このブログについて
『はぎおの「ツボ」note』は、ドラマ・エンタメ系の感想、旅行記etc. 自由気ままな「日記」です! 内容はかなり偏ってますが (^-^; お気軽に楽しんでください♪
いま関心があるのは「昔の時代劇・刑事ドラマ・サスペンス」「お芝居(宝塚中心)」「神社・仏閣」かな (^.^)
※なお、コメント等については、承認後の掲載とさせていただきますので、ご了承ください。
昨年、高倉健さんが亡くなった時、いろんな特集番組を見ました。
役者としてはもちろん、文筆の方でも活躍され、いろんな著書を出されていたとのこと。
気になったものを何冊か購入したのですが(と言ってもまだ未読で)、一番気になったのがこれ↓
南極のペンギン | |
高倉 健 | |
集英社 |
「全国学校図書館協議会選定」本
らしく、小学生高学年向けの本のようで、文体もとても優しい表現なのですが、内容的には
厳しい自然・境遇の中でも、前向きに、力強く、優しい気持ちで生きている人々
という印象を持った一冊です。
子どもが読むと、「いろんな人がいるんだなぁ」くらいにしか感じないかもしれません。(いや、もっと深く読む子もいるかもね)
でも、大人になって、いろんな経験を積んで(はぎおの経験などたかが知れてますが)読むと、また違った受け取り方ができるようで。
劇的ではなく、やさしく淡々とした文体が余計に、生きていく「厳しさ」と、健さんが出会った人たちの「優しさ」 が伝わってきて、何だかジンワリと泣けてくるんですよね
真っ直ぐに生きた健さんならではの視点・・・ということもあるかもしれません。
唐仁原教久(とうじんばらのりひさ)さんのイラストも、色鮮やかなで力強さがあるのに、どこか哀愁があって。
人物もほぼ背中越しのイラスト。なのに、健さんは健さんってわかる。
他の登場人物も、表情は見えないのに、健さんの文章のとおりに感じてくる。
数少ない読書歴のはぎおなので「書評」などできませんが、感想として、絵本感覚で読める、それでいてちょっとウルッと来る、良い本だと思います。
手に取ることがあったら、ぜひ
以前、 「エースをねらえ!」についての投稿でも書きましたが、「エース~」と「ベルばら」以外、少女マンガを読んだ記憶はない・・・そう思ってました。
(この2作もだいぶ大きくなってからはまったので、連載時は全く知らず)
基本、「少年ジャンプ」のファンだったので、小学~中学生なのに「少女マンガなんて」ってすっごく天邪鬼な考えの持ち主でした
でも、スカパー月刊誌「ヨムミル!」の特集で、懐かしい少女漫画雑誌の特集があり、関連の番組の放送ラインナップを見ていると、意外と見てたんだなぁ~って、改めて感じました。
小学生の頃は「なかよし」派でした。
当時、何の連載があったか・・・・は全く記憶にないのですが「少年マンガ派」だったにもかかわらず、「少女マンガ風」なイラストを描いてみたり。
(これがまぁ超ヘタで)
連載を調べてみると、懐かしい名前が
あさぎり夕 いでまゆみ 原ちえこ いがらしゆみこ 室山まゆみ 竹本泉 佐藤まり子 たかなししずえ 松本洋子 ・・・
でも、誰一人作品を詳細には記憶してない
そして、ちょっと大人っぽい子は「りぼん」派だったのかな?
はぎおも中学生くらいになってりぼんに手を出したかも。
ここでは「有閑倶楽部」「ときめきトゥナイト」がありましたねぇ~それはさすがに記憶してます。
それから、これは後にアニメで偶然見たのですが
「姫ちゃんのリボン」「マーマレード・ボーイ」「赤ずきんチャチャ」「ご近所物語」・・・意外に面白かったですね。
その他にも「ちゃお」「花とゆめ」などありましたが、こちらは完全にスルー。というより
「大人の世界」
っていう印象があり、そのうちに完全に「ジャンプ」熱狂時代に入るので、本当に「少女マンガ」からは離れちゃったし・・・
基本、「アニメオタク」だったのでマンガまではなかなか手を出せなかったのですが、考えてみると「原作はマンガ」というのが多かったですよね。
という意味では、知らず知らずのうちに間接的に「少女マンガ」を読んでいたのかも
仕事場以外での会話は、本当に言葉遣いも悪いはぎお(職場では逆にくだけた会話が苦手で)
それに、メールを含めた手紙や、会話など、敬語はもちろん、文面の言葉選びも未だに自信がありません。
いい大人がお恥ずかしい限りです
そんな中、ずっとこの本が気になっていて、先日ようやく図書館で借りてきました。
日本の大和言葉を美しく話す―こころが通じる和の表現 | |
高橋こうじ | |
東邦出版 |
本屋さんでチラッと立ち読みした時、日常で役立ちそうだなぁと思ってまして。
各テーマはこちら↓
・語らい ・もてなし ・手紙 ・言挙げ ・言伝 ・恋 ・交じらい ・装い
・住まい ・味わい ・眺め ・学び ・遊び ・そぞろ歩き ・あめつち
・生きもの ・性 ・思い ・つとめ ・時 ・魂
会話から手紙、日常、自然、勉強、遊び、自然、仕事・・・いろいろな分野に分かれてます。
その上で、自分にとって、
①役立ちそうなもの
②(特に時代劇を見るうえで)参考になるもの
③流し読み程度のもの・・・
特に①②に関しては、ほぼ全部手帳に書き留めちゃいました
例えば・・・
<手紙>
普通なら「ご自愛ください」というところを → 「お体をお厭い(いとい)ください」 の方が良いのだそうです。
また、高齢者や体の弱い方には → 「くれぐれも御身おいたわりください」
「(約束を)おろそかにしない」 → 「ゆるがせにしない」
<交じらい>
「親しくする」 → 「誼(よしみ)を結ぶ」
<眺め>
「有名な・誰もが知る」 → 「名にし負う」
「美しく並ぶ屋根」 → 「甍(いらか)の波」
<学び>
「心情を述べる作文」 → 「綴る」
<そぞろ歩き>
「くねくねした坂」 → 「葛折(つづら)り」
「橋の欄干」 → 「おばしま」
「商店街の中にある民家」 → 「しもたや」
<生き物>
「象」 → 「きさ」
「常緑樹」 → 「ときわぎ」
「倒木の根や切り株から新芽が出る」 → 「ひこばえ」
<思い>
「飽きることなく緊張が緩むことなく」 → 「倦まず弛まず(うまずたゆまず)」
「物事をいい加減にしない」 → 「徒や疎かにしない(あだやおろそかにしない)」
・・・・ほんのごく一部を抜粋。書き始めたらキリがないです。
「こんなの、常識じゃん」って思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、はぎお自身も知らず知らずのうちに使っていた言葉もあれば、全く初耳の言葉もあり、まだまだ知識不足だなぁと実感
まぁ、書き留めたことが役立つかどうかはわかりませんが、メールや手紙を書く上で、ちょっと考える参考になるかも
それよりなにより、「時代劇」を見るうえで役立ちますねぇ
あ、ブログはあくまでも「個人的な感想文」なので、あんまり使えそうにはないですね。(だって本当にお上品で堅苦しいものになっちゃいそうなので)
今と昔の言葉の対比だけでなく、その言葉が生まれた背景や意味など、解説を読むだけでもなかなか楽しいものでした。
良かったら一度ぜひ
毎日時代劇チャンネルで 「大岡越前」を見ておりますが、急に、
「出演者の裏話を聞いてみたい」
と思い調べてみると、全15シリーズ出演した
加藤剛さん と 高橋元太郎さん
が本を出版されてるとのこと。早速手に入れてみました↓
こんな美しい夜明け (岩波現代文庫) | |
加藤 剛 | |
岩波書店 |
うっかり八兵衛半生記―多力本願 | |
高橋 元太郎 | |
アスペクト |
どうですか。タイトルはもちろんのこと、この装丁の違い
まぁ、出版社も違うので、目指すものも違ったんでしょうけど。
加藤さんは、「岩波文庫」ですからねしかもタイトルが「こんな美しい夜明け」ですよ
まるで、文芸小説家のエッセイのような、真面目で、それに若干のしゃれっ気があって、「お堅い」んだけど、さらっと読めるものでした。
そう、プロの小説家のように「読みやすい」エッセイでした。
自叙伝的エッセイですから、生い立ち、家族、俳優を目指すまで、舞台人として、それから経験から得た世の中への思い・・・さまざまなことが端的に、それでいて力強く書かれていました。
そんな中、ライフワークのように40年もかかわった「大岡越前」について、1項目書かれていました。はぎお的には「えらく短文だなぁ」と思わざるを得ませんでしたが光景が思い浮かぶような微笑ましく、そして悲しい内容でした。
濃密な思いは、「長文」でなくとも十分伝わるのだな・・・と改めて実感
それにしても加藤さん、お父様が実直な校長先生、ご自身も早稲田大学出身、青年座養成所時代にデビューと、「堅い」家庭に育って、出会う人にも恵まれ、その経験を踏まえた上で、ご自身がテレビで拝見するとおりの真面目な方なんだと、内容からも、文体からも伝わってきました。
真面目だけど、ものすご~く謙虚で、なんとなく「おっとり」した、ちょっとワンテンポ遅い印象。そこがまた可愛らしい(失礼)けれど、だからこそ、周囲が「放っておけない」存在なのかなと。そんなエピソードもチラホラ。
元太郎さんは、根っからの明るい・・・という役柄とは違いました。
装丁は皆さんご存知の「うっかり八兵衛」の明るい笑顔で、ご本人もそんな感じ、文体も「明るく楽しい」ものだと思って読み始めましたが・・・意外や意外(失礼)真面目でとてもクールな方という印象を受けました。
こちらは、お父様を早くに亡くし、若いうちから芸能界デビュー。あれよあれよという間にアイドルスターになりながら、冷静に「どこか違う」と分析してすぐにグループを脱退。そして、ジャンルの違う「役者」それも「時代劇」でデビュー。人生ってわからないものです
文体も、とても真面目。加藤さんと比べると、若干「冗長」な印象もありますが、事実を淡々と、茶化したり大げさに書いたり・・・ということは一切ありません。それに、どこか「冷静」な印象を受け、みんなが思ってるような「明るく楽しい」八兵衛さんのイメージはあまり見受けられません。それが逆に新鮮で、面白かったです。
先日もNHKの「スタジオパーク」に出演されていたのを見ましたが、その時も同様の印象でした。
普段は「しっかりもの」(あおい輝彦さん言)で、しかも「小食」だそうで。
時代劇デビューは、実は「八兵衛」ではなく、「大岡越前」の「すっとびの辰三」なんですよね。全く未知の世界で、観るもの聞くものすべて新鮮で勉強になったこと。周囲のベテラン・大御所たちから、いろんなことを学んだこと。
そして、一番影響を受けたのは、やはり「初代」ご隠居、東野英治郎さんだそうで、晩年までそばにいてお世話をされたそうです。
そういうさまざまな経験を踏まえ、こちらも、世の中への思いも綴っていました。
お2人とも「真面目」、そして実に「謙虚」なんですね。
読んでいくうちに、加藤さんが元太郎さんに引っ張ってもらってる・・・・そんな印象を受けました。
きっと、現場では「立場逆転」な雰囲気だったのでは。
想像するだけで、楽しくなりました
先日の「またまた・・・残念(>_<)」の記事について、たくさんの方から温かいコメントをいただき、本当にありがとうございました!
単なる愚痴にもかかわらず励ましの言葉をいただき、本当にうれしかったです。
あの日以降、とりあえず元気に過ごしております。
たまたま、調子が悪い時期に観劇予定を入れた・・ってことでしょうね。
めげずに、まだまだ行きますよ~
ところで、今の職場は図書館に近く、昼休憩にわずかですが読書する時間ができました。
これはさすがに読書嫌いのはぎおにもチャンス
ということで、興味のあった本をちょっとずつ借りて読んでみることにしました。
まずはこれ↓
試着室の秘密―本当になりたい自分を見つける方法 (オープンブックス) | |
清水由美子 | |
泰文堂 |
概要はこんな感じです。(Amazonより)
専業主婦歴13年の新米アパレル店員が見た、試着室で起きた驚きの出来事!コンプレックス、願望、悩み。試着室は本当の自分と向きあう場所だった。
元気がでるノンフィクション日本感動大賞“大賞”作品(第3回)。
以下、ネタバレありです。
はぎおもファッション&コーディネートには興味ありますし、一度は「アパレル業界」に憧れたこともあります
でも、やはり・・・
体力勝負
の仕事ですね。そして本当に
接客業
なんだと。
この著者は専業主婦ですが、幼い時のコンプレックスから人一倍ファッション・コーディネートを研究していて、アパレル店員という仕事は『天職』だと感じました。
もちろん、最初は新人で、結構ドジなところあって、失敗続きですが、その人柄、好奇心でお客さんの心をグッとつかむ、天性の資質があるようです。
一番感心したのは、上から目線の「アドバイス」というよりも「一緒にベストなコーディネートを一生懸命考える」という姿勢。
それが、あっという間にお客さんだけでなく周囲のスタッフ、果ては本社の幹部にまで評価されるという、すごい展開になっていくこと。
どこでどう人生が変わるかはわかりませんが、「努力」「熱意」「一生懸命さ」が認められて、物事が展開していくことって素敵ですよね
人見知りで、人付き合いが苦手なはぎおにとっては、実にうらやましい方ですが、考えてみれば「共通の趣味」を通じて会話が弾む・・・と言う意味では、わずかながら「共通項」として捉えて、どこかで活かしたいなぁ
それにしても、いろんなお客さんがいるもので。
楽しい方や、複雑な事情がある方、そして困った方、クレーマー…
接客業って本当に大変ですね。(まぁ、接客に限ったことじゃないですが)
洋服屋さん・試着室の仕事を垣間見るだけで、なんというか「人々の生活・家庭環境」まで見えてくる感じです。
と同時に、会話・接客することによって、自分自身が様々なことを気付かされる場かもしれない。そう感じました。
それに、「人のふり見てわがふり直せ」って言葉が浮かびましたね。
職場だけじゃなく、プライベートでも「この言動って相手にどう伝わるだろう」とか、「お互い気持ちよく買い物したい」とか。
なんでも「学ぶ場所」ってありますねぇ。
ただ、ちょっと、気になったこと。
「試着室の秘密」といいつつ、ご自分の生い立ちについてかなり文面をとっていたので、もう少し、職場・試着室の話を読みたかったかな~なんて。
この作品、エッセー・ノンフィクションとして
「日本感動大賞」
を受賞された作品だとか。
でも読み進めるうちに、まるで「小説」のような印象を受けます。著者の人柄そのまま、文章力に引き込まれたせいでしょうか。
タイトルのインパクトに、思わず手に取ってしました
で、中をめくってみると、「その言葉と例題、対策」という形で、とてもわかりやすく書かれています。
バカに見える日本語 (青春新書インテリジェンス) | |
樋口 裕一 | |
青春出版社 |
この著者の樋口さんは、以前ベストセラーになった「頭がいい人、悪い人の話し方」を書かれた方です。
その本を読んだ…記憶はないんですが(いや、読んだかな)それよりも、もっと具体的に悪い例を挙げているのかなと。
括りとしては次の章に分かれています。
「ごまかし」の日本語
「自己チュー」な日本語
「距離感」がわかっていない日本語
「ワンパターン」な日本語
「理性のない」日本語
それぞれについて具体例、対策について書かれているのですが、それぞれの章で「頭の良さ」について解説されています。
「説明力」
「客観的に柔軟な考え方ができること」
「自分と世界の距離感を把握する力」
「言葉をうまくあやつる人」
「理性」
わかるんだけど、なかなか難しいことです。
はぎおが気になった(もしくはよく使ってしまう)言葉は
「一応やってみます」 ⇒ 責任逃れや手抜きの印象
「本当の自分探し」 ⇒ 今までの人生の選択を否定している 「自分づくり」をすべき
「どこがいいのかさっぱりわからない」 ⇒ 他人の価値観を認めない 自分の理解力不足を吹聴しているようなもの
「話は違うんだけど」 ⇒ 人の話を横取りする言葉
「そんなもんだよ」 ⇒ 訳知り顔で嫌味な言葉
「いまの若者は/〇〇人は」 ⇒ 先入観・固定化された見方が人を傷つけかねない
「どうせ私はバカだから」 ⇒ 相手を拒絶しふてぶてしく居直った言葉
そう見られていたか!とちょっと反省。
ただ、著者はとにかく「否定」するのではなく、自身の日常での失敗例やご家族との会話での例をあげ、よりわかりやすく説明されています。
本当にかいつまんだ要点を書いたので、これを読んだだけではわかりにくいかもしれませんが、なるほど~と感心させられっぱなし
自分にはそんなつもりはなくても、相手側からすると不快感を与えられたり、呆れてしまうような言い回しってあるんですね。
あと、自分を貶めるのは、やはり相手を不快にさせるんだということに、ちょっと「目からウロコ」だったかもしれません。
また、自分の価値観を強要したり、決めつけたものの言い方はよくないようです
確かに、「絶対」とか言われると、逆に「そうかな?」と思いたくなる(のは天邪鬼)
これを読んでいくと感じるのは、日常会話、身内や友人たちとのプライベートでは許されても、「全部言わなくても相手もわかってくれる」という「甘え」は公の場、ビジネスの場では通用しないということですね。
「日本語独特の「婉曲表現」だけではなく、具体例をはっきり挙げて説明すると相手にも通じる」ともあります。
あと、難しいな、と思ったのは
頑張ってください
という言葉。
言う側としては声援のつもりでも、受け手としては部外者の「頑張れ」は逆効果を生みやすい。
昨年の震災時、「安易に使ってはいけないのではないか」とみんな感じたはずです。
で、著書の対処法としては「応援しています」だそうですが、これも安易には使えないよねぇ…
当初は、若者言葉だけを挙げているのかなと思いましたが、案外普段使ってしまう、聞き流してしまうような言葉が多くて、ちょっと考えさせられました。
正直、それはやり過ぎ、そこまで考えるべき?!と思うこともありましたが、やはり相手への「思いやり」「気遣い」が自分の「知性」につながるのかな?と思いました。
ブログやツイッターを始めて、特に言葉について考えるようになりましたが、実際は感情的になってたり、うっかりして「バカに見える日本語」を使ってることがあるかもしれないな…ってまたちょっと萎縮しそうです
いやいや、日本語を使うこと、練習することによって上達するようになる…と解釈して、「考えながら」続けていきたいと思います
いつも思いつくまま行動するのですが、今度は急に
算数がわかるようになりたい…
なんて思い始めました。
というか、本屋さんでこの本が目に留まりまして↓
小学校6年間の算数が6時間でわかる本 | |
間地 秀三 | |
PHP研究所 |
正直「ホントに?」って感じですが、本当に基礎の基礎、分数の計算から始まりました。
小学校の頃から特に、算数が大嫌いで、高校の数学までそれは続きました。
正直、よく高校が卒業できたなぁと思うほど。
模擬試験が一けた台だったこともあった…
だから「ゆとり教育」世代の人たちのことは、算数に関しては全く笑えない。
で、分数ですが…
通分してからの足し算引き算を案外間違ってしまう自分が怖かった
というか、落ち着いてやればわかるんでしょうけど、「分かったつもり」でチャッチャとやっちゃうから間違うんでしょうね。
嫌い→早く終わりたい→単純ミス→間違えて、やっぱり嫌い
こういう構図。
きっと、じっくり考えたくないんでしょう、嫌いなものって。
まだ小数の計算に入ったところですが、この先、最も苦手な図形やら文章問題やらが続きます。
この本が終わるころには、少しでも算数が好きになってればいいんだけどなぁ…・
読書
1年に10冊、新書を読めばいい方なんですが、急に「時代小説」が読みたくなりました(いっつも思いつきでスミマセン)
が、はぎおのお気に入り読書スペースは電車
青春きっぷのシーズンも間もなく終わり、電車通勤もしていない。
部屋では全く集中して読めず…
で、先日テレビを見ていたら、いい商品が紹介されてました。
防水ブックカバー
これならお風呂で読めるじゃん
早速購入です↓
ビニールでページを上手いことコーティングするように作られていて、カバーの内側からページがめくられる。
お風呂のフタを台代わりにして読むことにしました。
ちょっとフタが高いので、肩が凝るのが難ですが賑やかな音とは無縁の、静寂の中で「和服の世界」にどっぷり浸ってます。
ちなみに最初に選んだ本は
北原亞以子 「深川澪通り木戸番小屋」
短編集なので、1話読むとちょうどいい感じ。
いい読書場所を得られて、満足満足
ということで、小説を読むのはお風呂に決定
今まで読みたかった時代小説の文庫本、早速何冊か買っちゃいましたよ。
とはいえ、飽きっぽい性格
いつまで続くかわかりませんけど、購入した本を読破するまでは続けたいと思っとります。
読書…
あんまりしてません
しかも、今はもっぱら「新書」ばかり読んでます。
一番読書ができるのは、電車の中
なので、先日の青春きっぷの旅では、往復で2,5冊読んじゃいました。
でも滅多に乗らないしねぇ…
しかも、一言一句逃さず読むタイプではなく、結構「速読」に近いような、流れを追う感じで読むもんですから、後であんまり明確に覚えてない…
イカンなぁと以前から感じていた時に、この本を見つけました↓
つながる読書術 (講談社現代新書) | |
日垣 隆 | |
講談社 |
著者は年間何百冊も読む「読書のプロ」。
なので、完全にマネはできませんが、今後の読書の参考になればなぁとページをめくりました。
読書の目的とは…
楽しむため
調べるため
「自分とは何か」を調べるため
問題解決のため
行動のバネにするため(不安を解消するため)
考える力をつけるため
確かに、思い当たりますね。
いろんな場面で本を読みたくなります。
また、
面白くなければ本の価値はない
と断言してます。
確かに興味が持てなければ、その人にとって読んでも身にはつかないかも。
でも、「その本の面白さは、読みながら見つけていく」とあります。
そのためには、
気になったところには付箋を貼る/線を引く
感想を書き留める
注釈をしっかり読み、理解する
ネットなどで「読書会」を開き、自分の感想を披露する/人の感想を聴く
…などなど。
そのためには、好き嫌い・ジャンルを選ばず、その中から面白さを見つけていく。
そして、本との出会いをきっかけに、何かと誰かとつながることが、これからの読書には必要とされる‥・ようです。
ただし、多読ばかりを勧めているわけではないです。
人生に影響を及ぼさない本を何百冊読んでも意味がないと
この本を読んでも時間の無駄と思えば、止めてしまう…
結構読書術としては独特な意見ではないでしょうかね。
確かに線を引き、後で読み返すなんてできませんでした。
理由としては…最近図書館・古本の本が手に取れなくなりつつあります。
潔癖というわけじゃないんですけど、あのカビ臭いにおいでしょうかね。
で、つい新刊を買いますが、読んでも置き場所に困るので、後で売ることを考えて、キレイに読もうとしますよね
その件についても、厳しく指摘が…
それでは身にはつかないと。
はぎおのような読者は特に、ごもっともでございます
きれいに読んでちゃ頭に入らないってことね。
今は、スキャニングという方法もあるし、一番線を引いて読みたい新書などはスキャン→保存→処分してもいいんじゃないかな~なんて。
さすがに読書会を開いて意見交換…・まではできませんが、ブログに感想を書くってのはいいのかもしれません。
そのためには付箋やら線引きやらは必要ですね。
ちょっと今、時代小説に興味が出てきたので、読書の時間もちょっとずつ増やしていきたいですね。
お風呂の中とか
はぎおは完全にマイクロソフトユーザーなのですが、i-Pod、iTune登場以降、マックにお世話になる機会も増えました。
MS-DOSからのお付き合いですから、パソコンの進化はずっと見てきたつもりですがここ10年のパソコン、ネットの進化はすさまじくて、正直ついていけない
反面、素人でもパソコン操作が簡単になったことも間違いありません
それをけん引してきたといっても過言ではない
スティーブ・ジョブズ氏
正直、最近までよく知らなかったんですが亡くなった時の注目度を見て、いったいどんな人だったんだろうと、とても興味を持ちました。
完全にミーハーですが。
彼の頭の中は、いったいどんなだったんだろうと。
スティーブ・ジョブズ 神の遺言 (経済界新書) | |
桑原 晃弥 | |
経済界 |
彼の言葉に著者が解説をする形で、略歴・人となりがわかる本でした。
意外だったのが、仏教・禅道に傾倒していたということ。
仏教の中でもいろんなものをそぎ落としていくイメージのある宗教なので、彼が作った製品のシンプルさ、わかりやすさはここから来ていたんだなぁ~と実感です
金儲けのためではなく、便利さ・使いやすさを追い求めて、1日18時間も働く「ワーカホリック」
強い自信・信念は、心の底からの「探究心」のため、ということでしょうか。
成功ばかりではありません。自らが作ったアップルから追放されたことも。
それは、強烈なカリスマ性が受け入れられなかったということなのか…
生い立ち、仕事…様々なものと葛藤し、戦いながら、妥協せず、自信に満ち溢れた「生き方」を 貫いた人。そんな印象です。
天才にはなれなくても、彼の残した言葉はきっとどこかで役立つはず。
一番印象的だったのは、
「もしこれが地球で過ごす最後の夜だったら」
失敗しても、悔いの残らないような日々を、毎日過ごす。
今日当たり前にあることが、明日もそうだとは限らない。
そんな意味が含まれていると思いました。
特に今年は震災もあり、身につまされる思いです。
年末に、この本に出会ったことは、自分を振り返る意味で良かったのかもしれない。
日々、後悔のない生き方、できてるかな…
本屋で立ち読みして、ものすごく興味を持ったので、思わず買ってしまいました↓
広島学 (新潮文庫) | |
岩中 祥史 | |
新潮社 |
広島「学」というのがいいじゃないですか
何より、表紙の絵が、全国の皆さんの「広島のイメージ」を物語ってる感じで、思わず笑っちゃいました。
(やっぱりそんなイメージ)
著者は東京の方。
足しげく3年間ほど広島に通ってこの本を書かれたそうです。
他にも「札幌学」「博多学」など、地方都市の本を手がけられています。
広島の歴史から、気質、風土、地理、特産、そして「カープ」などなど、出身者でない分、冷静に分析されて書かれているような気がしました。
目次です↓
第一章 広島は世界遺産だけじゃない―土地柄と観光・交通―
この街を知るにはチンチン電車から
二つの世界遺産・宮島と原爆ドーム
それでも観光資源が少ない
じつは「広」くなかった…
記憶が定かではないのですが、恐らく2005年に観劇した舞台「黒蜥蜴」の会場で購入してそのままになっていたのを、急に読みたくなってページを開きました。
人生ノート | |
美輪 明宏 | |
Parco |
美輪さんの舞台も初めてで、特別ファンというわけではなかったんですが、当時「オーラの泉」での一言一言にとても興味があり、また、なにしろ「サイン入り」だったので、買っちゃいました
この初版は1998年。最近とはいえ、今とはちょっと状況が異なります。
でも、当時から、今の不安定な状況を見据えていたかのような内容が続き、ハッとする言葉がたくさんありました
古さを感じないんです
頭はクール、心はあたたかく
美意識が不況を救う
「男は強くて女は弱い」という錯覚
こだわらない、死にはしない
情報に踊らされない見識を
文化と知性を世界に売ろう
自分を育てる親は自分
人生はプラスマイナスゼロ
…目次より
日常生活から美意識、カルチャー、精神、マナー…
はぎおがいうのもなんですが、考えてみたら、昔は常識だったり。
でも、みんなが忘れかけてるのかな。
文体は語りかけるような感じで、最初はあっという間に読めますが、一言一言は重いです
読む人によってはムカッとしたり、反発したい気持ちになるかもしれない。
でも、美輪さんて、多くの経験を積み、様々なジャンルの人物と交流を深めた人。
常に世の中を冷静に見つめている美輪さんの思いは、本当にいろんなことを考えさせられます…
最近、「マンガ」をほとんど読んだことがない。本屋にしょっちゅう行くのに、コーナーに足を踏み入れたこともない。
世の中ではあんなに「ONE PEACE」がブームなのに、一度も
昔は、『週刊ジャンプ』が大好きで、毎号読んでました。そうだなぁ…社会人になるまでは、ずっと読んでた。
週刊誌で人気の作品は、ほとんどアニメ化され、結構見てました
コミケにまで行くほどマンガ・アニメオタクだったんですけどね
別に、大人になったから読まなくなった…訳じゃないんです。
その当時、面白いと思うものがなくなって、次第に離れてしまいました。それっきり。
興味はあったんですよ。
「鋼の錬金術師」とか「テルマエ・ロマエ」とか…
こんな記事を読みました。(産経新聞9.25「漫画を読んでますか?」)
マンガって、最近は外国にも広まって、特にフランスでは日本ブームが続いてますよね。
これって、本当に「文化」ですね。
まさに「COOL JAPAN」 。
考えてみたら、高水準のマンガやアニメを子供の頃から見て育った日本の子供って、贅沢なのかもしれないね
ただ、そのブームにも危機感があるという。
日本という国は文化の育成には冷淡というか、無理解な面がある
そう記事にあります。
マンガやアニメ・音楽・舞台・映画…海外で評価が高いのに、国が支援してくれたものがどれだけあったかなと、首をかしげます
楽しいだけでなく、、辛い時、悲しい時その時々に思い出すカルチャーって誰にでも必ずあるのに。
歴史的文化も無くなりつつあり、政治も経済もダメ。今日本が誇れるのは、これだけかもしれませんねぇ…
これを大事にしていかないと、本当にダメな国になってしまうかも。
たかが「マンガ」「カルチャー」ではなく、この勢いに乗らないと…(もう乗り遅れつつある)
このままでは「日本の漫画の起源はアチラの国」ということにもなりかねない。
と結んでありますが、言いかねませんよね…アチラの国
文化に親しむべく、久しぶりにマンガを読んでみますか。
今、何が面白いんだろう…
旅の最中、いろいろと本を持って行ってましたが、唯一読破したのがこの本↓
大人の流儀 | |
伊集院 静 | |
講談社 |
実は、伊集院さんの本を読むのは初めてでしたが、この帯に心を惹かれまして。
「こんな時、大人ならどう考え、どう振る舞うのだろう。「本物の大人」になりたいあなたに捧げる、この一冊。」
年齢的には充分大人なんですが、「大人の振る舞い」って考えますよね
例えば
上司に意見をしなければならない時
人を叱らなければならない時
とてつもない悲しみに包まれた時
いろんな「問題提起」をされています。
その解答は実際「人それぞれ」だと思いますが、伊集院さんは、結構「昔かたぎ」な感じ、「硬派」だと思います
ちょっと意地悪に書けば「オヤジ」かな
でも、結構納得・うなずけました。「なよなよ」はぎおも案外「男っぽい」のかもしれない…
いやいや、「常識的」なことを書いてあると思いますが、今の20代くらいの人たちがこれを読んで、どんな感想を持つか聞いてみたいところです
ただ、こんな骨太な伊集院さんも、前妻夏目雅子さんの死はなかなか受け入れられなかったと、当時の思い出を書き綴っています。
あまりに突然のことでしたからね。それに、病気になってからも明るさを見せる夏目さんの姿は、文章で読んでいても痛々しくて…
でも
「どんな悲しみも終わりがある」
時が解決してくれる、と結んでいます。
悲しいことには我慢せず、涙を流す。でも、時が解決してくれる…はぎおもそう信じたいです。
また、折を見て読み返したい、そう思う本でした。
年齢とともに(という言い訳はしたくないけど)、「慣れ」とともに「つまんないミス」が増えるのが、悩みの種。
とにかく
「すぐ忘れる」
ことが一番の悩み
で、目に留まったのがこの本↓
「事務ミス」をナメるな! (光文社新書) | |
中田 亨 | |
光文社 |
『アナログからデジタルへ、時代が変わるとともに「うっかり」が許されない時代』
確かに、キーボードの1字が違うだけで、全く違う結果になりますからね…怖いことです
内容は、哲学者の説から「間違いのメカニズム」を挙げ、ミスの解決方法を導き出していきます。
解決方法として6パターンを挙げ、それぞれの事例に対して具体的に解説されています。
読んだ感想からすると、「解決法は1つではない」と。
あらゆる具体策でミスを減らす、その方向に持っていく…という感じでしょうか。
読んでいて、目新しいことは書いていません。ちょっと偉そうですが、こんな自分でも大いに納得できる「当たり前」のことが書かれていたように思います。
やはり「失敗の経験から、ミスをなくす方法が生まれる」ということでしょうか。
で、はぎおのミスについてですが、やはり慣れていてもどこかに緊張感を持って何事にも取り組まなければいけないってことかな…と反省したのでした