Enchanted Serendipity

Love generously, praise loudly, live fully.

ステキな出会いと夢

2008-07-26 | *pink diary*
今日、国立成育医療センターでYAのワークショップというかミニショーがありました。




そこでの出来事。





YAも初の病院でのWSということで、ミニショーとhappinessを簡単にみんなでやりました。






子どもたちの笑顔が嬉しかった。






そこでの若年性リウマチの高校生の女の子との出会いはちょっと嬉しい出会いでした。
彼女のお母様に、性格的にショーに参加するより観ていたい女の子と聞いていたし、通訳として彼女に私が紹介されると、“え?!交流するの?”とちょっとシャイな様子だった彼女。会話も最初は続かず…楽しんでくれるといいなと願いながらショーがはじまりました。
happinessでのソロも座席から行き、座席へ。とか、みんなで舞台で歌うときも、座席からだったけど、彼女の中に確実な変化があったと思います。
確かに、病気のせいで、立っているのがつらかったりとかあって、みんなとまったく同じようにはできなくても、YAのショーから、YAとの交流の中から、彼女はたった1時間半で変わりました。





ショーが終わってYAの1人と私と3人でおしゃべりが終わったあとのこと、
彼女が私に“医学生なんですか?”と聞いてきたのです。
高校1年生の彼女、進路に迷っているようでした。
自分の経験から、医療に興味があり、また自分の身体問題で一般的な職業にはつけないと考えているしっかりものの高校生はアメリカで勉強している私に自分の進路の悩みなどを話してくれました。
最初はシャイでなかなか話してくれなかったのに、たっくさん笑って、たくさんお話してくれて、私はそれがとってもとっても嬉しかった。
私も自分の夢とか病気したこととか、なんでこのプロジェクトに関わっているのか、とか色々お話して、楽しかった。






偶然にも自宅も近くて、またお話する予定です。






そんなステキな出会いがありました。
そう成育のドクターたちもステキな方々で、来年、形成の見学(実習)に
絶対行きたいと思います。







そうそして、このワークショップが私を初心に戻してくれました。
私の夢のひとつに、ミュージカルセラピーの確立があります。
どんなものになるのかまだわからないし、ただいままさに模索中で、
音楽療法とかドラマセラピーの専門家の方々にお話を聞いたりしているところです。






基本的には先天奇形を持った子どもたちのメンタルな部分のためにそれを作りたいのですが、身体疾患(もちろん精神疾患も)によって起こるメンタルのマイナスの部分に働きかけるセラピーを目指しています。
で、ちょっとあせってた。
WSなら、セラピーならこどもたちをどう巻き込むか考えてた。
巻き込むことを考えすぎてて、初心を忘れてた。
今回、事前MTGで巻き込みが少ないことを知って、少しだけがっかりしちゃったけど、それは私の間違いだった。






ショーを観て、楽しんでる子どもたちの姿で、はっとしました。
私がミュージカルセラピーを作りたいと思ったのは、
自分が病気のときにミュージカルに支えられたからです。
それで生きてて良かったって思えて、泣きました。
本当に支えられました。









だから、あせらずにミュージカルセラピーを探っていったらいいし、子ども巻き込み型だけじゃなくて、BroadwayのKids Weekみたいに、疾患を持った子どもたちにミュージカルを鑑賞してもらうプログラムを忘れちゃダメって思いました。







今日のWSは出会いあり、夢の再発見・再確認ありで、私にとってはとっても意味のある1歩でした。







もともとこのプロジェクトと目的と私の思いには少しギャップがあります。
それはたぶん、私がソーシャルワーカー的な立場ではなく、ドクター的立場からエンターテイメントと医療の融合を考えてるからだと思います。







やっぱ、がんばっていい医師になろうって思いました。色んな意味でね。