子供の頃から、自分よりもず~ッと年上の役者さんに魅力を感じていたはぎおでございます。
それは今も変わりません
ま、子供時分の年上と言えば、20代~30代。
今のその世代の人たちよりも、ホントに大人でした
で、今はと言えば・・・・同世代はもちろん、50代、60代、そして70代・・・・色気もあるし、ケレン味もあっていいですよねぇ。
何しろ、男っぽい
今の若い役者さんたちからはあんまり感じられない魅力です。(もちろん、そういう人もいますけどね)
最近特に、ベテラン、いや「ジジィ」パワーが世の中席巻してる感じで。
話は変わりますが・・・
多分「また~」と思われそうですけど
「太陽!」関連でも「江戸の朝焼け」でも取り上げましたが、実は、ブログ開始当初にも書いていた
沖雅也さん
ま、多分、同じことの繰り返しになりますが、また聞いてやってください。どうしても、イメージ的に「太陽!」のスコッチや、「必殺仕置屋稼業」の市松など、クールな役柄が多かったようですが、「俺たちは天使だ」のようなコメディや「江戸の朝焼け」のような熱血漢など、いろんなキャラクターを演じられる俳優。美形でしかもガタイがいい。今、あんまりいないですよね。
喜怒哀楽が激しくて、正義感が強くて、見ていて本当に気持ちいいキャラでした。
沖さん自身、運動神経抜群でアクションもできるし、明るい性格だったというし、きっと年齢的にも無理せずバッチリ合う感じ。
きっと、クールな役柄は、楽しむ反面、自分を抑え込んで、無理して作ってたのかなって。
だからこそ、明るい役で発散してたんじゃないかな~。
晩年の作品で、「蒲田行進曲」の銀ちゃんを演じていました。小夏は大原麗子さん、ヤスは柄本明さん。
芸達者に囲まれて、それはもう見たことないような「熱演」で。
テレビ作品ながら、演出も確かつかさんご自身ということもあったせいか、テレビではオーバーに感じるくらいでしたが、逆に「舞台」で観たかったなぁと。
きっと、彼は本来そういう 発散型の役者 だったんだろうなぁと、今さらながら感じます。
時代はだいぶ変わったけれど、もし彼が今でも健在で、ベテランの味が加わって活躍を続けていたなら、どんな役者になっていたか・・・・
見られないのが本当に残念です
近藤正臣さんも、最近注目してます。
昔はそれこそ、「柔道一直線」で足の指でピアノを弾くという離れ業をやってのけたクールな敵役で一世風靡し、その後は天才探偵「神津恭介シリーズ」でこちらも華麗な手品を披露しながら冷静に事件を解決していく役柄。イメージ的にもプレーボーイ、クールなイメージの役柄が多かったのですが・・・
いつの頃からか、喜怒哀楽の激しい役(最近だと「陽炎の辻」の人情深いしっかり者の番頭さんが良かったですね)、「龍馬伝」の山内容堂のような、得も言われぬ迫力のある役柄など、「個性派俳優」の地位を確立してきました。
「龍三と七人の子分たち」もすっごく楽しみ
普段のトークも、関西弁丸出しの、どこにでもいる「おじさん」という感じで、当初のイメージはどこやら。
でも、様々な役をこなして、そういう「味のある」役者さんになっていくのかもしれませんね。
主役はもちろんのこと、息の長い役者さんの多くは、若い頃「チンピラ」とか「凶悪犯」とか、さんざん「悪役」を演じたうえで、年を重ねて重厚感のある、どっしりとした「ベテランの味」を出していくんでしょうね。(そういえば、愛する鹿賀さんも、若い頃はチンピラ役が多かったよなぁ~)
もちろん、健さんのように、イメージを貫き通すという方法もあるかもしれませんが、それは稀なケースで。
それだけに、若い頃の「当たり役」「ヒット作」をイメージを引きずってしまうと、なかなかそこからの「脱却」って難しいのかも。
今の楽しみは、「この役者さん、昔は犯人ばっかりだったのに、最近いい味出してるなぁ」とか逆に「昔は二枚目だったのに、最近面白いし凄味がある」という発見をすることかもしれません
遠藤さん、ナレーションはともかく、CMとかで見せるあのコミカルな味は、「太陽にほえろ!」のゲストや「華やかな誤算」の頃には想像すらできませんでしたよね。
松重さんも「孤独のグルメ」の井之頭五郎なんて当たり役に出逢うことを一体誰が想像できたことか……(@_@;)
こんにちは。
エンケンさん…あんなにメジャーになるとは夢にも思いませんでした(~_~;)
「悪役専科」の期待の星?!かと思われましたが、今では強面だけどいい人、の代名詞のようで(^^)
松重さんは、かれこれ20年前の蜷川さんの舞台が初見。ホント、彼も主演を張るようになろうとは!
でも、どちらも「唯一無二」な存在ですよね~!大好きですU+266C
昔から様々な作品で、怪演につぐ怪演(笑)
悪者・弱者・クセ者・被害者・加害者、まさかのウルトラマンに変身(爆)と多岐に渡っております。
ですが、最近、心優しい家老とか演じるようにもなりました。
絶対、お前黒幕だろう!というコチラの目測を外すまさかの慈愛モード(爆)
でも、今でも、怪演系もまだまだいける雰囲気をお持ちでもあります。
同じ系統(混ぜるな危険)には、蟹江敬三さんがいらっしゃいました。
エンケンさんやマッチゲさんも、昔と今では割り振られるキャラクターに広がりが出てきましたよね。
あ、もちろん近藤正臣さんも。
役者さんて、多面体の方だなとつくづく思います。
その多面性を活かせる状況が多くなって欲しいと思います。
沖さんがどういった熟成をみせたか、やっぱり見たかったな(溜息)
こんにちは。
石橋さん、私の最近のツボのお一人です。
勝手に「レンジ」と呼び捨てしちゃったりして(^^ゞ
まぁとにかく昔は悪役、すぐ殺されちゃう人・・・いいイメージなんて全くなかったですが(^_^;)ものすご~く印象に残る人でしたよね。
最近は特に「時代劇」でご活躍で。長身で体格も姿勢も良くて、意外にも?!殺陣がお上手なんですよね。言葉も丁寧だし。そして笑顔もかわいらしくて、好きです^m^
蟹江さんも、子供の頃は「ホントにキレてる?」くらいの「怖い人」のイメージでした・・・でも年々ホンワカとした役柄、ダメ親父だったり、威勢のいいおじさんだったり・・・「頑固おやじ」的な感じの役など、まだまだ見たかったですよね(T_T)
若い頃からいい意味で枯れてイメチェンしていく・・・なかなか難しいかもしれませんが、どんな形にしても第一線で活躍し続けるには大変なことですね。
ドラマ制作が難しくなっている今、「龍三と七人の・・・」じゃないですけど、ああいうベテランが主のドラマなんていかがでしょうかね(^_-)-☆