本日は、2023年5月28日(日曜日)です。
一歩も家から出ず、概ねテレビ📺と昼寝で過ごしています。
16:36現在「Netflix」の「ヤキトリ」を5話まで観終えました。
(2023年6月4日 10:39追記:この日、2023年5月28日は、この記事を書いた後に「ダンジョン飯(6)」を再読し終えて、記事にまとめました。なおかつ上記「ヤキトリ」も全話鑑賞しました。)
以下は、映画鑑賞記録です
「来る」🐛
監督 :中島哲也
出演 :岡田准一、妻夫木聡、黒木華
制作年:2018年
制作国:日本🇯🇵
2023年5月27日(土曜日)の午後15:00頃までにかけて「Netflix」で鑑賞しました。
概要
澤村伊智の小説「ぼぎわんが、来る」の実写映画化。
森の中にいる少年と少女、少女は「私は悪い子だから呼ばれた」と語り、少年=田原秀樹(安田逸星)に向かい「あんたもあれによばれる、嘘つきだから」と告げ、その後少女は行方不明になる。
大人になり、東京でサラリーマンをしている田原秀樹(妻夫木聡)は、法事のため婚約者の香奈(黒木華)と秀樹の実家にやってくる。慣れない相手の実家、また自身が自堕落で子育て放棄した母親との間で育ち、家族というものが分からず居心地の悪い香奈と。気配りをしているようで本質は、香奈の事に気など配れていない秀樹。その夜秀樹は、幼い頃に病床の祖父のそばにおり、外から恐ろしい何かが来た時の夢を見る。
その後、結婚式を迎える秀樹と香奈、二次会のパーティーでも気疲れした香奈に対し、秀樹の親友として紹介された民俗学の准教授、津田大吾(青木崇高)は気配りを見せる。
その後、妊娠した香奈は、妊娠を秀樹に報告。喜んだ秀樹は、妊娠と子育ての記録のため、イクメンパパとして子育てブログを開設する。
感想
原作は未読。
ホラーの中でも、日本の心霊ホラーや、海外のスプラッタホラーは苦手で、前情報のない映画は“ホラー”というだけで(どんなホラーか分からないので)警戒し、積極的には手を出さない私ですが。今回は監督やら出演者から、なんとなく“面白いかも”と感じてしまい💦「Netflix」でチョイスしました。
大きく三部構成なんかな…
擬似イクメン、妻夫木聡演じる田原秀樹が…
居心地悪いに決まっている実家の大家族や、自分の友人達に妻を無配慮に放り込み
イクメンと称してブログ更新するも、その実妻にも娘にも気を配れていない若干ダメな人格(愛すべきダメではなく、逆にクズすぎるわけでもなく、普通のダメ)
この彼が、悪霊っぽいやつ=ぼぎわん(?)に狙われてしまって、岡田准一、小松菜奈、松たか子+柴田理恵に助けを求めるも、結局、高性能すぎる悪霊の能力の前には抗えず💦…という話と。
語り部が黒木華演じる田原香奈に変わって…
彼女の、同情すべきなのか、そうでもないのか、の辛い人生感を見せられ、ここに岡田准一演じる野崎和浩の過去やトラウマが挿入され、結局、高性能すぎる悪霊の能力の前には抗えず💦…という話と。
松たか子演じる大霊能力者が中心となった、大除霊の話。
雰囲気は夢枕獏の「陰陽師」とか「闇狩り師」みたいな感じに。
なので、ホラーというよりも伝奇小説(の映画化)なんかなこれ。
前述した三部構成風味に沿って、
最初は主人公が、妻夫木聡演じる田原秀樹で、彼が恐怖体験に遭ううち、子供の頃に起こった事件などに迫り、解決していく話と思わせられるのだけど…
もっとキャラクター性の高い岡田准一演じる野崎和浩とその仲間達(小松菜奈、松たか子+柴田理恵)が登場し主役が交代。
かつ、妻夫木聡はひどい死に方をしてしまって…
妻夫木パート途中から、黒木パートまでは…
(黒木華演じる田原香奈はパートで働いていたのでこの●●パート表現はややこしいけど💦)
…岡田准一演じる野崎和浩が物語を解決しようとしている、過去にトラウマを抱えた主人公に。
でも、さらに強いキャラの松たか子演じる比嘉琴子が出てくると、彼女が主役の魔界大戦ものにシフト。
(原作は「比嘉姉妹シリーズ」となっており、だから松たか子主役っていうのが正しいところなんかな…読んでないから分からないけど)
最終的には、結果、何も役に立たなかったけどトラウマと戦った岡田准一がやっぱり主演という感じ。
と、視点が移っていく部分は、小説だと面白い部分な気がしますが、
(原作小説は一人称視点が、妻夫木聡が演じた役→黒木華が演じた役→岡田准一が演じた役と、と移り変わるらしく、ここが評価されている点だったり、面白いポイントとの事)
映画だと(小説再現のためこうしたんだろうけど)散漫になるというか、観づらいというか…なんとなく締まりが悪いです
最後の方のよく分からない展開と合わせて、何も考えず煮詰めず書いた脚本に思えるというか。
だから前半は、どうなるかと思う部分もあって、
結婚に伴う負のイメージを見せてヒリヒリさせたり、少し面白かったけど…
途中から観づらいし、最後は何がどうなっているのか何が正しいのか分かんないし…で面白くなくなるという映画。
…単純に因果応報でもないしなぁ
…オチた後、味方がどこまで生きているのかとかグダグダで分からんし
…悪霊だか妖怪だかを撃退できたのかもよく分からんですし
よく分からない中でも“松たか子無双”みたいな展開なら、まだ話が締まったかもですが、松たか子も弱くて結局ダメだったみたいに言われる始末。
テンポは悪くないですが(故に観れますが)、結果つまらない話の映画というのが総評です。
点数は、3点弱(5点満点中)です。
あと、沖縄の霊媒師の方々がお登りしてきて交通事故に遭うシーンは、地元北九州市、太陽の橋付近でした。
では、このあたりで
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一歩も家から出ず、概ねテレビ📺と昼寝で過ごしています。
16:36現在「Netflix」の「ヤキトリ」を5話まで観終えました。
(2023年6月4日 10:39追記:この日、2023年5月28日は、この記事を書いた後に「ダンジョン飯(6)」を再読し終えて、記事にまとめました。なおかつ上記「ヤキトリ」も全話鑑賞しました。)
以下は、映画鑑賞記録です
「来る」🐛
監督 :中島哲也
出演 :岡田准一、妻夫木聡、黒木華
制作年:2018年
制作国:日本🇯🇵
2023年5月27日(土曜日)の午後15:00頃までにかけて「Netflix」で鑑賞しました。
概要
澤村伊智の小説「ぼぎわんが、来る」の実写映画化。
森の中にいる少年と少女、少女は「私は悪い子だから呼ばれた」と語り、少年=田原秀樹(安田逸星)に向かい「あんたもあれによばれる、嘘つきだから」と告げ、その後少女は行方不明になる。
大人になり、東京でサラリーマンをしている田原秀樹(妻夫木聡)は、法事のため婚約者の香奈(黒木華)と秀樹の実家にやってくる。慣れない相手の実家、また自身が自堕落で子育て放棄した母親との間で育ち、家族というものが分からず居心地の悪い香奈と。気配りをしているようで本質は、香奈の事に気など配れていない秀樹。その夜秀樹は、幼い頃に病床の祖父のそばにおり、外から恐ろしい何かが来た時の夢を見る。
その後、結婚式を迎える秀樹と香奈、二次会のパーティーでも気疲れした香奈に対し、秀樹の親友として紹介された民俗学の准教授、津田大吾(青木崇高)は気配りを見せる。
その後、妊娠した香奈は、妊娠を秀樹に報告。喜んだ秀樹は、妊娠と子育ての記録のため、イクメンパパとして子育てブログを開設する。
感想
原作は未読。
ホラーの中でも、日本の心霊ホラーや、海外のスプラッタホラーは苦手で、前情報のない映画は“ホラー”というだけで(どんなホラーか分からないので)警戒し、積極的には手を出さない私ですが。今回は監督やら出演者から、なんとなく“面白いかも”と感じてしまい💦「Netflix」でチョイスしました。
大きく三部構成なんかな…
擬似イクメン、妻夫木聡演じる田原秀樹が…
居心地悪いに決まっている実家の大家族や、自分の友人達に妻を無配慮に放り込み
イクメンと称してブログ更新するも、その実妻にも娘にも気を配れていない若干ダメな人格(愛すべきダメではなく、逆にクズすぎるわけでもなく、普通のダメ)
この彼が、悪霊っぽいやつ=ぼぎわん(?)に狙われてしまって、岡田准一、小松菜奈、松たか子+柴田理恵に助けを求めるも、結局、高性能すぎる悪霊の能力の前には抗えず💦…という話と。
語り部が黒木華演じる田原香奈に変わって…
彼女の、同情すべきなのか、そうでもないのか、の辛い人生感を見せられ、ここに岡田准一演じる野崎和浩の過去やトラウマが挿入され、結局、高性能すぎる悪霊の能力の前には抗えず💦…という話と。
松たか子演じる大霊能力者が中心となった、大除霊の話。
雰囲気は夢枕獏の「陰陽師」とか「闇狩り師」みたいな感じに。
なので、ホラーというよりも伝奇小説(の映画化)なんかなこれ。
前述した三部構成風味に沿って、
最初は主人公が、妻夫木聡演じる田原秀樹で、彼が恐怖体験に遭ううち、子供の頃に起こった事件などに迫り、解決していく話と思わせられるのだけど…
もっとキャラクター性の高い岡田准一演じる野崎和浩とその仲間達(小松菜奈、松たか子+柴田理恵)が登場し主役が交代。
かつ、妻夫木聡はひどい死に方をしてしまって…
妻夫木パート途中から、黒木パートまでは…
(黒木華演じる田原香奈はパートで働いていたのでこの●●パート表現はややこしいけど💦)
…岡田准一演じる野崎和浩が物語を解決しようとしている、過去にトラウマを抱えた主人公に。
でも、さらに強いキャラの松たか子演じる比嘉琴子が出てくると、彼女が主役の魔界大戦ものにシフト。
(原作は「比嘉姉妹シリーズ」となっており、だから松たか子主役っていうのが正しいところなんかな…読んでないから分からないけど)
最終的には、結果、何も役に立たなかったけどトラウマと戦った岡田准一がやっぱり主演という感じ。
と、視点が移っていく部分は、小説だと面白い部分な気がしますが、
(原作小説は一人称視点が、妻夫木聡が演じた役→黒木華が演じた役→岡田准一が演じた役と、と移り変わるらしく、ここが評価されている点だったり、面白いポイントとの事)
映画だと(小説再現のためこうしたんだろうけど)散漫になるというか、観づらいというか…なんとなく締まりが悪いです
最後の方のよく分からない展開と合わせて、何も考えず煮詰めず書いた脚本に思えるというか。
だから前半は、どうなるかと思う部分もあって、
結婚に伴う負のイメージを見せてヒリヒリさせたり、少し面白かったけど…
途中から観づらいし、最後は何がどうなっているのか何が正しいのか分かんないし…で面白くなくなるという映画。
…単純に因果応報でもないしなぁ
…オチた後、味方がどこまで生きているのかとかグダグダで分からんし
…悪霊だか妖怪だかを撃退できたのかもよく分からんですし
よく分からない中でも“松たか子無双”みたいな展開なら、まだ話が締まったかもですが、松たか子も弱くて結局ダメだったみたいに言われる始末。
テンポは悪くないですが(故に観れますが)、結果つまらない話の映画というのが総評です。
点数は、3点弱(5点満点中)です。
あと、沖縄の霊媒師の方々がお登りしてきて交通事故に遭うシーンは、地元北九州市、太陽の橋付近でした。
では、このあたりで
そういうカルト系を日本でやってみたって感じの映画でしたね。
自分としてはまずまずの出来と感じました。キャストも一流ですし。
Jホラーの失墜は低予算で有名所を使わなくなった、小粒の役者を使わざる得ない演技力の低下が原因だと思ってるので。
そういう点では羽振りの良い、近年稀に見る作品なんじゃないすかね。
後半の除霊祭りに労力を割きすぎですがw
原作では、なぜぼぎわんに狙われるのか、そもそもぼぎわんの正体とは?という部分も描かれてるらしいので、そこを映画に組み込んでほしかった。
何だかだ未だに続編を望んでる、思い出深い映画です。
私もキャスティングで力入ってるなと思って観た映画でした。
最後の方の除霊が、準備描写が長い割に、結局うまく行ったのか行かなかったのかも分からず。
松たか子がどうなったのか?
岡田准一と小松菜奈がどうしたかったのかもイマイチ曖昧で…
こんなことならもっとホラー色を強めた、キャラ全滅ホラーとかの方が良かったのかもというのが私の思いです。
では、また来てくださいね。
今後とも宜しくお願いします。