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「罪と罰」を読まない ;
岸本佐知子三浦しをん吉田篤弘吉田浩美 291頁
もう既に結構な本スキのレビューに上がっているだけあって、この手があったか!と日々増殖する積読之山に負い目を持ち続けている諸兄には救済と喝采を浴びる一冊です
(ちゃんと韻をふんでるし・・・)
本を読ま(reading)ずして読む(detective) というコロンブス的転回に挑む4人の勇者たち 勿論パーティーを率いるのは妄想女王三浦しをんである(笑)
ちなみにこれを読む前にラジオのセッション22でほぼ同じ面子で「車輪の下」を読まない、を拝聴してしまったので感激は最高潮とは言えなかったが
逆に、この手法はどんな本にも使える、番組レギュラー化も夢じゃない!って思わせる効用があったのでチャラである
(しをんさんの中では車輪の下はギムナジウムでジルベールな妄想炸裂しとりました)
最終的にはドストの罪と罰もしっかり読了されラスコもドストも散々に扱き下ろされるのでありますが、其れもまた愛情の裏返しというものでしっかり本スキの四人に面白い本として認定されたのでした
自分もすっかり読んだ気になって満足してしまい、本体の「罪と罰」を読むのはかなり先送りになってしまって申し訳ないが でも「罪と罰」がガラスの本棚の扉の中の金押装丁の飾り物ではなくなって、せいぜい京極夏彦さんの鈍器本程度のハードルの低さとなって手軽に読むことができそうな気分にさせてくれたことは何よりめっけものであります
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