毎年3月の台湾家族旅行 初めて台湾の離島を訪れました 台南 小琉球 屏東 台北 4つの地方を巡った5泊6日の旅レポートです |
サンゴ礁の島、小琉球ツーリング(その1:リゾート民宿、島探検、黒マグロ)からの続き
2019年3月16日(土)
6時ごろ目が覚めて空を見たら、昨夜の天気予報どおり曇り空でしたが、もう一度寝てから30分後に起きたら青空が広がってきました。これは期待できるかも…
朝食の頃にはすっかり晴天に!朝食はプールサイドのテラスでバイキング。とってもおシャレ。
庭からは海が一望できます。あの東屋は、昨日行った望海亭かな?
ここ、民宿というよりリゾートホテルというほうがお似合いですね。
チェックアウトのとき、レセプションで荷物を預かってもらおうとしたら、荷物は港の方まで運んでおいてくれるとのこと。荷物をピックアップにここに寄らずに済むので大きな時間の節約、これは有難い!
さあ、また電動スクーターに乗って島の周遊に出かけます。最初に有名な花瓶岩を見に行きました。
花瓶岩のある海岸に下りる途中、小琉球霊山寺という立派なお寺がありました。
屋根の上にいるのは七福神?
クリックで神さまをアップ、3人しかいない…
お行儀のいいお寺のニャンコ
そして花瓶岩がお目見え、とてもインパクトあり!
小琉球と云えば必ず紹介されるトレードマークです。
高さは9メートル、珊瑚の岩でできています。
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裸足になって海に入ってみました。水はキレイでぬるめ。
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花瓶にさした花のように見えるので「花瓶岩」と呼ばれるのだとか。
どちらかと云うとキノコかなぁ・・・
花瓶岩をあとにして、昨日も来た望海亭を再び訪れました。
青空がバックだとやっぱインパクトが違うなあ!
海の色も全然違う!これこそサンゴ礁の海の色ですねー
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鳥のさえずりがあちこちで聴こえるので木の上の方を眺めていたら、息子が「カメだ」と云うので、指し示す下の方に目を凝らしてみると、いたいた!
わかりますか。
泳いでるし!
大小合わせて5、6匹はいました。
これはデカい!
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小琉球は世界有数のウミガメの生息地だそうです。野生のウミガメを見るのは初めて!
この年の10月に、小琉球でシュノーケリングしていたドイツ人がウミガメに触った罪で、日本円にして100万円以上の罰金を言い渡されたというニュースを読みました。絶滅危惧種のアオウミガメの生態を乱すことに繋がる行為に対して、台湾はとても厳しい法律を設けているそうです。気をつけようね。。。
電動スクーターに跨り、小琉球のツーリングを続けます。風が気持ちよく、車も少なく、キレイな海を見たり、小鳥の声を聞いたりしながらの快適な走り。坂道もスイスイ上って行きます。
やってきた次の名勝は「山豬溝」。昨日いった美人洞との共通チケットが使えます。高低差はありますが、道は整備されていて歩きやすいコースです。途中で家族連れにも何度か出会いました。
関東や中部地方にも渡ってくるアサギマダラ
青色の斑点が鮮やかなリュウキュウムラサキ
緑のトンネル
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ハイビスカスはコースの至るところに咲いてます
こちらもおなじみ、タイワンアサガオ
コースは蛤板湾の白いビーチにつながっています
貝殻とサンゴの砂浜
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エメラルドグリーンの海岸を見下ろしつつ、電動スクーターで更に南下します。
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次の目的地、烏鬼洞に到着。ここもさっきの共通チケットが使えます。
入口付近の洞穴に入ってみたら、進むには這いつくばるほどの狭さでリュックがつかえてしまい、どこまで続くかわからず、不安になって途中で戻ってしまいました。
烏鬼洞のメインコースへ。珊瑚の岩陰からトカゲがちょろり!
珊瑚の岩壁に囲まれた遊歩道を進みます。
ちょっとした自然のテラスで一休み。
烏鬼洞のコースは海岸沿いにあって、珊瑚の岩に打ちつける波の音が間近で聞こえます。
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コースを一周してスタート地点に戻ったあと、さっきリタイアしてしまった狭い洞穴に、今度は荷物を置いて身軽になって再挑戦!超狭い部分は最初のほうだけで、そこを通過すれば比較的に楽に進むことが出来、洞穴の反対側に出ることができました。これはなかなか面白いので、途中で諦めずに最後まで踏破してみよう。
烏鬼洞の出口近くのお店でかき氷をいただきました。雪花冰(シュエホァピン)というフワフワのかき氷、3人で黒糖と抹茶の2つを注文。ふわりと冷たい食感が、炎天下を歩いて火照った体にやさしく凍みました。
お店のお姐さんが「台湾の言葉は台湾で勉強したの?」と訊いてきました。それってほめてるのかなぁ・・・ 台湾人の中国語はやさしい響きがするけど、聞き取りは難しくてなかなか上達しないのです。自由に話ができるようになりたいな。
かき氷のあと、烏鬼洞の外の開放的なお店でランチ。チャーハン、焼きそば、魚のスープというオーソドックスメニューにしました。これがまたどれも美味しかったんです。
お店の人はとてもにこやかで、注文した「鮮魚湯」というスープの魚の名前を「芭蕉旗魚(バショウカジキ)」だと教えてくれました。さっぱりとしたやさしい味でした。
お腹も満たして、再び電動スクーターに跨って島めぐりを続けます。昨日は途中から海岸をそれて宿方面へ引き返しましたが、海沿いをそのまま走り、島の南端をぐるりと周って島の東側を北上。次に目指すは灯台です。
この灯台は高台の上にあって、結構な坂道が続きます。電動スクーターはかなり辛そうで、頑張っても時速15キロぐらいしか出ません。でもなんとか灯台までやってきました。
樹木が生い茂るなかにすっくと立つ「白灯台」と呼ばれる琉球嶼灯台は日本統治時代の1929年に造られ、今でも現役で海を行き交う船の安全を守っています。沢山の人たちが訪れて、灯台と一緒に写真を撮っていました。
灯台から数分のところにある百年老木(百年老榕樹)。太くて巨大なガジュマルの樹です。たくさんの太い枝をニョキニョキと伸ばし、大きな天然の屋根を作っていました。樹の下に立つと外界とは異なる静寂な気が満ちている感覚で、ガジュマルの精がいるようでした。
クリックで横長写真を見る
白灯台や百年老木のある高台から、また海岸まで下って海岸線を北上します。このあたりは厚石群礁という、サンゴ礁と海が特にきれいなところ。
そろそろ船の時間が気になる頃ですが、ちょっとだけ電動スクーターを停めて海岸に出てみました。エメラルドグリーンの美しい海、透き通った水が陽の光を浴びてキラキラ。浜に敷き詰められているのは全てサンゴです。
若いカップルがこのまま海に入っていきました。
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電動スクーターを借りたお店の近く、返す前にみんなで記念撮影
晴天にも恵まれ、充実の小琉球ツーリングでした。お店のワゴン車で港まで送ってもらいました。でも、港に行く前に、宿から運んでくれているはずの荷物を、昨日最初に行ったレンタサイクル屋に取りに行かなければなりません。送ってくれたおじさんにそのことを伝えたら、「あのカップルと一緒に行くといい」と云われ、着いて行ったら、な・なんと、船着き場まで来てしまいました。
「え? 荷物を取りにレンタサイクル屋に行きたかったんだけど・・・」と、カップルにお店の案内を見せたら、自分たちはそこから船に乗るはずなのに、スマホで場所を確かめて、道を戻ってそのお店まで連れて行ってくれたのです。またまた出会った台湾での親切です
港の近くで、椰子の実を収穫していました。
お土産に名物のかりんとうも買って、15時の船に乗るために船着き場へ行ったらまた問題発生!15時の船は、来たときとは別の船会社の船なので、昨日買った往復の乗船券は使えないと云われました。「ええええ!?」
往復チケットが使える便は16時半までないというので、その後の予定を考えたら、チケットを買い直して15時の船に乗るしかありません。しかも、別会社の船の乗り場はそこからだいぶ離れていて出航時刻ぎりぎり。。大急ぎでそちらへ走り、チケットを買い直して滑り込みセーフで船に乗ることができました。しかし痛い出費やな~。。。
でも、台湾ではこんなときでもあきらめてはダメ。東港に着いて、チケット売り場で事情を説明したら、手数料を除いたチケット代を払い戻してくれたのです。助かった~
最後にほろ苦さを味わうところだったのが、これまた寛大な台湾式の対応のおかげで、すべて良しとなって終えた小琉球の2日間でした。
台湾の旅 2019
6年ぶりの台南(その1:古刹と統治時代の面影を残すグルメの街歩き)
6年ぶりの台南(その2:夜の街歩き。正興街、神農街、赤崁楼近くの屋台村)
6年ぶりの台南(その3:日本時代の台湾三大古典建築のひとつ、旧台南地方法院見学)
サンゴ礁の島、小琉球ツーリング(その1:リゾート民宿、島探検、黒マグロ)
~台南を訪れた過去のブログ記事~
(2008)台湾新幹線で台南へ。歴史とグルメの町を探訪
(2008)台南の市内名所めぐり(その1)
(2008)台南の市内名所めぐり(その2):安平~小北夜市
(2008)台南の街 歩きおさめ
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