今、4月の塾内検定の採点をしながら、子供ってすごいな~と感心しています。
ここ数回つまり数ヶ月に渡り、見取り算がどうしても合格点数に達しなかった生徒がいました。2年生のA子ちゃんはかけざん・わりざんは毎回高得点を取れるのですが、みとりざんになると40点~60点をいったりきたり・・・
どうしても昇級できませんでした。
彼女の受けた塾の昇級問題は ×・÷ 各5点 みとり10点 各70点以上が合格です。
かけざん 2桁×2桁 20問
わりざん 4桁÷1桁 20問
みとりざん 2桁揃いの加算6問・加減算4問 15口 計10問
このみとりざんが曲者でした。
15口というのは4月で3年生の彼女にとっては、集中力がきれてしまうのです。
ひき算を足してしまったり、足し算をひいてしまったり・・・
側についていると正当するのに、一人で計算させると間違ってしまう・・・
このA子ちゃんどんなに点数が悪くてもいつも笑顔で「はい!」といい返事をしてくれるのです。こちらの言う事を素直に聞いて一生懸命やってくれる姿は、見ていて気持ちのいいものです。
何とかしたい・・・
これはどうすればいいのか・・・こちらも結構つらかったです。
みとりざんばかりを練習させてみたり、いろんな練習方法を試しました。
彼女は嫌がらず、全て言われたことを笑顔で「はい!」といいながらやってくれました。
最初は悪かった点数も、だんだん上り調子になり試験当日は高得点に!!
おめでとう~!!
これが大人だったら、まず嫌気が差して続けていないでしょう。
「継続は力なり」を思いながら練習していたわけではないでしょうが、投げ出さずによく続けてがんばったと思います。
本人は特別がんばった意識もないかもしれません。
年に数人「あっ!変わった!」と思う生徒に出会います。
何がどうしてこうも変化するのか。
これが子供の成長なのか?
保護者の方も気づいているのか?
こういった子供の変化を見るにつけすごいな~と感心してしまいます。
大人だとこうはいきませんから・・・
指導者でありながら、毎回子供達からいろんな事を教えてもらっています。