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読書レビュー レズ風俗で働くわたしが、他人の人生に本気でぶつかってきた話 橘みつ

2022-08-20 22:48:00 | 書評 読書忘備録
レズ風俗で働くわたしが、他人の人生に本気でぶつかってきた話
橘みつ 

この人は頭がいい、単に物知りな優等生的な頭の良さ、では無くて、ものを見て、感じて、それを自分の言葉として表現できる頭の良さを持っている。
さらに、自分の生き方とか仕事を、今までの形骸を捨てて、セルフビルドできる強さと、それを可能にできること、これも頭の良さ故なのだ。

流行りのレズ風俗本だ、とかWEBエッセイだ・・・とかタカをくくって興味本位で読むと辛辣にしかえしされるかもしれない。
しっかり心構えして読んでほしい。

「ーー前略ーーわたしの仕事は、お客さんの性的欲求を満たすことだけではない。
 ここに来る女性たちはそれぞれ物語のかけらを持っている。
 それは世間一般では問題があるとか普通じゃないとと呼ばれるようなものかもしれない。
でも私からすると、それはまだ誰にも読まれたことのない本のようなものだ。
そして、誰かに開かれるのを静かに待っている。その物語を一緒に読み解いていくのが、わたしの仕事だ。
 体の奥のその人自身ですら知らない心を対話によって開いてゆく 。」
冒頭の自分と自分の仕事を紹介するところの文章をそのまま抜き書きしておこう 僕の所感が納得できるはずだ


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