6月10日(土)森山 崇 指揮 早稲田大学フィルハーモニー管絃楽団 ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_warai.gif)
落合第六小学校体育館
【曲目】
1.ウェーバー/歌劇「魔弾の射手」序曲(抜粋版)
2. ヨーゼフ・シュトラウス/かじ屋のポルカ
◎楽器紹介
弦楽セクション:情熱大陸/木管セクション:恋/金管セクション:レット・イット・ゴー/打楽器セクション:さそり座の女?
3. リムスキー=コルサコフ/交響組曲「シェヘラザード」~「海とシンドバットの船」、「お祭りと船~フィナーレ」(各抜粋)
4. ブラームス/ハンガリー舞曲第5番
◎生徒指揮者体験
◎ 全員合唱「ビリーブ」
【アンコール】
J.シュトラウスⅠ/ラデツキー行進曲
つい6日前、定期演奏会で感動を与えてくれた早稲フィルが、今年もまた落六小の音楽鑑賞教室に来てくれた。プログラムは、その定期演奏会の曲からの抜粋と、おなじみの小品。
演奏する環境としては定期演奏会と比べるべくもないが、そのなかでも早稲フィルは精一杯のベストを尽くす演奏で、定期演奏会の感動を蘇らせてくれ、生徒たちに音楽の楽しさを伝えてくれた。
演奏が始まってしばらくは就学前のガキンチョどもが騒がしかったが、「魔弾の射手」で描写される森の情景のなかの獣の叫びだと思って我慢して聴いていた。だけど、やっぱ親は子供と一緒に「聴く姿勢」をとってもらいたいものだ!
それはともかく、演奏会では早稲フィルのメンバーと生徒達の心の交流が、また更にしっかりと育っているのを感じた。恒例の「鍛冶屋のポルカ」では、曲が始まる前から金トコの一撃で跳び上がる練習をする生徒もいて、演奏時には団員以上に生徒がたくさんピョンピョンと跳び上がっていた。楽器紹介コーナーが始まると、「恋ダンス」では団員の踊りと一緒に生徒達も踊り、「レリゴー」では、団員による情熱的なダンスの名演技に生徒たちが大ウケ!両者の距離が縮まったところで休憩時間に入れば、生徒達はオケのおねえさん、おにいさんのところに集まって、大切な楽器を触らせてもらったり、弾かせてもらったり、といういつもの光景。
全員合唱の「ビリーブ」では、生徒席から元気な歌声が聴こえ、予定の曲目が終わると「アンコール!」の声と手拍子が起こり、それに応えて始まった「ラデツキー行進曲」では、生徒席までやってきて手拍子の「指導」をした団員のおにいさんのパフォーマンスに大ウケだった。
このように演奏やパフォーマンスに子供達が素直に反応し、更に一緒に場を盛り上げるほどの姿勢を示すのも、早稲フィルが毎年必ず来てくれて、素敵な演奏と積極的な働きかけが子供達の記憶に残り、生徒達も意識せずとも下の学年に「楽しみ方」を引き継いでいるためなのだろう。
いつも指揮者体験コーナーでは、せっかくのチャンスなんだから、杓子定規に図形を描くだけでなく、生徒の個性が出るように準備しておくべきと思っていたが、今回は指揮の森山先生が、体験する生徒一人一人に、入りやテンポの指示について「ジャンケン」を題材に事前のワンポイントレクチャーを行って、それぞれの個性を引き出すことができていた。森山先生の長年の貢献も、このイベントが続き、育っている理由のひとつに違いない。
毎年の積み重ねがこうした素敵な環境を作ってきた。これからも末永く続くことを願ってやまない。
早稲田大学フィルハーモニー管絃楽団第76回定期演奏会 2017.6.4 杉並公会堂
早稲田大学フィルハーモニー in 落六 2016
CDリリースのお知らせ
さびしいみすゞ、かなしいみすゞ ~金子みすゞの詩による歌曲集~
拡散希望記事!やめよう!エスカレーターの片側空け
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_warai.gif)
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【曲目】
1.ウェーバー/歌劇「魔弾の射手」序曲(抜粋版)
2. ヨーゼフ・シュトラウス/かじ屋のポルカ
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3. リムスキー=コルサコフ/交響組曲「シェヘラザード」~「海とシンドバットの船」、「お祭りと船~フィナーレ」(各抜粋)
4. ブラームス/ハンガリー舞曲第5番
◎生徒指揮者体験
◎ 全員合唱「ビリーブ」
【アンコール】
J.シュトラウスⅠ/ラデツキー行進曲
つい6日前、定期演奏会で感動を与えてくれた早稲フィルが、今年もまた落六小の音楽鑑賞教室に来てくれた。プログラムは、その定期演奏会の曲からの抜粋と、おなじみの小品。
演奏する環境としては定期演奏会と比べるべくもないが、そのなかでも早稲フィルは精一杯のベストを尽くす演奏で、定期演奏会の感動を蘇らせてくれ、生徒たちに音楽の楽しさを伝えてくれた。
演奏が始まってしばらくは就学前のガキンチョどもが騒がしかったが、「魔弾の射手」で描写される森の情景のなかの獣の叫びだと思って我慢して聴いていた。だけど、やっぱ親は子供と一緒に「聴く姿勢」をとってもらいたいものだ!
それはともかく、演奏会では早稲フィルのメンバーと生徒達の心の交流が、また更にしっかりと育っているのを感じた。恒例の「鍛冶屋のポルカ」では、曲が始まる前から金トコの一撃で跳び上がる練習をする生徒もいて、演奏時には団員以上に生徒がたくさんピョンピョンと跳び上がっていた。楽器紹介コーナーが始まると、「恋ダンス」では団員の踊りと一緒に生徒達も踊り、「レリゴー」では、団員による情熱的なダンスの名演技に生徒たちが大ウケ!両者の距離が縮まったところで休憩時間に入れば、生徒達はオケのおねえさん、おにいさんのところに集まって、大切な楽器を触らせてもらったり、弾かせてもらったり、といういつもの光景。
全員合唱の「ビリーブ」では、生徒席から元気な歌声が聴こえ、予定の曲目が終わると「アンコール!」の声と手拍子が起こり、それに応えて始まった「ラデツキー行進曲」では、生徒席までやってきて手拍子の「指導」をした団員のおにいさんのパフォーマンスに大ウケだった。
このように演奏やパフォーマンスに子供達が素直に反応し、更に一緒に場を盛り上げるほどの姿勢を示すのも、早稲フィルが毎年必ず来てくれて、素敵な演奏と積極的な働きかけが子供達の記憶に残り、生徒達も意識せずとも下の学年に「楽しみ方」を引き継いでいるためなのだろう。
いつも指揮者体験コーナーでは、せっかくのチャンスなんだから、杓子定規に図形を描くだけでなく、生徒の個性が出るように準備しておくべきと思っていたが、今回は指揮の森山先生が、体験する生徒一人一人に、入りやテンポの指示について「ジャンケン」を題材に事前のワンポイントレクチャーを行って、それぞれの個性を引き出すことができていた。森山先生の長年の貢献も、このイベントが続き、育っている理由のひとつに違いない。
毎年の積み重ねがこうした素敵な環境を作ってきた。これからも末永く続くことを願ってやまない。
早稲田大学フィルハーモニー管絃楽団第76回定期演奏会 2017.6.4 杉並公会堂
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