なんかカールしてる

良いことあったら、ちょっとおしえましょう。

野放図ガーデンに訪問者

2016-04-16 22:30:47 | お庭のはなし
  お昼はおそば。まめやさんの分厚い揚げをシイタケといっしょに甘辛のふくふくに炊いておそばにのせました。

 洗い物をしていると、台所の窓の外に小学生のヘルメット軍団が(といっても三人)集まって何やら相談している様子が見えました。もじもじと、ウチに用事だけれど言えないでためらっている感じ。
ちょうど夫が庭でメダカの鉢をそうじしていたので、「子どもたちがなんか用事があるみたい」と伝えました。夫が顔をのぞかせると、ウチの庭先に入りたいと言っているもよう。

 なんの目的で?ボールが入って、取りにきたのかな?と思いわたしも庭に出てみました。
ご近所の三年生の男の子が丁寧な口調で言っています。「トカゲを採りたいので入っていいですか。」
もう一人の男の子が、「この子、家でトカゲ飼ってたん。」と助け船。あぁ、そういう用事かあ。
どうも前に、ウチのカーポートの下のツルニチニチソウの植え込みのあたりで捕まえたことがあるようです。「あれはカナヘビやよ。」とわたし。(子どもにはこのあたりの言い回しを使ってみる)

前にブログでも書きましたが、隣に新築のお宅が建ってから、それまでしょっちゅう出没していたカナヘビくんがすっかり姿を消したことがありました。今年は、それが戻ってきてちょろちょろとたくさんお目にかかるようになり、なんとなく喜んでいたところでした。
 
わたしはべつに捕まえさせてもいいかなと思ったのですが、夫は「捕まえるの、無理なんちゃう?」と言っているし、あまり乗り気ではない様子だったので、なんとなくお断りしたような感じになりました。
夫も息子も、カナヘビがかわいそうと言っていましたが、どうなんだろう…?

近くの公園は砂利がひいてあって樹が何本かあるだけだし、ご近所のお家はみんな草も生やさないようにコンクリートが打ってあったり、人工芝貼ったりしているし、そんな生き物がいるのは確かにウチぐらい
かもしれないのです。野放図ガーデンだから。
小学生の男の子にとってはちょっと魅力的なのかもしれません。ゲームばっかりしてるより、いいと思うけどなあ。どうかなあ…。

 男の子はトカゲと言い、わたしはカナヘビだと思い、どっちなのと思ったので調べてみました。そしたら
結局どちらも住んでいることが判明しました。メタリックブルーのしっぽを持つトカゲくんと、太い黒いストライプ二本が目立つカナヘビくん。男の子のおかげで勉強になりました。今度会ったら教えてあげよう。

 夕方近く、大きな樹がたくさんある公園へ行きました。聞きなれない鳥の声がするな。春はみんなきれいな声でさえずっているのに、なんかギーとか、ジーとか変な声だなと思って、声の主を探してみました。すると小さな鳥がいて、たまにコンッと枝をつついています。夫としばらくながめて、なんとなく得したような気持ちになって帰ってきました。木をつつく鳥にこんな所で会えるなんて。

調べてみたら、コゲラでした。小啄木鳥とも書くみたい。なんか、この知らない生き物に出会えたわくわく感…今日の男の子もこんな気持ちでウチに来たんじゃない?探すぐらいさせてあげてもよかったんじゃない?と思ったのでした。やっぱり。


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