ガートで行われていたアールティ(お祈りの儀式)
インド仏跡巡礼第5日目 ヴァラナシにて(3) Buddhist Pilgrimage Tour in India: 5th Day, At Varanasi(3)
第5日目、2017年11月6日
この日は朝から夕方まで、ヒンドゥー教徒が「聖なる河」と崇めるガンジス川に沿って連なっているガート(階段状の沐浴場)を散策し、約50か所のガートを見学しました。
日が暮れると、ガートの一部ではヒンドゥー教の祈りの儀式であるアールティを観賞しました。その様子をご紹介します。
ガート見学を終えてから、迷路の様な旧市街の商店街に入りレストランを探したところ、GANGA FUJI RESTAURANTと言う、日本食もある多国籍のレストランを見つけました。ここで、野菜ラーメンとビールで夕食を取りました。
GANGA FUJI RESTAURANT
18時半に夕食を終えて外に出ると、ぞろぞろとガンジス河の方向に向かって歩いて人々の流れがありました。それは、アールティ見学を目指す人々に違いないと思い、その流れに乗って歩いて行くことにしました。
アールティ見学を目指す人々の群れ
すると、見覚えのあるガートに到着しました。そこは、昼間は火葬場として使われていたハリシュチャンドラ・ガートでした。アールティは既に始まっており、見学者が多数集まっていました。
ガートに集まっていたアールティの見学者
アールティ舞台前の広場にはシートが敷かれていましたが、大勢の観衆で一杯でした。
アールティを眺める観衆
しかし、私は一人でしたので、何とか座る隙間を見つけることができました。
私が席を見つけた舞台前の広場
私が座った席からは、僧侶が松明の炎をかざしてアールティの儀式を演じている姿を間近に見ることができました。大声でお経の様な音声がが流れ、お線香の様な匂いが立ち込め、神聖な雰囲気に包まれていました。
炎をかざすアールティの儀式
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約1時間、この席でアールティを見学した後、神と崇めるガンガの河岸に移動して儀式を眺めることにしました。
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ガンガの河岸側から見たアールティ
ガンガの川面に浮かぶボートからアールティを観賞している人びともいました。
ボートに乗船している観客
アールティは、21時半頃まで続きました。終わるまで、この儀式は2時間ほど続いたことになります。
最後の祈り
帰途の就く人々
この日はヒンドゥー教の聖地・ヴァラナシにて、僧侶が行う崇高な祈りの儀式を見学して、古い伝統が今日でも息づいているインドの壮大な歴史を感じました。
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