金曜日の混雑する授業も終り生徒も全員帰った20:30頃、
「ちょっとトイレを見てもらえない?」のお声がかかった。
「トイレを見る?何を見るの・・・また何か詰まった?えっまた誰か何かした?」一瞬のうちにいろんな事が走馬灯のように頭を駆け巡る
トイレをのぞくと、声の主がじーっと腰をかがめて、ものめずらしそうにトイレの中をのぞいている。
若い20代の女性が見つめるものでもなかろうにと思いつつ
「うん?何」と一声かけると
「トイレの水って流れてていいんだっけ?」と言う
「トイレの水は流れなきゃダメでしょ?へっ?流れてて正解でしょ?」
私の頭は混乱する。
「へっ・・・?」の一言が聞こえたのか
「あっ!いやそうじゃなくて、ずーっと流れっぱなしでもいいんだった?」
言われて見ればトイレのタンクの構造はいまいちよく分かってません。
でも水が漏れているわけでもなく便器の中を流れているのは悪いことだっけ?
「このままだと水道代かかるんじゃない?」のひとことで
「あっ!!かかる、普通は流れてないんだ!!」とはたと気付きました。
そこから二人でトイレのタンクのふたをはずして、構造も分かっていないのにあーだーこうだといじくり回し、床を水浸しにし、電話で止水詮の止め方を教えてもらい、もう自分達でどうにも出来ないと思ったその時、タンクのそこから小さな造花の葉っぱが一枚でてきました。
ホンとに数センチの小さな葉っぱで、こんなもの何にも関係ないだろうと思いつつも、タンクを元に戻してみるとさっきまでの出来事が嘘のようにトイレの水はぴたっと止まりました。
こんな数センチの小さなものでも、タンクがつまることがあるんだと言う驚きと、タンクの構造のお勉強を何もこんな夜にやるはめにならなくても・・・という思いと、なんとか直せてよかったという安堵とで疲れちゃいました。
それにくわえて、一瞬でも「また誰か何かした?」などとみんなのことうたがっちゃってごめんなさい
ここのところいたずらもなく、トイレはいつも綺麗に使ってもらっています。
いつも綺麗に使ってもらってありがとう