がダンスが上手くても、あのストイックさは真似できないだろうなぁ・・・
みなさん、いろいろご意見あると思いますが、個人的には3人の中で一番歌・ダンス・お芝居揃ってるのは、ニッキだと思っております。(全てにおいて柔軟性があるような)
逆に、ひょろっとして、クールだったヒガシが、あんなにキレのあるダンスと、ユーモアのあるトークをするようになるとは意外。(実力のニッキが、演出という裏方に回るのも意外でした。)
それぞれ経験を積んで、35周年でそれぞれの道を選ぶ。
なんだか、他人事ながら感慨深いです。
最後に、3人そろってライブなり、テレビ出演なり、してほしかったな・・・
写真だけ、というのが残念ですねぇ。
それに、やっぱり「PLAY ZONE」見たかったな・・・映像化されないかしら。
新境地を開拓した?ヒガシはもちろん、事務所を離れても、他の二人の活躍も期待しています。カッちゃんのお芝居も、ニッキ演出の舞台も、もっともっと見ていきたいですねぇ・・・
「ちびまる子ちゃん」や、旅番組などのナレーションでおなじみ、キートン山田さんが引退されると発表された。
あまりに突然だったので、正直、驚きました
明らかな衰えを全く感じていなかったから・・・
今は、ツッコミありつつほのぼの系の、安心感のあるナレーションでおなじみですけど、お若い頃は、結構2枚目を演じられてたんですよね。
はぎおが最初に意識したのは、間違いなく「一休さん」の将軍義満でしょう。(2枚目じゃないけど)
これは、一休さんの友達、新右衛門さんと同じくらい、強烈に覚えています。ちょっと意地悪だけど、品があって、結局子どもだけど才能のある一休さんを認めるという・・・インパクトありましたね。
あとは・・・「サイボーグ009」の004。ニヒルで、ちょっと辛口。正義感の009とはちょっと対極な立場のキャラで、カッコ良かったなぁ~
そして、アニメ「ベルサイユのばら」のアラン男装の麗人で、高級貴族出身の隊長オスカルに一番反抗的な、男臭い荒くれものだったけれど、彼女の人間性に惹かれ、次第に女性として意識するようになる・・・という、すっごくカッコいい、言ってしまえば、途中から、このアニメのキーマン的役どころ。今では想像できないかもしれませんが、お芝居も渋くて、ホントにカッコよかった
そして、これですよ、 「銀河英雄伝説」のキャゼルヌもう、この役は、キートンさん以外考えられません。主人公ヤンの先輩で、ちょっと頼りないけど才能のある後輩を、辛口ながら完全フォローしていく、仕事のできる頼りになる存在。この役柄の口調・語り口から、「ちびまる子ちゃん」のあのナレーションに繋がった気もしないでもないです
他にも、多くの作品でキャラクターを演じられてきました。
きっと、皆さんにも思い出の作品があるはず・・・
ご本人のブログも拝見していて、ナレーションと同じような、温かみの感じられる文面でした。
が、もう数年更新がなかったので、もう辞めちゃったのかな?と思ってたら、まさかの芸能界引退。
視聴者にはわからない「衰え」を感じてなのか、余力を残して第二の人生を歩むということなのか、理由はよくわかりませんが、ご自身での「引き際」を来年3月と決められたので、それまでは、あのお馴染みの声を楽しみたいと思います。
引き際。
そういえば、「ビフォーアフター」も、長年ナレーションを務めてきた加藤みどりさんから、キムラ緑子さんに交代されましたね。
一般人の「退職」「転職」とは違う、定年のない芸能人や一流アスリートならではの「人生の選択」なのかもしれませんね。「宝塚」だと、一番いい時に退団・・・という選択もあるし。
反面、「生涯現役」を貫かれる方もいらっしゃいます。ひとつの仕事を続けていくことに、心から尊敬します。「老い」をさらけ出す人、さらに「新たな自分」を見出す人。それも「人生の選択」ですよね。
人それぞれ、正解はない、永遠のテーマですね。
今年、多くの著名人の訃報に接しましたが、年末に来てまたショックなニュースが。
残念です・・・
もちろん、バラエティ、喜劇役者としてご活躍されてましたが、「しらけ鳥」とか「淀川長治さんのモノマネ」とかね。そして、「小松の親分さん」は、もうニックネームみたいになってね。
個人的には「役者」のイメージが強いかな。
結構シリアスドラマや、時代劇など。(「水戸黄門」にもよく出てたなぁ~)
特に大好きだった「大岡越前」シリーズに途中から参加し、おっちょこちょいのダメ同心から(設定の変更なのか)渋いベテランへ変わったのですが、その転換ぶりがお見事で。そして、同心部屋のリーダー格になってから、渋さと厳しさと温かみを持った、素敵な存在になりました。
それから、山本耕史さん主演「陽炎の辻」での、調子はいいけど、情に厚い長屋の大家さん。
辛い過去を背負った主人公が、江戸へ来てから人生が変わる、その一役を担った、大きな存在でした。
当初は得体のしれない浪人だった主人公を、大家としてだけでなく、まるで息子のように世話を焼く、面倒見のいい大家さん。もう、あの明るさに、ドラマがどれだけ救われたか。
そう、明るさ!
ご本人も、とても明るい方だったようで。
上京する前、地元福岡で、車の営業マンとして、売り上げが常にトップクラスだった程、話術にたけていたそうで。持って生まれた才能なんですかね。
小松さん原作の「植木等とのぼせもん」。
NHKでもドラマ化されましたが、才能に溢れた人たちに鍛えられ、見守られて、努力と、その持って生まれた才能で、唯一無二の存在になったのかなって。(偉そうですけど)
経歴を振り返っていたら、思い出しました!
Eテレの「アルフ」!
所さんが主人公の動物(だと思ってたら、宇宙人だったのね)と同居することになる家庭の主。
所さんとのやり取りが楽しかったな~
あ~また見たい!ぜひ再放送を!
いつ見ても、サービス精神旺盛で、いつも笑顔。
何か振られても、嫌な顔一つせず、必ず応じてくれる、心の広さ。
紳士的で、でもどこか福岡育ちの骨太さもあって。
あの笑顔を見るだけで、ホッとしていました。
ゆかりの人の追悼コメントを見ていると、ご本人も情に厚く、面倒見の良い方だったみたいで。
画面から伝わってくる温かさは本物だったんだなと。
そうそう、これまた「脳ベルSHOW 」の、昨年の11月のSPで、盟友伊東四朗さんと共演されたのが、今にして思えば、最後の姿だったのかな。そう思うと、そのお二人揃った姿を見られたことが、感慨深いです。
残念ながら見ていませんが、今年に入っても、病をおして、舞台やドラマでご活躍されていたとか。
現役のまま、最後は静かに。最後まで「プロ」でした。
それだけに、視聴者もそうですが、身近だった方もショックなのでは。伊東さんは、言葉も出ないほどショックだと語られたそうで。
それにしても、今年はコロナ禍ということもあり、訃報に接するたび、例年よりも寂しさがつのる気がします。我が家のライブラリーを引っ張り出して、久しぶりに「大岡越前」での雄姿を見ながら、故人をしのびたいと思います。
ご冥福をお祈りします。