いやあ、イタリア語の接続法って意外と
真面目に勉強してたんだなぁ!
これも、全部で66,000文字以上あったので
3分割するしかなかったよ。
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① 主節の動詞より以前に完了した事を表すならば、接続法大過去を用いる。
Ho creduto che tu avessi gia comperato quel libro.
Credevo che tu avessi gia comperato quel libro.
Credetti che tu avessi gia comperato quel libro.
Avevo creduto che tu avessi gia comperato quel libro.
私は君が既にあの本を買ってしまったとばかり信じていました。
Ho temuto che Maria fosse venuto.
Temevo che Maria fosse venuto.
Avevo temuto che Maria fosse venuto.
私はマリアが来てしまったのではないかと心配した。
② 主節の動詞より後でおこるであろうことを表すには、(過去未来)を表す条件法過去が最も普通である。
Ho credo (又はCredevo / Credetti / Avevo creduto )
che Maria sarebbe venuto.(条件法過去)
che Maria venisse. (接続法半過去)
che Maria veniva. (直接法半過去)
私はマリアが来るだろうと信じた。(信じていた)
Che Maria stesse per venire.
私はマリアが来るところだと信じた。(信じていた)
Che Maria dovesse venire.
私はマリアが来るに違いないと信じた。(信じていた)
③ 従属節が非現実な仮定を表す時は、接続法半過去。
Piangeva come se fosse un bambino.
彼はまるで子供のように泣いていた。
【2】 主節の動詞が条件法の時
① 主節の動詞が条件法現在ならば、
a) 同時性を表すのは、接続法半過去
Vorrei che tu andassi a scuola.
僕は君が学校へ行くように望んでいるのだが。
b) 主節の動詞より以前の事柄を表すのは、接続法半過去
Vorrei che tu fossi andato a scuola.
僕は君が学校へ行ったことを望んでいるのだが。
c) 未来に起こりえるようなことを表すのは、接続法半過去
Vorrei che tu andassi a scuola domani.
私は君が明日学校へ行くように望んでいるのだが。
Vorrei che tu stessi per andare a scuola.
僕は君がこれから学校へ行こうとしているのを望んでいるのだが。
② 主節の動詞が条件法過去ならば、
a) 同時性を表すのは、接続法半過去(時に接続法大過去)
Avrei pensato che essi agissero per interesse.
私は彼らが利益の為に行動しているのだと考えただろうに。
b) 主節の動詞より以前の事柄を表すのは、接続法大過去
Avrei pensato che essi avessero agito per interesse.
僕は彼らが利益の為に行動していたのだと考えただろうに。
Supongo che Gino lavori molto. Gはよく働いていると思います。
Supongo che Gino abbia lavorato molto.
Gはよく働いたと思います。
Immagino che Dina partira(parta) domani.
Dは明日出発すると思います。
Crede (credeva) di essere spiritoso.
かれは自分が機知に富んでいると思っている(思っていた)
Immaginare(想像する)、credere思う pensare考える supporre推測する dubitare疑う negare否定する non sapere知らない
Immagino che sappiate gia le novita.
皆さんはもうその知らせをご存じだと思います。
Credo che tu abbia ragione. 私は君が正しいと思う。
Non so se siano gia ritornate.
彼女らがもう戻ってきたのかどうか私は知りません。
Credo che tu hai ragione. 私は君が正しいと信じている。
Voglio che lo spediate subito.
私は君たちにすぐそれを送ってもらいたい。
Voglio spedirlo subito.
私はすぐにそれを送りたい。
注:volere + 不定詞 主語が同じならOK
Spero che stiamo tutti bene.
皆さんが元気でいらしゃればいいと思います。
Temo che non venga nessuno.
誰も来ないのではと心配です。
Sono contento che tu sia guarito completamente.
君がすっかり回復したようでうれしい。
Bisognera che ci si alzi presto la mattina.
朝早く起きる必要があるでしょう。
Non e che io non voglia farlo.
私はそれをしたくないというわけではありません。
Sembra che Mario conosca mio fratello.
Mは私の兄を知っているようにみえます。
Puo darsi che tu abbia sbagliato.
もしかして君は間違っていたのかもしれない。
(puo darsi「~かもしれない」)
Mi dispiace che loro abbiano cambiato idea.
彼らが考えを変えてしまったのは残念だ。
E il libro piu divertente che io abbio mai letto.
それは私がかつて読んだことのある最も面白い本です。
E l’unica persona che possa darci un consiglio.
それは私たちに忠告を与えてくれることのできる唯一の人です。
Sto cercando quelcuno che sappia adoperare il computer.
私はコンピュータを扱うことができるような人を探している。
Supoonevo che Gino lavorasse molto.
Gはよく働くと私は思っていました。
Supponevo che Gino avesse lavorato molto.
Gはよく働いたと私は思っていました。
Immaginavo che Ada sarebbe partita(partisse) subito.
私はAがすぐに出発するものと思っていました。
Non so se Luigi fosse a Napoli quando c’e stato il terremoto.
地震があったときLがナポリにいたかどうか私はしりません。
Penso che lui godesse di buona salute da bambino.
彼は子供のころは健康に恵まれていたと私は思います。
Ho pensato che fosse una mera invenzione, ma non lo era.
それは単なる作り話だと私は思っていたが、そうではなかった。
Immaginavo che lui avesse gia terminato gli studi.
彼はすでに勉学を修めたものと私は思っていた。
Pregai che lo lasciasse da noi ancora un poco.
私は彼をもう少し私たちのもとに置いてくれるよう頼んだ。
Vorrei che ti comportassi sempre cosi.
君がいつもそのようにふるまってくれるといいのだが。
Poteva darsi che fassero usciti.
ひょっとして彼は出かけたのかもしれなかった。
E stato il discorso piu noioso che io avessi mai sentito.
それはかつて私が耳にした最も退屈なスピーチだった。
Non c’era nessuno che mi aiutasse.
私を助けてくれるような人は誰もいなかった。
Gli raccontai tutto affinche mi desse un consiglio.
彼が何か忠告してくれるよう私は彼に全てを話した。
注意:目的を示す「perche+接続法」に対して、「perche+直接法」は下記の例のように、普通理由を示すので注意。
Dice questo perche voi capiate la situazione.
あなた方が状況を理解するように彼はこのことを言う。
Dice questo perche voi non capite la situazione.
あなた方が状況を理解しないので彼はこのことを言う。
Se「もし~ならば」purche, a condizione che, a patto che 「~という条件で」 a meno che (non)「もし~でないなら」
Faremo due passi purche non piova.
雨が降りさえしなければ、私たちは散歩に出るでしょう。
Ti prestero il denaro a condizione che tu me lo resituisca entro il mese.
今月中に返してくれるという条件で君にお金を貸してあげよう。
Lo assumero a meno che voi non siate contrari.
あなた方が反対でないなら、私は彼を採用しよう。
譲歩:benche, nonostante (che), anche se 「たとえ~にせよ」「~にもかかわらず」
Benche sia giovane, Luigi ha molta esperienza.
若いにも関わらず、Lは経験が豊富だ。
Nonostante piovesse a diretto, giunsero tutti in tempo.
大雨が降っていたにも関わらず、全員が遅れずに到着した。
譲歩 不定代名詞「chiunque」「だれであれ」、不定形容詞「qualunque」「いかなる~であれ」
Chiunque venga, non ho intenzione di riceverlo.
誰が来ようと、私は会うつもりはない。
Qualunque cosa io dicessi, era inutile.
私がどんなことを言おうと、無駄でした。
時 prima che 「~する前に」 finche 「~するまで」
I soldati partirono prima che facesse buio.
兵士たちは暗くなる前に出発した。
Aspetto qui finche non mi chiamiate.
あなたたちが呼んでくれるまで私はここで待っています。
Finche c’e (ci sia) vita, c’e speranza.
生命がある限り、希望がある。
様態 senza che 「~することなしに」 come se「あたかも~のように」
I nemici ci circondarono senza che ce ne accorgessimo.
われわれの気付かないうちに敵が我々を包囲してしまった。
Si salutano come se fossero vecchi amici.
彼らは古くからの友人のように挨拶を交わす。
Purche sia vero! それが本当ならいいのに!
Se, magari 「もし~なら(よかったのに)、almeno「せめて」
Magari avessimo il denaro! 私たちにお金があったらよかったのに!
Se tu m’avessi ascoltato!
君は僕の言うことに耳を傾けていたら良かったのに!
Fosse venuta almeno Maria!
せめてマリアが来てくれたらよかったのに。
Che questa sia l’ultima volta.
これが最後になるように(して下さい!)
Che nessuno mi disturbi!
誰も私の邪魔をしないように(して下さい)!
話し手の懸念を表す文
Nessuno vuole cominciare. Che debba farlo io?
誰も始めようとしない。私が始めなくてはならないということか?
条件文
ある事柄を条件として仮定し、その条件のもとで起こり得る事柄(帰結)を表す文を条件文と呼びます。条件文は、条件となる事柄を示す条件節(普通seに導かれる)と、帰結としての事柄を示す帰結節から構成されるのが普通です。条件文は、その内容・性質に応じて、次の2種類に大別される。
1.現実的な条件文
実現の可能性が極めて高い事柄や習慣的事柄を示す条件文、あるいは現実の事実を前提にした条件文で、一般に直接法の時制が用いられる。
Se lo chiamo, vene (verra) subito.
私が彼を呼べば、彼は直ぐにやって来ます。(くるでしょう)
Se lo chiamavo, veniva subito.
私が彼を呼べば、彼はすぐにやって来るのだった。
Se tu hai detto cosi, hai sbagliato.
君がそんな風に言ったのなら、君は間違ったのだ。
2.実現不確かな家庭や非現実的な仮定に基づく条件文
【1】 実現不確かな仮定や現在の事実に反する仮定に基づく条件文では、一般に次のような構文が用いられる。
Se+接続法半過去(条件節)、 条件法現在(帰結節)
Se tu partissi subito, arriveresti in tempo.
君は今直ぐ出発すれば、遅れずに到着するだろう(君が今すぐしゅっぱつするかどうかわからない、あるいは今すぐ出発しないことがわかっている)
Se fossi ricco, mi comprerei una villa.
もし私が金持ちだったら、別荘を買うのに(金持ちでないので買えない)
【2】 過去の事実に反する仮定に基づく条件文では一般に次のような構文が用いられる。
Se + 接続法大過去(条件節)、条件法過去(帰結節)
Se tu fossi partito subito, saresti arrivato in tempo.
君はすぐに出発していれば、遅れずに到着していただろうに(すぐに出発しなかったので遅れた)
Se avessi studiato di piu, avrei superato gli esami.
もしもっと勉強していれば、私は試験に合格していただろうに(勉強不足だったので合格できなかった)
口語的な表現として、se + 直接法半過去(条件節)、直接法半過去(帰結節)という構文もある。
Se partivi subito, arrivavi in tempo.
君は直ぐに出発していれば、遅れずに到着していただろうに。
Se ieri avessimo lavorato, oggi potremmo riposarci.