絵本ソムリエ エドワードゴーリーの2品

#エドワードゴーリー　

自分的にもっともゴーリーらしいと思うおすすめの２冊

どちらも子供が残酷な運命を辿る

どこにも救いがない、陰々滅々な絵本なのに

なぜか心引かれる　

無表情な子供たち　アンバランスに怖いシチュエーション

救いが最後にあるかなあ？と微かに期待させつつも

無情に幕を引き落とすゴーリーのいさぎよさ　

そう感じてしまったらもうこの世界の虜であります。。。

#ギャシュリーグラムのちびっ子たち

アルファベットの順に名前頭文字の子供が１ページずつ悲惨な死に方をする

Aはエイミー　かいだんおちた

Zはジラー　ジンをふかざけ　　　(おいおい子供だろ、とツッコミ)

#不幸な子供　

幸福な女の子、シャーロット・ソフィアがページを追うごとに

不幸になってゆく

お父さんが戦地で死亡、お母さんがショックで寝付いて心労死、

施設に入れられいじめられる、施設を脱走して悪い男に拐かされる

・・・・・・あああ、そっち行っちゃ駄目だよお。という方へ

わざわざ行ってしまうシャーロット　　

末路とはこういうものか？っていうくらい予想通りの悲惨な最後の頁

全頁の絵のどこかにシャーロットの運命をじっと様子見している悪魔が

描き込まれているので、必ず二度読みする絵本でもある