思いつくまま

思いついたことを書いています。

日垣隆著『ダダ漏れ民主主義 メディア強者になる!』(講談社)を読む。

2010年09月02日 22時22分22秒 | 読書
この本は面白かったが、自分には何も残らないかもしれない。
現在の世界で起きていることは、「100年に一度の激変だ」と言われることがあるが、本当にこの先どうなるのかわかわからないくらいにネット世界は変化している。

タイトルにある「ダダ漏れ」、Twitter、USTREAM、ニコニコ動画、どれも個人で簡単にダダ漏れし放題、一億皆ダダ漏れな世の中になった。
iPhoneにiPadにキンドル、もう重いノートパソコンなんか持ち歩かなくてもネットの便利さを十分に享受できる。 ただ、充電が切れたらただの塊。

産経新聞、無料アプリで読めるようになって、新聞としては自爆準備完了・自殺行為・お陀仏。 「セカンドライフ」が日本や世界を変えると断じていた方々、お元気ですか。「Web 2.0」ではなくて今や「Web 3.0」とさえ言える。

吉行淳之介、何人かの愛人が次々に書を書いた。すなわち、高山勝美が『特別な人』、大塚英子が『「暗室」日記』、本命愛人の宮城まり子が『淳之介さんのこと』、そして打ち止めが本妻の吉行文枝が『淳之介の背中』を書いた。恐ろしいなぁ。

自分の書いた消してないブログやTwitterのつぶやき、将来誰かが再発掘して再評価してくれることがあるのだろうか。 ネット空間というかクラウドには宇宙ゴミだらけではないか。

スポーツなどの生観戦、結局何が起こっているのか、後で家に帰ってから暑さ寒さも臭いも何も感じられないTV中継録画を見てようやく事情を把握できることもあるさ。

個室に露天風呂が付いている高級旅館に泊まるカップル、女性を呼ぶ時は「奥様」ではなくて「お連れ様」なんだなぁ。

精神鑑定人で有名な福島章氏、志村けんが演じる「変なおじさん」=変質者・ロリコン趣味ですか。北朝鮮から受け取った遺骨のDNA鑑定をした吉井富夫氏の鑑定って信頼に足りるのか足りないのか。

国策としての「ヒロポン」(覚醒剤)=「突撃錠」=24時間戦えますかの「リゲイン」だった。

ワードプロセッサの「文豪」は懐かしい。 ウイルスバスター、よく悪さをするなぁ。

「正露丸」は「ロシアを征服せん!」に由来するとか、「背広」がロンドンの洋服店街の名前「セヴィル・ロウ」が語源であるとか、いろいろ雑学もちりばめられていた。
コメント
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