8月19日(木)~8月20日(金)
1泊だけ過ごしたフランスからドイツへ戻り、今日からはpocknにとって馴染みのドイツの町で、友人・知人達に会う旅。一両の電車でふたたびライン川の国境を戻り、オッフェンブルクから、今回の旅行で初めてのICEに乗ってマンハイム(Mannheim)へ。マンハイムからはICに乗り換えてマインツ(Mainz)へ。
これからICEに乗るよ!
車窓の外はドイツらしい大地が広がる
MAINZ
ラインラント=プファルツ州の州都マインツは、pocknにとって思いで深い町。というのも、ここにあるマインツ大学(正式名:ヨハネス・グーテンベルク大学)のインターナショナルオフィスで、以前2週間ほど業務研修を受けさせてもらったことがある。そのときのスタッフの皆さんの親切、職場やゲストハウス、町の居心地の良さは今でも忘れられない。
2006年、家族旅行の折りに大学を訪れて以来、4年ぶりのマインツ、前回は大学しか訪れなかったが、今回は1泊して町を少しぶらぶらした。
Hotel Schottenhofは中央駅のすぐ近く。フロントの女主人は日本語が少しできる陽気な人。部屋に荷物を置いて、早速旧市街へ出かけた。
旧市街の中心にある大聖堂(ドーム)。明るいレンガ色の六角形の塔を見ると懐かしい気持ちになる。
歴史のある建物が並ぶこの広場は開放感のあるおしゃれな空間だ。天気は黒い森のときとは打って変わり、眩しい日差しが照りつけてかなり暑い。
グーテンベルク博物館 Johannes Gutenberg Museum
ドームの裏手にあるヨハネス・グーテンベルク博物館を訪れた。ルネサンスの三大発明と言われる活版印刷術を発明したグーテンベルクはこの町で生まれ、活躍した。それにちなんで、マインツの大学はグーテンベルクの名を冠しているが、この大学はグーテンベルクとの直接のつながりはない。
しかし、グーテンベルク博物館では、彼の発明した印刷術を詳しく紹介する展示があり、特別展示室では「グーテンベルクの42行聖書」の実物を見ることができる。
博物館は3つのフロアがあり、とても広く、グーテンベルク以前から現代の印刷術まで、時代を網羅した数々の印刷機や印刷物が展示されている。
地下の実演コーナーでは、1時間ごとにグーテンベルクの印刷機の複製を使って、当時の印刷の様子を実現してくれる。鉛合金による活字の鋳造から、見学者にハンドルを回させて、印刷が仕上がるまでを見せてくれる。
以前一人でこのミュージアムに来たとき、ここで実演して刷り上った聖書は、レバーを回した見学者がプレゼントでもらえることを知っていたので、「誰かやってみたい人は?」と言われたとき、子供達に手を上げるように言っておいたのだが(子供なら指名してくれる気がして…)、もたもたしているうちに他の人が名乗り出てしまった。
でもワイン作りのブドウ絞り機を応用したというこの器械のレバーは大の男が力いっぱい押してやっと動くというもので、子供では歯が立たないかも…
博物館を出て、もう少し町を見て歩き、シャガールのステンドグラスのあるシュテファン教会のほうまで行ってみたかったのだが、夕方にヴィースバーデンでミルニャムさんと会う約束をしていたので、ドーム近くのデパート、Karstadtで買い物をするだけにした。Karstadtではお菓子や文房具、テーブルクロスなどを選んだ。そしてマインツ中央駅からS-Bahnに乗ってミルニャムさんの待つヴィースバーデンへ向かった。
WIESBADEN
マインツからヴィースバーデンまではS-Bahn(近郊電車)で13分ほど。駅にはミルニャムさんと、なんと「仕事で無理」と言っていたザビーネさんが迎えに来てくれていた。4年ぶりの再会。
ネロベルク登山鉄道 Nerobergbahn
13歳以下の子供同伴で使えるファミリーチケットというのがあり、ミルニャムさんが僕に「ぴのちゃん(娘の愛称)は13歳ってことにしときなさい」と耳打ちした。本当は高校生だが、すんなりチケットが買えた。こんなことなら、これまでいろんなチケットを購入するとき、いつも13歳ということにしておけば良かった…
車内は空いていて、木々の間を快適に走る車両のデッキで風に吹かれ、だんだん開けてくる視界を眺めるのは気持ちいい。
広い頂上からはヴィースバーデンの町がよく見渡せる。マルクト教会はやっぱり目立つなあ。山の反対側の斜面の途中に見える、金ぴかのドングリ屋根を持つロシア教会まで行ってみた。
金色の屋根に夕陽が当たり、神々しかった。中には入れなかったが、エキゾチックな異彩を放つ外観は一見の価値あり。
クアハウス Das Kurhaus
再び登山鉄道で山を下りて、事前に「見たい」と伝えておいた市内の「クアハウス」に連れて行ってもらった。温泉地としても名高く、富裕層の多いヘッセン州の州都ヴィースバーデンの「クアハウス」は、「世界で最も美しいクアハウス」として20世紀初頭に建造された。クアハウスといっても、ここに温泉施設はないが、大小のホールやカジノを備えた一大社交場として、ヴィースバーデンを象徴する場となっている。
ネオゴシックとユーゲントシュティル様式を併せ持ったというクアハウス、立派なギリシャ風の柱が立ち並び、中央に丸屋根のドームを乗せた外観は貫録十分。
「ユーゲントシュティル様式の壮麗な内装が見もの」とミルニャムさんから聞いて楽しみにしていたコンサートホールは、ちょうどコンサート開演前のため見学不可だったが、ミルニャムさんがチケットもぎりのお姉さんに頼み込んでくれ、中に入れてもらうことができた。
着飾った紳士淑女のなか、リュックをぶら下げたラフな格好で入るのはちょっと気が引けたが、ホールは息を呑む豪華な内装。立ち並ぶ立派な柱、モザイク模様の壁、フレスコ画の天井、そして全体に落ち着いた赤茶系の色調が、シックな気品を醸し出していた。こんなところでコンサートを聴いたら、さぞや夢見心地の気分になることだろう。
いつかN響が「ラインガウ音楽祭(Rheingau Musik Festival)」に参加したときは、ここで演奏したのだろうか。ホール内を見せてもらえて本当によかった。ミルニャムさん、ダンケシェーン!
ワインフェストの近くで… Bei Weinfest
そろそろお腹が空いてきたので、どこかで腰を落ち着けることに。ちょうどワインフェスティバルをやっているという、マルクト教会周辺へ繰り出した。
マルクト教会
やって来たのは、ワインフェスティバルの会場の外れにあるワインハウス。何百年とかの歴史のある店だそうで、いかにもドイツのワインハウスという雰囲気のある落ち着ける場所だった。席も空いている。ドイツ人は本当に外が好きだ。どんなに素敵な雰囲気の店内よりも、間に合わせのようにテーブルとイスが並んだテラス席の方が断然人気がある。
おかげで、静かで良い雰囲気のワインハウスでゆっくりおしゃべりしながら、地元ラインガウのおいしいワインと食事を楽しんだ。
pocknが食べたのは、ミルニャムさんに薦められてグリーンソース(Grüne Sauce)の一品。ローストビーフやポテトを、いろいろなハーブが入った緑のソースと一緒にいただく料理で、このあたりの名物とのこと。ハーブの香りもよかったし、ドイツで食べるジャガイモはやっぱりうまい!
初めてミルニャムさんと会ったのはもう10年以上前。娘もまだ就学前だったが、今では英語でコミュニケーションがとれて、話も弾んでいる様子。息子は4年前、ザビーネさんに初めて会ったときから意気投合して、得意の「電車の絵」で楽しそうにコミュニケーションを取っていた。隣のテーブルのドイツ人グループとも和気あいあいと言葉を交わしたりしながら、楽しい時間が過ぎていった。
電車の絵をプレゼント
両手に花でご満悦のpockn!
マインツ大学図書館 Zentralbibliothek der Universit:ät Mainz
翌日はpocknにとって思い出深いマインツ大学を訪れた。
懐かしいマインツ大学のキャンパス
今回は、以前研修を受けさせてもらったときのインターナショナルオフィスのキューパーさんを通じ、ここの大学図書館を見学させてもらうことにしていた。家族にはオフィスで、研修でお世話になったモーアさんが出してくれたお茶とお菓子で寛いでいてもらい、pocknは図書館スタッフのケーニヒ・フランクさんに図書館ツアーをして頂いた。
大学中央図書館は、1964年開館時の建物のままということだったが、内部はきれいにリフォームされ、快適な空間になっていた。蔵書数は約200万冊、貸出冊数は無制限、開館時間は朝8時から翌朝6時までの22時間という恵まれた環境。
入口を入ると、総合案内センター(Informationszentrum)という広々としたホールがある。コンピュータやOPAC専用機がたくさん置かれ、総合案内カウンターがある。
とても広い貸出・返却カウンター。手前の機械は自動貸出機で、図書館を案内してくれたケーニヒ・フランクさんが、実際に貸出処理をデモしてくれた。ICタグを読み取る方式で、処理速度はとても速い。
一般閲覧席は、吹き抜けの大きな空間を中2階的にフロアを分け、閲覧スペースと書架スペースに分かれている。
ツアーの最後に館長のDr.アンデアフープ氏と面談する時間を頂いた。スタッフの構成や、図書館活動のコンセプトなど、興味深い話をいろいろ聞くことができた。面白かったのは、延滞の罰金制度。1件につき2ユーロの罰金を徴収しているとのこと。罰金制度は大学図書館に限らず「100年来のドイツの伝統」ということだった。
「これからボンへ行くんです。」と話すと、「マインツからボンまでのライン川に沿った鉄道の旅は、ドイツでも屈指の景色が楽しめます。電車では本なんて読まないで、景色を楽しんで下さい。」とのお言葉。天気も良いし、電車での「ライン下り」を楽しむとしよう!
キャンパス内あるグーテンベルクの胸像
ストラスブール
ボン → ヴェッセリングでのファミリーステイ
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1泊だけ過ごしたフランスからドイツへ戻り、今日からはpocknにとって馴染みのドイツの町で、友人・知人達に会う旅。一両の電車でふたたびライン川の国境を戻り、オッフェンブルクから、今回の旅行で初めてのICEに乗ってマンハイム(Mannheim)へ。マンハイムからはICに乗り換えてマインツ(Mainz)へ。
これからICEに乗るよ!
車窓の外はドイツらしい大地が広がる
MAINZ
ラインラント=プファルツ州の州都マインツは、pocknにとって思いで深い町。というのも、ここにあるマインツ大学(正式名:ヨハネス・グーテンベルク大学)のインターナショナルオフィスで、以前2週間ほど業務研修を受けさせてもらったことがある。そのときのスタッフの皆さんの親切、職場やゲストハウス、町の居心地の良さは今でも忘れられない。
2006年、家族旅行の折りに大学を訪れて以来、4年ぶりのマインツ、前回は大学しか訪れなかったが、今回は1泊して町を少しぶらぶらした。
Hotel Schottenhofは中央駅のすぐ近く。フロントの女主人は日本語が少しできる陽気な人。部屋に荷物を置いて、早速旧市街へ出かけた。
旧市街の中心にある大聖堂(ドーム)。明るいレンガ色の六角形の塔を見ると懐かしい気持ちになる。
歴史のある建物が並ぶこの広場は開放感のあるおしゃれな空間だ。天気は黒い森のときとは打って変わり、眩しい日差しが照りつけてかなり暑い。
グーテンベルク博物館 Johannes Gutenberg Museum
ドームの裏手にあるヨハネス・グーテンベルク博物館を訪れた。ルネサンスの三大発明と言われる活版印刷術を発明したグーテンベルクはこの町で生まれ、活躍した。それにちなんで、マインツの大学はグーテンベルクの名を冠しているが、この大学はグーテンベルクとの直接のつながりはない。
しかし、グーテンベルク博物館では、彼の発明した印刷術を詳しく紹介する展示があり、特別展示室では「グーテンベルクの42行聖書」の実物を見ることができる。
博物館は3つのフロアがあり、とても広く、グーテンベルク以前から現代の印刷術まで、時代を網羅した数々の印刷機や印刷物が展示されている。
「日本コーナー」もあり、そこでは浮世絵の多色刷りの過程を、版木などの実物で詳しく紹介したり、明治時代に外国人の間で人気を呼んだ「ちりめん本」なども展示されていた。 |
地下の実演コーナーでは、1時間ごとにグーテンベルクの印刷機の複製を使って、当時の印刷の様子を実現してくれる。鉛合金による活字の鋳造から、見学者にハンドルを回させて、印刷が仕上がるまでを見せてくれる。
以前一人でこのミュージアムに来たとき、ここで実演して刷り上った聖書は、レバーを回した見学者がプレゼントでもらえることを知っていたので、「誰かやってみたい人は?」と言われたとき、子供達に手を上げるように言っておいたのだが(子供なら指名してくれる気がして…)、もたもたしているうちに他の人が名乗り出てしまった。
でもワイン作りのブドウ絞り機を応用したというこの器械のレバーは大の男が力いっぱい押してやっと動くというもので、子供では歯が立たないかも…
博物館を出て、もう少し町を見て歩き、シャガールのステンドグラスのあるシュテファン教会のほうまで行ってみたかったのだが、夕方にヴィースバーデンでミルニャムさんと会う約束をしていたので、ドーム近くのデパート、Karstadtで買い物をするだけにした。Karstadtではお菓子や文房具、テーブルクロスなどを選んだ。そしてマインツ中央駅からS-Bahnに乗ってミルニャムさんの待つヴィースバーデンへ向かった。
WIESBADEN
マインツからヴィースバーデンまではS-Bahn(近郊電車)で13分ほど。駅にはミルニャムさんと、なんと「仕事で無理」と言っていたザビーネさんが迎えに来てくれていた。4年ぶりの再会。
ネロベルク登山鉄道 Nerobergbahn
さっそくバスに乗り、息子が行きたがっているネロベルク登山鉄道の走るネロ山へ。この登山鉄道は水の力で行き来する珍しい車両で、4年前にも乗った。詳しくはその時のブログ記事をどうぞ。 |
13歳以下の子供同伴で使えるファミリーチケットというのがあり、ミルニャムさんが僕に「ぴのちゃん(娘の愛称)は13歳ってことにしときなさい」と耳打ちした。本当は高校生だが、すんなりチケットが買えた。こんなことなら、これまでいろんなチケットを購入するとき、いつも13歳ということにしておけば良かった…
車内は空いていて、木々の間を快適に走る車両のデッキで風に吹かれ、だんだん開けてくる視界を眺めるのは気持ちいい。
広い頂上からはヴィースバーデンの町がよく見渡せる。マルクト教会はやっぱり目立つなあ。山の反対側の斜面の途中に見える、金ぴかのドングリ屋根を持つロシア教会まで行ってみた。
金色の屋根に夕陽が当たり、神々しかった。中には入れなかったが、エキゾチックな異彩を放つ外観は一見の価値あり。
クアハウス Das Kurhaus
再び登山鉄道で山を下りて、事前に「見たい」と伝えておいた市内の「クアハウス」に連れて行ってもらった。温泉地としても名高く、富裕層の多いヘッセン州の州都ヴィースバーデンの「クアハウス」は、「世界で最も美しいクアハウス」として20世紀初頭に建造された。クアハウスといっても、ここに温泉施設はないが、大小のホールやカジノを備えた一大社交場として、ヴィースバーデンを象徴する場となっている。
ネオゴシックとユーゲントシュティル様式を併せ持ったというクアハウス、立派なギリシャ風の柱が立ち並び、中央に丸屋根のドームを乗せた外観は貫録十分。
中のホワイエに入ると、ユーゲントシュティルらしい洗練されてきらびやかな壁のモザイク模様や、ステンドグラスが美しい。丸屋根のドームの下から天井を見上げると、シックな大理石カラーに淡い外光が映えて、これも天上的な美しさだ。 |
「ユーゲントシュティル様式の壮麗な内装が見もの」とミルニャムさんから聞いて楽しみにしていたコンサートホールは、ちょうどコンサート開演前のため見学不可だったが、ミルニャムさんがチケットもぎりのお姉さんに頼み込んでくれ、中に入れてもらうことができた。
着飾った紳士淑女のなか、リュックをぶら下げたラフな格好で入るのはちょっと気が引けたが、ホールは息を呑む豪華な内装。立ち並ぶ立派な柱、モザイク模様の壁、フレスコ画の天井、そして全体に落ち着いた赤茶系の色調が、シックな気品を醸し出していた。こんなところでコンサートを聴いたら、さぞや夢見心地の気分になることだろう。
いつかN響が「ラインガウ音楽祭(Rheingau Musik Festival)」に参加したときは、ここで演奏したのだろうか。ホール内を見せてもらえて本当によかった。ミルニャムさん、ダンケシェーン!
ワインフェストの近くで… Bei Weinfest
そろそろお腹が空いてきたので、どこかで腰を落ち着けることに。ちょうどワインフェスティバルをやっているという、マルクト教会周辺へ繰り出した。
マルクト教会
広い会場には所狭しと屋台が立ち並び、この静かなヴィースバーデンのどこにこんな大勢の人がいたのか、と思うほどのものすごい数の人たちでごった返していた。 みんなワインですっかり陽気なのはいいが、こんなに込んでいたら場所を見つけるもの大変だし話が聞こえないので、どこかの静かなお店に入ることにした。 |
やって来たのは、ワインフェスティバルの会場の外れにあるワインハウス。何百年とかの歴史のある店だそうで、いかにもドイツのワインハウスという雰囲気のある落ち着ける場所だった。席も空いている。ドイツ人は本当に外が好きだ。どんなに素敵な雰囲気の店内よりも、間に合わせのようにテーブルとイスが並んだテラス席の方が断然人気がある。
おかげで、静かで良い雰囲気のワインハウスでゆっくりおしゃべりしながら、地元ラインガウのおいしいワインと食事を楽しんだ。
pocknが食べたのは、ミルニャムさんに薦められてグリーンソース(Grüne Sauce)の一品。ローストビーフやポテトを、いろいろなハーブが入った緑のソースと一緒にいただく料理で、このあたりの名物とのこと。ハーブの香りもよかったし、ドイツで食べるジャガイモはやっぱりうまい!
初めてミルニャムさんと会ったのはもう10年以上前。娘もまだ就学前だったが、今では英語でコミュニケーションがとれて、話も弾んでいる様子。息子は4年前、ザビーネさんに初めて会ったときから意気投合して、得意の「電車の絵」で楽しそうにコミュニケーションを取っていた。隣のテーブルのドイツ人グループとも和気あいあいと言葉を交わしたりしながら、楽しい時間が過ぎていった。
電車の絵をプレゼント
両手に花でご満悦のpockn!
みんなご馳走になってしまったうえに、ミルニャムさん、ザビーネさんそれぞれから、家族それぞれにおみやげまでたくさんもらってしまった。この恩返しは、日本に来たときに是非! |
マインツ大学図書館 Zentralbibliothek der Universit:ät Mainz
翌日はpocknにとって思い出深いマインツ大学を訪れた。
懐かしいマインツ大学のキャンパス
今回は、以前研修を受けさせてもらったときのインターナショナルオフィスのキューパーさんを通じ、ここの大学図書館を見学させてもらうことにしていた。家族にはオフィスで、研修でお世話になったモーアさんが出してくれたお茶とお菓子で寛いでいてもらい、pocknは図書館スタッフのケーニヒ・フランクさんに図書館ツアーをして頂いた。
大学中央図書館は、1964年開館時の建物のままということだったが、内部はきれいにリフォームされ、快適な空間になっていた。蔵書数は約200万冊、貸出冊数は無制限、開館時間は朝8時から翌朝6時までの22時間という恵まれた環境。
入口を入ると、総合案内センター(Informationszentrum)という広々としたホールがある。コンピュータやOPAC専用機がたくさん置かれ、総合案内カウンターがある。
とても広い貸出・返却カウンター。手前の機械は自動貸出機で、図書館を案内してくれたケーニヒ・フランクさんが、実際に貸出処理をデモしてくれた。ICタグを読み取る方式で、処理速度はとても速い。
一般閲覧席は、吹き抜けの大きな空間を中2階的にフロアを分け、閲覧スペースと書架スペースに分かれている。
ツアーの最後に館長のDr.アンデアフープ氏と面談する時間を頂いた。スタッフの構成や、図書館活動のコンセプトなど、興味深い話をいろいろ聞くことができた。面白かったのは、延滞の罰金制度。1件につき2ユーロの罰金を徴収しているとのこと。罰金制度は大学図書館に限らず「100年来のドイツの伝統」ということだった。
「これからボンへ行くんです。」と話すと、「マインツからボンまでのライン川に沿った鉄道の旅は、ドイツでも屈指の景色が楽しめます。電車では本なんて読まないで、景色を楽しんで下さい。」とのお言葉。天気も良いし、電車での「ライン下り」を楽しむとしよう!
キャンパス内あるグーテンベルクの胸像
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