珠算式あんざんは頭にそろばんの珠がある。
数字の組み合わせで計算するのではなく珠を動かしながら計算をする。
もっとも、超が付くほどの珠算式あんざんの達人たちはボヤっとした珠の塊をイメージする方もいるし、テトリスのようなブロックでのイメージをされる方もいるようだ。
で、もちろん初心者の話し
2桁のみとりあんざんの練習は絶対に1桁ずつ分けてやらないように指導する。
なのに、なのに!どうしても得点にこだわりを持つ生徒はずるっこをしてひっ算式に1桁ずつに分けて計算する。
こんな生徒は一目瞭然!フラッシュあんざんの2桁が入らない。
普段から1桁の練習しかしていないんだからフラッシュあんざんの2桁ができるはずもない。
また怪しいと思う生徒は帰りしなに、読み上げあんざんの2桁揃いをさせてみる。
見事に入らない!
目の前でみとりあんざんを計測させる。
90点取っていたはずのみとりあんざん40点ほどしかできない・・・
ここで優しくすべきか数秒悩んだけれどこれは彼女の為にはならない。
きっと珠算式あんざんはできないままになってしまうだろうと。
「教えた通り、言われたとおりにやりなさい!好き勝手にやらない!」と諭した。
こちらは諭したつもりだけど、悔しかったのか涙していた・・・
ふと以前どなたかが書かれた文章が頭をよぎる。
100%は覚えていないのでなんとなくふんわりと思い出すのは
事故にあって歩けなくなった患者がいたとしよう。
リハビリはとてもつらく患者はやるのがつらい。
ある先生は「無理しなくていいよ」とやさしく声をかける
別の先生は「頑張れ!今頑張らなくてどうする!」と強く叱咤する
この患者にとって元の生活に戻る為にはどちらの先生がいいのか
私は後者の先生になりたいと思う。