12月9日（日）獨協大学混声合唱団 第35回定期演奏会 
市民会館いわつき
【曲目】
～オープニング～
♪ ヘンデル／ハレルヤ
～第1ステージ『ア・カペラ ア・ラ・カルト』～
♪ 木下牧子／ロマンチストの豚
♪ 木下牧子／にじ色の魚
♪ 木下牧子／44わのべにすずめ*
～第2ステージ『Go through the World of Animations』～
♪ Let's Cruise Around Disney World!
～アラジン、ディズニー第2メドレー～
♪Ghibli — the Tales of Nostalgia —
～世界の約束（「ハウルの動く城」より）、いのちの名前（「千と千尋の神隠し」より）～
～第3ステージ『太陽と海と季節が』～
♪ 森山至貴／組曲「太陽と海と季節が」
～全体合唱～
♪ きよしこの夜
～アンコール～
♪ 群青*
【演奏】
指揮:岡部武彦、柏田麗歌／Pf:飯塚梓、澤谷香奈／合唱:獨協大学混声合唱団、同卒団生*
2年前に定期演奏会を復活させた獨協大学混声合唱団（どっこん）の復活後３度目の定期演奏会が行われた。岩槻駅からかなり離れた年季の入った500人キャパのホールでの10名足らずによる合唱だったが、どっこんはこのホールに美しいハーモニーを響かせた。
出演した現役メンバーは9人。合唱としてはギリギリの人数だが、柔らかく潤いある響きからは実際の人数以上の広がりを感じた。無理のない自然な発声、団員が歌詞をそれぞれ自分の言葉として感じて伝えようとし、みんながお互いの声を聴いて合わせようという姿勢がこうしたハーモニーを生み出し、聴く者の心に届くのだろう。学生指揮者の柏田さんが指揮で合唱を抜けるとソプラノは一人になってしまうが、メロディーラインもハーモニーも痩せる印象がなかったのは、1人になったソプラノ団員の頑張りと、柏田さんが自分では声を出せない代わりに、指揮で一体感を高めた効果もあるだろう。
今のどっこんには少人数ならではの良さがある。それは団員一人一人の顔、表情が手に取るように見えて感じられること。全員が気持ちをひとつにするというよりは、それぞれがそれぞれの感性で伝えようとする歌が最終的にうまくまとまっている。様々な個性を生かしつつひとつにまとめることはたやすくはないはずで、指揮の岡部先生のリードに負うところが大きいのだろう。小人数の良さが生きる曲として、昨年やったビクトリアのようなルネサンスのアカペラ作品を毎回取り上げると、滑らかな横の線を重ねることで生まれる精緻なハーモニーを更に磨いていくことができるのではないだろうか。
第1ステージ最後の「44わのべにすずめ」は、現役の人数ではパートが揃わず、それでも「やりたい」という熱意で卒団生の賛助を得て実現した。2年前の定期演奏会に出演したのは20年以上前の「大ＯＢＯＧ」ばかりだったが、今回は最近の卒業生も複数加わった。これは世代間格差の解消にもつながるし、どっこんが未来に向けて繋がって行く活力にもなる。一気に20人以上になった演奏は、複雑な声部の重なりや目まぐるしい交替をこなしながら、柔軟で生き生きとしたアンサンブルを聴かせ、言葉も明瞭に伝わり、楽しく聴くことができた。
最後の「太陽と海と季節が」は現役9名による挑戦とも云える。ここでもどっこんは気合いを入れても気負いはなく、自然で伸び伸びとした歌とハーモニーを聴かせてくれた。ピアノの飯塚さんが少人数の合唱ということで音量には配慮しつつも、音楽自体は小さくならず、雄弁なピアノで合唱に広がりを与え、存在感を一層引き立てていたのが良かった。どっこんはいい歌を歌い継いでいる。
獨協大学混声合唱団 定期演奏会2018 2018.12.9 越谷市北部市民会館・劇場
♪ブログ管理人の作曲♪
金子みすゞ作詞「積もった雪」
MS:小泉詠子/Pf:田中梢
金子みすゞ作詞「私と小鳥と鈴と」
S:薗田真木子/Pf:梅田朋子
「子守歌」～チェロとピアノのための～
Vc:山口徳花/Pf:奥村志緒美
合唱曲「野ばら」
中村雅夫指揮 ベーレンコール
金子みすゞ作詞「さびしいとき」
金子みすゞ作詞「鯨法会」
以上2曲 MS:小泉詠子/Pf:田中梢
「森の詩」～ヴォカリーズ、チェロ、ピアノのためのトリオ～
MS:小泉詠子/Vc:山口徳花/Pf:奥村志緒美
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市民会館いわつき
【曲目】
～オープニング～
♪ ヘンデル／ハレルヤ
～第1ステージ『ア・カペラ ア・ラ・カルト』～
♪ 木下牧子／ロマンチストの豚
♪ 木下牧子／にじ色の魚
♪ 木下牧子／44わのべにすずめ*
～第2ステージ『Go through the World of Animations』～
♪ Let's Cruise Around Disney World!
～アラジン、ディズニー第2メドレー～
♪Ghibli — the Tales of Nostalgia —
～世界の約束（「ハウルの動く城」より）、いのちの名前（「千と千尋の神隠し」より）～
～第3ステージ『太陽と海と季節が』～
♪ 森山至貴／組曲「太陽と海と季節が」
～全体合唱～
♪ きよしこの夜
～アンコール～
♪ 群青*
【演奏】
指揮:岡部武彦、柏田麗歌／Pf:飯塚梓、澤谷香奈／合唱:獨協大学混声合唱団、同卒団生*
2年前に定期演奏会を復活させた獨協大学混声合唱団（どっこん）の復活後３度目の定期演奏会が行われた。岩槻駅からかなり離れた年季の入った500人キャパのホールでの10名足らずによる合唱だったが、どっこんはこのホールに美しいハーモニーを響かせた。
出演した現役メンバーは9人。合唱としてはギリギリの人数だが、柔らかく潤いある響きからは実際の人数以上の広がりを感じた。無理のない自然な発声、団員が歌詞をそれぞれ自分の言葉として感じて伝えようとし、みんながお互いの声を聴いて合わせようという姿勢がこうしたハーモニーを生み出し、聴く者の心に届くのだろう。学生指揮者の柏田さんが指揮で合唱を抜けるとソプラノは一人になってしまうが、メロディーラインもハーモニーも痩せる印象がなかったのは、1人になったソプラノ団員の頑張りと、柏田さんが自分では声を出せない代わりに、指揮で一体感を高めた効果もあるだろう。
今のどっこんには少人数ならではの良さがある。それは団員一人一人の顔、表情が手に取るように見えて感じられること。全員が気持ちをひとつにするというよりは、それぞれがそれぞれの感性で伝えようとする歌が最終的にうまくまとまっている。様々な個性を生かしつつひとつにまとめることはたやすくはないはずで、指揮の岡部先生のリードに負うところが大きいのだろう。小人数の良さが生きる曲として、昨年やったビクトリアのようなルネサンスのアカペラ作品を毎回取り上げると、滑らかな横の線を重ねることで生まれる精緻なハーモニーを更に磨いていくことができるのではないだろうか。
第1ステージ最後の「44わのべにすずめ」は、現役の人数ではパートが揃わず、それでも「やりたい」という熱意で卒団生の賛助を得て実現した。2年前の定期演奏会に出演したのは20年以上前の「大ＯＢＯＧ」ばかりだったが、今回は最近の卒業生も複数加わった。これは世代間格差の解消にもつながるし、どっこんが未来に向けて繋がって行く活力にもなる。一気に20人以上になった演奏は、複雑な声部の重なりや目まぐるしい交替をこなしながら、柔軟で生き生きとしたアンサンブルを聴かせ、言葉も明瞭に伝わり、楽しく聴くことができた。
最後の「太陽と海と季節が」は現役9名による挑戦とも云える。ここでもどっこんは気合いを入れても気負いはなく、自然で伸び伸びとした歌とハーモニーを聴かせてくれた。ピアノの飯塚さんが少人数の合唱ということで音量には配慮しつつも、音楽自体は小さくならず、雄弁なピアノで合唱に広がりを与え、存在感を一層引き立てていたのが良かった。どっこんはいい歌を歌い継いでいる。
獨協大学混声合唱団 定期演奏会2018 2018.12.9 越谷市北部市民会館・劇場
♪ブログ管理人の作曲♪
金子みすゞ作詞「積もった雪」
MS:小泉詠子/Pf:田中梢
金子みすゞ作詞「私と小鳥と鈴と」
S:薗田真木子/Pf:梅田朋子
「子守歌」～チェロとピアノのための～
Vc:山口徳花/Pf:奥村志緒美
合唱曲「野ばら」
中村雅夫指揮 ベーレンコール
金子みすゞ作詞「さびしいとき」
金子みすゞ作詞「鯨法会」
以上2曲 MS:小泉詠子/Pf:田中梢
「森の詩」～ヴォカリーズ、チェロ、ピアノのためのトリオ～
MS:小泉詠子/Vc:山口徳花/Pf:奥村志緒美
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