映画の内容の重さに、ふざけた(そして感の悪い)サブタイトルを付けることを投げだしたピロEKです
昨日の北部九州地方、夕方の丁度帰宅時刻にに凄い豪雨
傘差してても服着たまま水に入ったぐらいビショビショになってしまいました
今日もなんとなくシトシトな天気…梅雨らしくなってきましたなぁ
以下は映画鑑賞記録です。
「リダクテッド/真実の価値」
(監督:ブライアン・デ・パルマ、出演:パトリック・キャロル、ロブ・デヴァニー、イジー・ディアズ、2007年アメリカ/カナダ)
TSUTAYAさんで「大決戦!超ウルトラ8兄弟」、「僕らのミライへ逆回転」と一緒にレンタル。
2009年5月31日(日曜日)の深夜…後半少しだけ日をまたいで2009年6月1日(月曜日)にかけて鑑賞。やっと5月鑑賞分を消化
ストーリー
イラクで実際に起こった、米兵による14歳の少女レイプ及び彼女を含む家族4人惨殺事件を題材にしたフィクション作品。
戦争をビデオ撮影し映画学校入学のアピール材料にしようとイラク戦争の兵役に志願したエンジェル・サラサール上等兵(イジー・ディアス)。彼が任務についているサマラの検問所は自爆テロの標的ともなっていた。検問所の減速の指示を無視した車両に対し発砲するが乗っていたのはテロリストではなく産院へ急ぐ妊婦だった…、やがて部隊の曹長がテロの犠牲となる…。米軍はこのテロの証拠捜査を名目に一軒の民家に踏み込む。無実だったその民家の少女に目を付けたリノ・フレーク上等兵(パトリック・キャロル)らが乱暴目的に民家に押し入ると言いだす。
詳しくは…http://www.cinemacafe.net/official/redacted/
ピロEK的感想&点数
DVDパッケージにあるフル装備アメリカ軍兵士。
こいつに惹かれてレンタルしたんですけどねぇ
…そんな浮かれた気分で観るなんてトンデモナイ
こいつは怖い映画です
いくらミリタリーフィギュアが好きな私としても、カッコイイとか言いながら観るってのは流石にダメかも…と思わせる重たい映画でした。
犯行に及ぶアメリカ兵は、戦争の凶器に中てられた部分もある…的な描写もありましたが…要は言葉も通じず、人種が違う相手を真っ当な人間とみなしていない…ってな部分もあるんでしょうねぇ
元々そういう人間だと、そういう人間性の根本的な部分ってのは多分、変えられないと思うんですよね…洗脳でもされない限り。
だとすれば理性による制御力を高めるしかない。
んだと、個人的には後者しか無いと思っております。
根本を直すのは洗脳。理性を高めるのが教育。
…と私は思っているので、教育って重要
でも、死と隣り合わせの戦場で理性が保てるかなんて自信は無いですし…。
刑務所に行くか、戦場に行くかの選択肢で戦地に送られた兵士に教育なんて言っても泥縄
仮に理性を高めた高貴な軍隊があったとしますね。
その場合、現在のアメリカ軍より生還率が高くなるんですかねぇ
むしろ逆になる可能性も…
で、戦争に勝てるんですかねぇ
2000人のうち本当の敵は60人でしたっけ…
より理性的に対応していたら、その60人のテロがまんまと成功しちゃったかもしれない…
まぁ私如きが答えを出せるわけもないので、こんなところにしておきますが…
好むと好まざるとに関わらず、間接的にこの粗暴かもしれないアメリカ軍の傘の下にいる我々。
答は出せなくても、考えるぐらいしないとイカンのではないかと思わせられた作品でありました。
あえてマイナスポイントに思った点も…
「リダクテッド」というのは、報道すると都合の悪いものを編集で隠すということらしいです。
個人情報保護のための目線やら、報道規制やら…そういう類いかな
…その部分についての描写は何故か希薄。「リダクテッド」自体を暴くよりも、「リダクテッド」されていたものを描いただけに終わっってないコレ
…あれだと、あの兵士二人だけが悪いってな描写にしかなってなくねぇですか
で、こういう極度に社会派な作品を私なんかが採点するのもおこがましいですが、
点数は4点(5点満点中)。
娯楽作品をチョイスしたい方は避けたほうが良いかも。解決できない悩みをあえて内包する必要も無いでしょう。でも同監督の「ブラック・ダリア」よりは面白かったです。
…この作品自体は、事件の前後を想像して描いた(すなわちフィクションだ)と言っていますが、それを観た側が言い訳にするには幼稚。
私が真剣に考えたからといって、「フィクションだと言ってるジャン」とツッこむのは反則ですよ
補足・蛇足
補足も蛇足も今回は特に無しです
今日はこのあたりで
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昨日の北部九州地方、夕方の丁度帰宅時刻にに凄い豪雨
傘差してても服着たまま水に入ったぐらいビショビショになってしまいました
今日もなんとなくシトシトな天気…梅雨らしくなってきましたなぁ
以下は映画鑑賞記録です。
「リダクテッド/真実の価値」
(監督:ブライアン・デ・パルマ、出演:パトリック・キャロル、ロブ・デヴァニー、イジー・ディアズ、2007年アメリカ/カナダ)
TSUTAYAさんで「大決戦!超ウルトラ8兄弟」、「僕らのミライへ逆回転」と一緒にレンタル。
2009年5月31日(日曜日)の深夜…後半少しだけ日をまたいで2009年6月1日(月曜日)にかけて鑑賞。やっと5月鑑賞分を消化
ストーリー
イラクで実際に起こった、米兵による14歳の少女レイプ及び彼女を含む家族4人惨殺事件を題材にしたフィクション作品。
戦争をビデオ撮影し映画学校入学のアピール材料にしようとイラク戦争の兵役に志願したエンジェル・サラサール上等兵(イジー・ディアス)。彼が任務についているサマラの検問所は自爆テロの標的ともなっていた。検問所の減速の指示を無視した車両に対し発砲するが乗っていたのはテロリストではなく産院へ急ぐ妊婦だった…、やがて部隊の曹長がテロの犠牲となる…。米軍はこのテロの証拠捜査を名目に一軒の民家に踏み込む。無実だったその民家の少女に目を付けたリノ・フレーク上等兵(パトリック・キャロル)らが乱暴目的に民家に押し入ると言いだす。
詳しくは…http://www.cinemacafe.net/official/redacted/
ピロEK的感想&点数
DVDパッケージにあるフル装備アメリカ軍兵士。
こいつに惹かれてレンタルしたんですけどねぇ
…そんな浮かれた気分で観るなんてトンデモナイ
こいつは怖い映画です
いくらミリタリーフィギュアが好きな私としても、カッコイイとか言いながら観るってのは流石にダメかも…と思わせる重たい映画でした。
犯行に及ぶアメリカ兵は、戦争の凶器に中てられた部分もある…的な描写もありましたが…要は言葉も通じず、人種が違う相手を真っ当な人間とみなしていない…ってな部分もあるんでしょうねぇ
元々そういう人間だと、そういう人間性の根本的な部分ってのは多分、変えられないと思うんですよね…洗脳でもされない限り。
だとすれば理性による制御力を高めるしかない。
んだと、個人的には後者しか無いと思っております。
根本を直すのは洗脳。理性を高めるのが教育。
…と私は思っているので、教育って重要
でも、死と隣り合わせの戦場で理性が保てるかなんて自信は無いですし…。
刑務所に行くか、戦場に行くかの選択肢で戦地に送られた兵士に教育なんて言っても泥縄
仮に理性を高めた高貴な軍隊があったとしますね。
その場合、現在のアメリカ軍より生還率が高くなるんですかねぇ
むしろ逆になる可能性も…
で、戦争に勝てるんですかねぇ
2000人のうち本当の敵は60人でしたっけ…
より理性的に対応していたら、その60人のテロがまんまと成功しちゃったかもしれない…
まぁ私如きが答えを出せるわけもないので、こんなところにしておきますが…
好むと好まざるとに関わらず、間接的にこの粗暴かもしれないアメリカ軍の傘の下にいる我々。
答は出せなくても、考えるぐらいしないとイカンのではないかと思わせられた作品でありました。
あえてマイナスポイントに思った点も…
「リダクテッド」というのは、報道すると都合の悪いものを編集で隠すということらしいです。
個人情報保護のための目線やら、報道規制やら…そういう類いかな
…その部分についての描写は何故か希薄。「リダクテッド」自体を暴くよりも、「リダクテッド」されていたものを描いただけに終わっってないコレ
…あれだと、あの兵士二人だけが悪いってな描写にしかなってなくねぇですか
で、こういう極度に社会派な作品を私なんかが採点するのもおこがましいですが、
点数は4点(5点満点中)。
娯楽作品をチョイスしたい方は避けたほうが良いかも。解決できない悩みをあえて内包する必要も無いでしょう。でも同監督の「ブラック・ダリア」よりは面白かったです。
…この作品自体は、事件の前後を想像して描いた(すなわちフィクションだ)と言っていますが、それを観た側が言い訳にするには幼稚。
私が真剣に考えたからといって、「フィクションだと言ってるジャン」とツッこむのは反則ですよ
補足・蛇足
補足も蛇足も今回は特に無しです
今日はこのあたりで
困ったもんだ。
自分のを読み直してみたのですが、根本原因は、男!つうことでいいでしょうか?
マジにどうしたらいいか、わかりませんが、映画で「考えろ!」と突きつけられるのもたまには必要ですな。
いつもコメントありがとうございます
どの記事もこの記事も反応が遅くなってスイマセン
>自分のを読み直してみたのですが、根本原因は、男!つうことでいいでしょうか?
あのような極限状態に自分を置いたことが無いので何とも言えませんが、あの犯行の根本はやはりあの不良軍人の個人的な問題かと…。
でもまぁ男女が逆の状況で同じ事は起こんないですね。
では、また来てくださいね。今後とも宜しくお願い致します。