今年最初の雷が落ちました。
落雷地点は2年生の男子ふたりです。
この二人、もちろん悪気はなくてかたやA君は親切心かもしれません。
かたやB君は単に答えを教えてもらってラッキーだったのかもしれません。
けれど、私が絶対許せないポイント!に見事にはまってしまいました。
初めてわりざんを習ったB君、なかなか難しそうでもあり、逆九九の拾い出しすら難解な様子。
気にしながらも指導をして、チェックの為私のところまで持ってくるように指示していました。
が、数問をこなして勝手に採点のところに・・・
何問かは○だけど、あまりに違っていたので採点の先生から再度こちらに・・・
B君まったくわりざんを理解していません。 まだわりざん導入段階なので、間違っているのはまったく問題なかったのですが、これだけ理解していないのに答えが数問あっていることがおかしい!!なんどもやらせるけれど理解できていません。
「どういうこと!どうしたらこの答えになった?」
B君「・・・・」
「わかっていないのに答えが出るわけないでしょう!誰が答えを教えたのか言ってみなさい!」
B君「・・・」
貝になっているB君にそれでも雷を落として問い詰めると
B君「A君が教えてくれた・・・」と消え入るような声
まだ帰り支度をしていたA君に帰宅STOPがかかったのはもちろんです。
「B君はまったくわりざんがわかっていないのに、どうして答えを教えたの!このままじゃB君はかえれないよ!中途半端に答えだけ教えて彼はわからないままどうすればいいの!」
ようやく事のなりいきに気付いたA君 反省です。
A君はほんの親切心だと思ってやったことだとは思いますが、絶対してはいけないこと。
ましてB君にとってはラッキーなことではなく、自分の成長を止める悪魔のささやきだということをこの二人は肝に銘じだ事だと思います。
また雷を落としたことで、その時教室にいた全員も、絶対やってはいけないことだと悟ってくれた事だと思います。
その後数分で笑顔でわりざんをこなして帰宅したB君
今日やったことがなぜいけないことなのかを、こんこんと説明するとわかってくれたようです。
明日からのB君の進み具合が楽しみです。