イタリア語もフランス語も同じように存在する半過去、大過去ですが
どちらも同じような文法的な意味合いを持っていますので、イタリア語が出来たら
フランス語は、数か月でマスターできるかもよ!
半過去と大過去
Imperfetto e trapassato prossimo
活用語尾 –vo, -vi, -va, - vamo, -vate, - vano
◆持続・継続性の表現
過去においてある不特定な期間(つまり、いつ始まっていつ終わったか明白でないような期間)継続した動作・状態を表す。
過去における進行中の行為や状態の継続を表す。
風景・状況・人や物の姿態を描写し、出来事の原因・理由等を説明する。
Era appena primavera; gli alberi fiorivano a un tiepido sole.
春になったばかりだった。木々は歩の温かな陽射しを浴びながら花開いていた。
L’indomani Nio era sparito. Il letto ancor tiepido diceva ch’era uscito non prima dell’alba.
その翌日ニーノの姿は見えなくなった。まだぬくもりが残っているベッドから、出て行ったのは夜明け前では無いことがわかった。
Quando ero ragazzo, andavo spesso a quel fiume a pescare.
私は子供のころ、あの川によく魚釣りに行った。
Ieri sono andato in piscina, perche faceva caldo.
昨日は暑かったので、僕はプールに行きました。
Pioveva a diretto quando sono partiti.
彼らが出発した時、土砂降りの雨が降っていた。
◆同時・背景性の表現
「過去における現在」ともいわれる半過去は、他の動作・状態の同時・背景性を表現する。
- Mentre mia moglie guradava la televisione, leggevo il giornale.
- Avevo sette anni quando mia sorella e nata.
- Allora Daniela abitava a Roma.
Mentre studiavo, i miei amici giocavano a carte.
私が勉強している間、友人たちはトランプをしていた。
Poteva lavorare bene la note quando tutti dormivano e la casa era silenzisa.
彼は夜、皆が眠って家がひっそりとすると仕事がよくはかどった。
(半過去(背景)× 近・遠過去(出来事)
Dormiva sempre quando la madre le enro’in camera e spalanco la finestra.
母親が部屋に入ってきて窓を開け放つ時、彼女はいつも眠っていた。
Mentre mi aspettavi, a che cosa pensavi?
僕を待っている間、君はどんなことを考えていたの?
Mentre tornavo da scuola, ho incontrato tua sorella.
学校から帰ってくるとちゅう、君の妹にあった。
Mentre lavoravo, loro chiacchieravano.
私が仕事をしているあいだ、かれらはおしゃべりをしていた。
◆習慣・反復性の表現
過去における習慣的・反復的な動作・状態を示す。
この用法の半過去形が2つ以上併用されると、動作は連鎖上に繋がった感じになる。
過去において、週間的に反復された行為
- L’anno scorso andavamo spesso al mare.
- Ogni volta che andavo in discoteca, incontravo Roberta.
La luce ogni mattino la descriveva nei particolari piu minuti, raccontrava ogni suo andito, enumerava tutte le case.
毎日朝になると、陽の光はもっとも細部に至るまでそれ(街)を描きだし、それぞれの家の入口の様子を物語り、家々の数を数えるのだった。
Gli Spartani educavano rigidamente i giovani.
スパルタ人は若者たちを厳しくしつけたものだ。
Quando frequentavo la scuola, mi alzavo alle sette.
学校に通っていたころ、私は7時に起きていました。
Ogni volta che beveva, si ubriacava.
彼は飲むたびに酔っ払っていた。
直接法半過去の派生用法
◆ 瞬間的動作
本来完了時制で表現すべき瞬間的な完結動作を、意図的に半過去形で表す、反自然的な性格を持つ用法である。こうすることで、瞬間的点景という「形」がイメージの「流れ」に転換される。とりわけ小説、物語、歴史記述で、更にはスポーツ報道にも利用され、通常この用法は「物語体半過去」の名で呼ばれている。過去の特定時点における人や物などの状態を示す。このため、小説・物語等の中で風景描写、登場人物の性格・状態、事件の背景・状況等を描写するのに用いられる。これは叙述半過去(imperfetto descrittivoまたはimperfetto narrativo)と呼ばれることがある。
Questa mattina, quando mi sono alzato, il cielo era nuvoloso.
今朝、私が起きた時は、空は曇っていた。
Calava la sera, quando finalemente scorgemmo le prime case del paese.
村の外れの家々がやっと見えた時は、もう夕暮れになっていた。
C’erano una volata un vecchieto e una vecchieta. Essi trascorrevano, in perfetta armonia, gli ultimi anni della loro vita. Ogni giorno il vecchiotto andava sui monti a tagliare legna, la vecchia andava al fiume a fare il bucato.
昔お爺さんとお婆さんがおりました。彼らは仲良く老い先短い人生を過ごしていました。毎日、お爺さんは山へ芝刈りに、お婆さんは川へ洗濯に行きました。
Vodendo soprpassare la moto il ciclista cadeva malamente, si rompeva un braccio.
オートバイを追い越そうとして、競輪選手は激しく転倒し、一方の腕を骨折してしまった。
Giuseppe Mazzini nasceva a Genova 1805.
1805年、ジュゼッペ・マッツィーニはジェノヴァで生まれた。
◆念押し・確認
動作を心中で反復することによって、ときに「念押し・確認」のニュアンスを帯びる。
No, era sempre bella – mi dicevo ora, contemplandola-, forse non era mai stata cosi bella e attraente.
いや、いつだってきれいだったよ。私はいま彼女を眺めながら、そう思っていた。多分こんなに美しく魅力的だったことはいままでになかったことだろう。
◆実現途上の動作・状態
「~するところだった、しようとしていた」これは、「終点」のない未完了動作から生じた用法。
Cominciavo a capire che quella casa non era per lui quelche ero per me.
その家が私にとって持っていたような意味が彼にはないのだろうということに、私も分かりかけていた。
Era appena aperto; la cassiera non c’era ancora; il barista avviava la macchina.
店は開いたばかりだった。レジ係はまだ姿が見えなかった。バーテンダーは機会を始動させようとしていた。
◆婉曲・丁寧表現
Volere, desiderare, preferire, chiedere,pregareなど「願望」を表す動詞の半過去形は、時に遠まわしのニュアンスを持つ。要求等を和らげて表現するのに用いられる。
Desideravo(desidero, desidererei) prendere in prestito quel libro.
あの本をお借りしたいのですが?
Scusi, professore, volevo (vorrei) chiedere un favore.
すみません、先生、お願いしたい事がございますが。
Volevo un paio di scarponi da montagna.
登山靴を一足欲しいんですが。
Desiderava, signora?
何を差し上げましょうか、奥様?
Volevo chiederti un favore.
君にお願いがひとつあるのですが。
◆他の動作と時間的に接近した完了動詞
Ora, appena entravamo, e io zitto zitto, sfoderavo la chitarra.
いまでは私たちが入っていくとすぐに、私はそうっとギターをケースから取り出すのだった。
◆意識的・無意識的にした動作が未完に終わったことを示す。
これは半過去の特性である「継続しつつある動作」が未完のまま続いている。
Quando tu arrivasti, chiudevo la porta per uscire di casa.
君が来た時、私は外出するためにドアを閉めていたのだよ(閉めなかった)
Quando il professore e entrato nell’aula, per poco non cadeva.
先生は教室に入った時、危うく転ぶところだった。(転ばなかった)
◆半過去が遠過去の代わりに用いられることがある。これは歴史的現在と同じように、
過去の一時点に起こった動作の前に読者を引きもどし、立ち会わせるようなニュアンスを持つ、
つまり、歴史的半過去(imperfetto storico)とも呼ばれるものである。このため、
ある叙事的な事柄を述べるのに用いられることが多い。
Nel 1265 a Firenze nasceva(= nacque) Dante.
ダンテは1265年にフィレンツェで生まれた。
◆過去に起こった連続的な動作を述べているのに、遠過去に代わって用いられる。
これは、遠過去を用いるとそれぞれの動作がその瞬間で終了してしまうニュアンスを表すのに対して、
半過去をもちいることにより連続性を与え、描写に生彩を与えることができるためであって、
記事的半過去(imperfetto cronistico)とも呼ばれる。
I giocatori cadevano (=caddero), si rialzavano (=si rialzarano) in un secondo,
ricomiciavano (=ricominciarono) a correre e cercavano(=cercarono) di strapparsi il pallone.
選手たちは倒れ、すぐさま立ちあがり、再び走り出してお互いにボールを奪い合おうとした。
◆少し前に一度中断した話を再び始めるとき、近過去の代わりに半過去を用いることがある。
これは、半過去を用いることによって、先ほどまで話していた話題がまだ未完のままであったようなニュアンスを与えるためである。
Quella decisione, come dicevo (= ho detto) poco prima,
fu fatale per l’ulteriore sviluppo dell’economia italiana.
少し前にお話ししたように、その決定はイタリア経済のその後の発展にとって致命的なものでした。
◆仮定文の≪過去の事実に反すること≫を述べるときに、接続法大過去や条件法の代わりに用いられることがある。
これも、半過去が未完了の動作を示す性質をもつことに起因するといえる。この用法は口語的なもので、
帰結節にだけ条件法を用いることも多い。
Se riuscivo (Se fossi riuscito), sarei stato felice.
もし私がうまくて着ていたら幸福だったでしょうに。
Se lo sapevo, te lo dicevo.
もしそれを知っていたら、君に言ったのだが。
Se non confessavo (Se non avessi confessato), mi sentirei ancora colpevole.
もし告白していなかったとしたら、私は今でも罪の意識にとらわれているでしょう。
Se morivo, non soffrivo tanto. (Se fossi morto, non avrei sofferto tanto.)
もし私が死んでいたら、あんなに苦しまなかったでしょうに。
Se vedevo Maria, glielo dicevo. (Se avessi visto Maria, glielo avrei detto)
もしマリアに会っていたら、彼女にそれを言ったでしょうに。
◆従属動詞(dovere, potere,volere)で条件法過去の代わりに半過去が用いられ、
上記と同じように確実に実現できる筈であった事実が実現誰無かったことを表す。
Il treno doveva arrivare (sarebbe dovuto arrivare) un’ora fa, ma l’aspettiamo ancora.
列車は1時間前に到着しているべきであるのに、まだ私たちは待っている。
直接法現在と半過去の共通性
◆ 一般的な動作・状態の描写を表す
現在 : Quando splende il sole, la campagna sembra piu bella.
太陽が輝くとき野原は一段と美しく思われる。
過去 : Quando splendeva il sole, la campagna sembrava piu bella.
太陽が輝いていた時、野原は一段と美しく思われた。
◆ 習慣的・反復的な動作
現在 : ogni giorno Susanna si alza alla sette ed esce di casa alle otto per andare in ufficio.
毎日スザンヌは7時に起き、事務所へ行く為に8時に家を出る。
過去 : ogni girono Susanna si alzava alle sette ed usciva di casa alle otto per andare in ufficio.
毎日スザンヌが7時に起き、事務所に行く為8時に家を出た。
◆ 主動詞との同時性
現在:Vediamo tanti uccelli che volano in aria.
沢山の鳥が空を飛んでいるのが見える。
過去:Vedevamo tanti uccelli che volvano in aria.
沢山の鳥が空を飛んでいるのが見えた。
◆ 主動詞より後に起こる動作を表す
現在:Sai che mia sorella torna (tornera) domani.
君は私の妹が明日帰ってくることを知っている。
過去:Sapevi mia sorella tornava (sarebbe tornato) il giorno dopo.
君は私の妹が明日帰ってくることを知っていた。
◆ 以前から継続している動作・状態を表す
現在:Abito a Roma da cinque anni.
私はローマに5年前から住んでいる。
過去:Abitavo a Roma gia da cinque anni, quando ci sei arrivato.
君が着いた時、私はローマにもう5年前から住んでいた。
◆ 遠過去の代わりにつとめて表現を生き生きとさせる
歴史的現在:Cesare, alla fine, decide(decise) di attravesare il Rubicone.
シーザーは結局ルビコン川を渡る決心をした。
歴史的半過去:Napoleone morviva (mori) il cinque maggio 1821.
ナポレオンは1821年5月5日に死んだ。
直接法大過去Trapassato prossimo
◆ある過去の時点における動作・状態(近過去・半過去・過去法のいずれで表されてもよい。)より以前に完了した動作・状態を表す。
Quando siamo arrivati (arrivammo), il treno era gia partito.
僕たちが駅に着いた時には、列車はすでに出てしまっていた。
Le cosa sono andate (andarono) nel modo che egli aveva previsto.
物事は彼らが予想していたように運んだ。
Poiche aveva piovuto per piu di due settimane, i fiumi stavano per straripare.
雨が2週間以上も降っていたので、どの川もあふれようとしていた。
◆ 大過去は半過去の助動詞を用いた複合時制であるため、半過去と共通した、あるいは密接な関係を持つ点が多い。
① あるかの時点より以前の継続的動作・状態を表す
Prima di dicedermi, avevo avuto abbastanza tempo per ripensarci.
私は決心する前に、もう一度考える時間が十分にあった。
② ある過去の時点より以前の習慣的・反復的な動作・状態を表す。
Ogni sera, quando suo padre aveva terminato il lavoro, andavano insieme in chiesa.
毎晩、父親が仕事を終えると、彼らは一緒に教会へ行ったものでした。
③ ある動作・状態が継続中に完了してしまった動作を表す。
Mentre meditavo avvolto nel silenzio del bosco, la notte era calata.
森の中で沈黙に包まれて私が瞑想に耽っているうちに、夜のとばりが降りていました。
④ 小説・物語の中である過去の動作・状態が起こった原因を表す。
La povera fanciulla emise un grido e cadde. Era svenuta.
その気の毒な娘は叫び声をあげて倒れた。気絶してしまったのだ。
◆間接話法において主文より以前の時制を表す。
Gli ho detto che Anna non l’aveva mai amato.
(Gli ho detto: Anna non ti ha mai amato.)
私は彼にアンナが彼を愛したことは一度もないと言ってやった。
A dieci annii avevo gia deciso di diventare pianista.
10歳の時に私はもうピアニストになることを決めていた。
Quando mi hanno chiamato, mi ero appena alzato.
彼らが私を呼んだ時、私は起きたばかりだった。
Mi ha mostrato il flauto che gli aveva regalato il cugino.
彼はいとこが贈ってくれたフルートを私に見せた。
Riposavamo sempre un po’ dopo che avevamo pranzato.
私たちは昼食をとったあといつもすこし休息をとっていました。
Stare + ジェロンディオ ~している最中である
Cosa stai faccendo? 君は今何をしているの?
Sto studiando. 勉強をしているところです。
どちらも同じような文法的な意味合いを持っていますので、イタリア語が出来たら
フランス語は、数か月でマスターできるかもよ!
半過去と大過去
Imperfetto e trapassato prossimo
活用語尾 –vo, -vi, -va, - vamo, -vate, - vano
◆持続・継続性の表現
過去においてある不特定な期間(つまり、いつ始まっていつ終わったか明白でないような期間)継続した動作・状態を表す。
過去における進行中の行為や状態の継続を表す。
風景・状況・人や物の姿態を描写し、出来事の原因・理由等を説明する。
Era appena primavera; gli alberi fiorivano a un tiepido sole.
春になったばかりだった。木々は歩の温かな陽射しを浴びながら花開いていた。
L’indomani Nio era sparito. Il letto ancor tiepido diceva ch’era uscito non prima dell’alba.
その翌日ニーノの姿は見えなくなった。まだぬくもりが残っているベッドから、出て行ったのは夜明け前では無いことがわかった。
Quando ero ragazzo, andavo spesso a quel fiume a pescare.
私は子供のころ、あの川によく魚釣りに行った。
Ieri sono andato in piscina, perche faceva caldo.
昨日は暑かったので、僕はプールに行きました。
Pioveva a diretto quando sono partiti.
彼らが出発した時、土砂降りの雨が降っていた。
◆同時・背景性の表現
「過去における現在」ともいわれる半過去は、他の動作・状態の同時・背景性を表現する。
- Mentre mia moglie guradava la televisione, leggevo il giornale.
- Avevo sette anni quando mia sorella e nata.
- Allora Daniela abitava a Roma.
Mentre studiavo, i miei amici giocavano a carte.
私が勉強している間、友人たちはトランプをしていた。
Poteva lavorare bene la note quando tutti dormivano e la casa era silenzisa.
彼は夜、皆が眠って家がひっそりとすると仕事がよくはかどった。
(半過去(背景)× 近・遠過去(出来事)
Dormiva sempre quando la madre le enro’in camera e spalanco la finestra.
母親が部屋に入ってきて窓を開け放つ時、彼女はいつも眠っていた。
Mentre mi aspettavi, a che cosa pensavi?
僕を待っている間、君はどんなことを考えていたの?
Mentre tornavo da scuola, ho incontrato tua sorella.
学校から帰ってくるとちゅう、君の妹にあった。
Mentre lavoravo, loro chiacchieravano.
私が仕事をしているあいだ、かれらはおしゃべりをしていた。
◆習慣・反復性の表現
過去における習慣的・反復的な動作・状態を示す。
この用法の半過去形が2つ以上併用されると、動作は連鎖上に繋がった感じになる。
過去において、週間的に反復された行為
- L’anno scorso andavamo spesso al mare.
- Ogni volta che andavo in discoteca, incontravo Roberta.
La luce ogni mattino la descriveva nei particolari piu minuti, raccontrava ogni suo andito, enumerava tutte le case.
毎日朝になると、陽の光はもっとも細部に至るまでそれ(街)を描きだし、それぞれの家の入口の様子を物語り、家々の数を数えるのだった。
Gli Spartani educavano rigidamente i giovani.
スパルタ人は若者たちを厳しくしつけたものだ。
Quando frequentavo la scuola, mi alzavo alle sette.
学校に通っていたころ、私は7時に起きていました。
Ogni volta che beveva, si ubriacava.
彼は飲むたびに酔っ払っていた。
直接法半過去の派生用法
◆ 瞬間的動作
本来完了時制で表現すべき瞬間的な完結動作を、意図的に半過去形で表す、反自然的な性格を持つ用法である。こうすることで、瞬間的点景という「形」がイメージの「流れ」に転換される。とりわけ小説、物語、歴史記述で、更にはスポーツ報道にも利用され、通常この用法は「物語体半過去」の名で呼ばれている。過去の特定時点における人や物などの状態を示す。このため、小説・物語等の中で風景描写、登場人物の性格・状態、事件の背景・状況等を描写するのに用いられる。これは叙述半過去(imperfetto descrittivoまたはimperfetto narrativo)と呼ばれることがある。
Questa mattina, quando mi sono alzato, il cielo era nuvoloso.
今朝、私が起きた時は、空は曇っていた。
Calava la sera, quando finalemente scorgemmo le prime case del paese.
村の外れの家々がやっと見えた時は、もう夕暮れになっていた。
C’erano una volata un vecchieto e una vecchieta. Essi trascorrevano, in perfetta armonia, gli ultimi anni della loro vita. Ogni giorno il vecchiotto andava sui monti a tagliare legna, la vecchia andava al fiume a fare il bucato.
昔お爺さんとお婆さんがおりました。彼らは仲良く老い先短い人生を過ごしていました。毎日、お爺さんは山へ芝刈りに、お婆さんは川へ洗濯に行きました。
Vodendo soprpassare la moto il ciclista cadeva malamente, si rompeva un braccio.
オートバイを追い越そうとして、競輪選手は激しく転倒し、一方の腕を骨折してしまった。
Giuseppe Mazzini nasceva a Genova 1805.
1805年、ジュゼッペ・マッツィーニはジェノヴァで生まれた。
◆念押し・確認
動作を心中で反復することによって、ときに「念押し・確認」のニュアンスを帯びる。
No, era sempre bella – mi dicevo ora, contemplandola-, forse non era mai stata cosi bella e attraente.
いや、いつだってきれいだったよ。私はいま彼女を眺めながら、そう思っていた。多分こんなに美しく魅力的だったことはいままでになかったことだろう。
◆実現途上の動作・状態
「~するところだった、しようとしていた」これは、「終点」のない未完了動作から生じた用法。
Cominciavo a capire che quella casa non era per lui quelche ero per me.
その家が私にとって持っていたような意味が彼にはないのだろうということに、私も分かりかけていた。
Era appena aperto; la cassiera non c’era ancora; il barista avviava la macchina.
店は開いたばかりだった。レジ係はまだ姿が見えなかった。バーテンダーは機会を始動させようとしていた。
◆婉曲・丁寧表現
Volere, desiderare, preferire, chiedere,pregareなど「願望」を表す動詞の半過去形は、時に遠まわしのニュアンスを持つ。要求等を和らげて表現するのに用いられる。
Desideravo(desidero, desidererei) prendere in prestito quel libro.
あの本をお借りしたいのですが?
Scusi, professore, volevo (vorrei) chiedere un favore.
すみません、先生、お願いしたい事がございますが。
Volevo un paio di scarponi da montagna.
登山靴を一足欲しいんですが。
Desiderava, signora?
何を差し上げましょうか、奥様?
Volevo chiederti un favore.
君にお願いがひとつあるのですが。
◆他の動作と時間的に接近した完了動詞
Ora, appena entravamo, e io zitto zitto, sfoderavo la chitarra.
いまでは私たちが入っていくとすぐに、私はそうっとギターをケースから取り出すのだった。
◆意識的・無意識的にした動作が未完に終わったことを示す。
これは半過去の特性である「継続しつつある動作」が未完のまま続いている。
Quando tu arrivasti, chiudevo la porta per uscire di casa.
君が来た時、私は外出するためにドアを閉めていたのだよ(閉めなかった)
Quando il professore e entrato nell’aula, per poco non cadeva.
先生は教室に入った時、危うく転ぶところだった。(転ばなかった)
◆半過去が遠過去の代わりに用いられることがある。これは歴史的現在と同じように、
過去の一時点に起こった動作の前に読者を引きもどし、立ち会わせるようなニュアンスを持つ、
つまり、歴史的半過去(imperfetto storico)とも呼ばれるものである。このため、
ある叙事的な事柄を述べるのに用いられることが多い。
Nel 1265 a Firenze nasceva(= nacque) Dante.
ダンテは1265年にフィレンツェで生まれた。
◆過去に起こった連続的な動作を述べているのに、遠過去に代わって用いられる。
これは、遠過去を用いるとそれぞれの動作がその瞬間で終了してしまうニュアンスを表すのに対して、
半過去をもちいることにより連続性を与え、描写に生彩を与えることができるためであって、
記事的半過去(imperfetto cronistico)とも呼ばれる。
I giocatori cadevano (=caddero), si rialzavano (=si rialzarano) in un secondo,
ricomiciavano (=ricominciarono) a correre e cercavano(=cercarono) di strapparsi il pallone.
選手たちは倒れ、すぐさま立ちあがり、再び走り出してお互いにボールを奪い合おうとした。
◆少し前に一度中断した話を再び始めるとき、近過去の代わりに半過去を用いることがある。
これは、半過去を用いることによって、先ほどまで話していた話題がまだ未完のままであったようなニュアンスを与えるためである。
Quella decisione, come dicevo (= ho detto) poco prima,
fu fatale per l’ulteriore sviluppo dell’economia italiana.
少し前にお話ししたように、その決定はイタリア経済のその後の発展にとって致命的なものでした。
◆仮定文の≪過去の事実に反すること≫を述べるときに、接続法大過去や条件法の代わりに用いられることがある。
これも、半過去が未完了の動作を示す性質をもつことに起因するといえる。この用法は口語的なもので、
帰結節にだけ条件法を用いることも多い。
Se riuscivo (Se fossi riuscito), sarei stato felice.
もし私がうまくて着ていたら幸福だったでしょうに。
Se lo sapevo, te lo dicevo.
もしそれを知っていたら、君に言ったのだが。
Se non confessavo (Se non avessi confessato), mi sentirei ancora colpevole.
もし告白していなかったとしたら、私は今でも罪の意識にとらわれているでしょう。
Se morivo, non soffrivo tanto. (Se fossi morto, non avrei sofferto tanto.)
もし私が死んでいたら、あんなに苦しまなかったでしょうに。
Se vedevo Maria, glielo dicevo. (Se avessi visto Maria, glielo avrei detto)
もしマリアに会っていたら、彼女にそれを言ったでしょうに。
◆従属動詞(dovere, potere,volere)で条件法過去の代わりに半過去が用いられ、
上記と同じように確実に実現できる筈であった事実が実現誰無かったことを表す。
Il treno doveva arrivare (sarebbe dovuto arrivare) un’ora fa, ma l’aspettiamo ancora.
列車は1時間前に到着しているべきであるのに、まだ私たちは待っている。
直接法現在と半過去の共通性
◆ 一般的な動作・状態の描写を表す
現在 : Quando splende il sole, la campagna sembra piu bella.
太陽が輝くとき野原は一段と美しく思われる。
過去 : Quando splendeva il sole, la campagna sembrava piu bella.
太陽が輝いていた時、野原は一段と美しく思われた。
◆ 習慣的・反復的な動作
現在 : ogni giorno Susanna si alza alla sette ed esce di casa alle otto per andare in ufficio.
毎日スザンヌは7時に起き、事務所へ行く為に8時に家を出る。
過去 : ogni girono Susanna si alzava alle sette ed usciva di casa alle otto per andare in ufficio.
毎日スザンヌが7時に起き、事務所に行く為8時に家を出た。
◆ 主動詞との同時性
現在:Vediamo tanti uccelli che volano in aria.
沢山の鳥が空を飛んでいるのが見える。
過去:Vedevamo tanti uccelli che volvano in aria.
沢山の鳥が空を飛んでいるのが見えた。
◆ 主動詞より後に起こる動作を表す
現在:Sai che mia sorella torna (tornera) domani.
君は私の妹が明日帰ってくることを知っている。
過去:Sapevi mia sorella tornava (sarebbe tornato) il giorno dopo.
君は私の妹が明日帰ってくることを知っていた。
◆ 以前から継続している動作・状態を表す
現在:Abito a Roma da cinque anni.
私はローマに5年前から住んでいる。
過去:Abitavo a Roma gia da cinque anni, quando ci sei arrivato.
君が着いた時、私はローマにもう5年前から住んでいた。
◆ 遠過去の代わりにつとめて表現を生き生きとさせる
歴史的現在:Cesare, alla fine, decide(decise) di attravesare il Rubicone.
シーザーは結局ルビコン川を渡る決心をした。
歴史的半過去:Napoleone morviva (mori) il cinque maggio 1821.
ナポレオンは1821年5月5日に死んだ。
直接法大過去Trapassato prossimo
◆ある過去の時点における動作・状態(近過去・半過去・過去法のいずれで表されてもよい。)より以前に完了した動作・状態を表す。
Quando siamo arrivati (arrivammo), il treno era gia partito.
僕たちが駅に着いた時には、列車はすでに出てしまっていた。
Le cosa sono andate (andarono) nel modo che egli aveva previsto.
物事は彼らが予想していたように運んだ。
Poiche aveva piovuto per piu di due settimane, i fiumi stavano per straripare.
雨が2週間以上も降っていたので、どの川もあふれようとしていた。
◆ 大過去は半過去の助動詞を用いた複合時制であるため、半過去と共通した、あるいは密接な関係を持つ点が多い。
① あるかの時点より以前の継続的動作・状態を表す
Prima di dicedermi, avevo avuto abbastanza tempo per ripensarci.
私は決心する前に、もう一度考える時間が十分にあった。
② ある過去の時点より以前の習慣的・反復的な動作・状態を表す。
Ogni sera, quando suo padre aveva terminato il lavoro, andavano insieme in chiesa.
毎晩、父親が仕事を終えると、彼らは一緒に教会へ行ったものでした。
③ ある動作・状態が継続中に完了してしまった動作を表す。
Mentre meditavo avvolto nel silenzio del bosco, la notte era calata.
森の中で沈黙に包まれて私が瞑想に耽っているうちに、夜のとばりが降りていました。
④ 小説・物語の中である過去の動作・状態が起こった原因を表す。
La povera fanciulla emise un grido e cadde. Era svenuta.
その気の毒な娘は叫び声をあげて倒れた。気絶してしまったのだ。
◆間接話法において主文より以前の時制を表す。
Gli ho detto che Anna non l’aveva mai amato.
(Gli ho detto: Anna non ti ha mai amato.)
私は彼にアンナが彼を愛したことは一度もないと言ってやった。
A dieci annii avevo gia deciso di diventare pianista.
10歳の時に私はもうピアニストになることを決めていた。
Quando mi hanno chiamato, mi ero appena alzato.
彼らが私を呼んだ時、私は起きたばかりだった。
Mi ha mostrato il flauto che gli aveva regalato il cugino.
彼はいとこが贈ってくれたフルートを私に見せた。
Riposavamo sempre un po’ dopo che avevamo pranzato.
私たちは昼食をとったあといつもすこし休息をとっていました。
Stare + ジェロンディオ ~している最中である
Cosa stai faccendo? 君は今何をしているの?
Sto studiando. 勉強をしているところです。