航空会社の話二段ですが、これも珍しいケースでした。
去年、初夏ごろ、羽田から桃園行きのエヴァーでしたが、出国手続きをして、免税店でお土産など買ってそのあと、搭乗口付近に集まって座ってたら
機材点検で出発時刻を過ぎても、ずっと一向に出発の目処が立たず、確か五時間くらい待ったのちに、(その間、食事券が出て、空港内のレストランで1000円~2000円くらいの、忘れましたが、出ました。ビジネスクラスの人と若干の差がありましたけど。・・見てしまった。)
私は羽田の国際ターミナルのお祭り広場のある、いかにもジャパンのアピールした楽しいテーマパーク感のあるエリアのとある和食レストランの海鮮丼をいつも楽しみにしているので(羽田の際)そこでやっぱり食べました。
ほんと、サービスのいいスタッフ・・外国人の厨房係もいます。日本語を同僚と話してる南米系なのかインドやパキスタン系なのかわからない女性厨房スタッフも見ました。すごい・・キッチン仕事って厳しくて大変じゃないのかな・・と思ったんですけど、けっこう強そうで、てきぱきしてそうで、ハキハキしてて、すごい。ほんと、お疲れ様、ありがとうございます。って感じですね。日本で働いてて・・
同じ価値のお金をこちら(台湾)で出しても、このクオリティは来ないですから、私、いつもそこで海鮮丼食べます。
それはいいとして、また搭乗口に行っても、誰もいつ出発できるかわからない様子で、キャビンクルーもグランドスタッフもなにもわからんって状態で、これはちょっと珍しいのでは・・と思いました。
文句を言い出す人も出てきました。
その後、結局欠航が決定しまして、あらら、これは珍しいわ・・・大雪の欠航とかじゃなくて機材修理の完成目処が立たないので、翌日の空席など調整して、翌日にまたフライトを取り直し、そこで、カウンターでの謝罪とクレーム受付もしてたようで、けっこう長い時間列で立ちっぱなしでした。
私って前も書いたかもしれませんが心配性なんで搭乗口にもけっこう早く来るし、めんどくさいので出国審査もわりと早く済ませて、ぶらぶらしてるタイプです。だから、けっこう疲れました。。。時間に余裕持つタイプ(飛行機に乗るとき、初めての会合、など、特別な場合限定で、いつもではないですが)の損(笑)。
年末だったかに前に書いたかもしれませんが、保安検査前に2時間近く長蛇の列で待ったこともあるし、でも飛行機に入ると、他のお客様のためにさらに1時間近く待つという・・。だから何より空腹になるので、食糧確保すべきですね。
このエヴァーの機材故障による欠航のときも、再度のフライト予約で並ぶとき、台湾のバス停の付近に高齢者が用意したみたいなプラスチックの重ねられる簡易椅子みたいの出してくれんかな(お風呂の腰掛の背の高いやつとイメージしてください)・・・と思ってました。私、体全身が筋肉痛というか疼痛なので。あと眠くなりましたね。それに楽器持ってまして。
でも、別にスタッフに不満をアピールする気は私の場合全然なく(というか、機材故障したまま飛ぶほうが怖いので。ああ死なずに済んだ・・と神に感謝)、ただ、目をつぶって少し立ったまま脳を休めてましたら(というか瞑想ですかね)、日本人スタッフが気の毒に思われたか、皆さんに謝ってました。
目をつぶって自分の呼吸にフォーカスする瞑想は、いつでもどこでも立ったままでもできますからね。
珍しいケース、それは一度出国してから、再度入国という「逆流」です。
そこで使われた言葉「逆流」・・・確かに逆流だな・・・逆行ではないのか。逆行というと、「時代に逆行する考え」と意味変わりますもんね。
逆流中にビデオ撮ってる人いました。「あのー出国スタンプ取り消しするんですか?」と彼に聞くと「あっちで聞いてください」(ハイ、すんません)
あまり、細部にわたる説明が無いので。こういうとき、口頭ではなくて画用紙みたいなものに一連の流れを書いて見せてくれると、わかりやすいのですけどね。次にどこへ行きますとか。でないと私、不安。
免税品の扱いでもめたこともあったみたいです。国内消費はしてはいけないし、国内消費するなら、税金を払わないといけないというのが合法ですからね。で、買ったものの値段など報告しないといけなくて、再入国審査のあと、税関で一人一人、免税品のコストを聞かれました。
で、「レシートあります?」「レシートどっかいっちゃって・・」と言うと職員「あー、いいですいいです、じゃ、だいたいで」で(私内心 えっ・・)
免税店側はもちろん返品なんてしてほしくないし、国は税金処理してないのに国内に持ちこむな、ですし。
「出国審査後に欠航し、再入国するさいの免税品の扱い」について前例がないので、時間かかったんでしょうね。
税金は航空会社負担となりました。
実は私、うざいかもしれないのですが、この状況をみて、航空会社社員に意見を申し上げました。「デパートでやるような国外免税品対象の透明のビニール袋をかけて国内消費しないようにすればいいんじゃないですか」
でも食品もありますしね・・時間や手間など考えると(あと小さい紙に色々書かないといけない)、客が消費するしないは自由で(そもそも免税品を買ってすぐ食べたい人とかもいただろうし、もう食べちゃった人も(何を?)いただろうし)、ただ免税のままではおかず、免税店に返品もさせず、税金をただ航空会社が払う、に落ち着いたのですね。
これが一番、航空会社が全部責任とって、客も免税で手に入れたものを国内消費もできるって点で変に得したってオチです。(よくよく考えると違法性が一番薄いの私の案じゃないのか・・と思いますが。)
ホテルは自分で確保して、空港からすぐ近いとこにしました。デスクとデスクスタンドがなくてソファだけってのがちょっとアレでしたが、窓が大きくて広く見渡せて、その点はなんか良かったです。朝ごはん食べたら、前日のエヴァーの人を見ました・・あとチャイナエアのもいましたね。
ホテル代はレシートをエヴァーのチェックイン時に見せて、すると金が返ってきました。日本円で。確か15000かそこらが上限だったかなと思います。かかった金額だけが戻りましたね。
特に感想はない、一日遅れで戻り、出勤日はまだだったので私はのんきだったものの翌日が重大な日だった人とかやっぱり困ることは困りますね。
私、台湾にいてもあまり台湾のニュースは大きいニュース以外それほど注意していないので、あれってニュースになったんじゃないか?と後日思いました。
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あるとき、羽田から地元への便で「乱気流」ってこともあって、私は無事に着陸したあとも、別に家族に連絡せず、そこで少しぶらぶらしてから家族のとこに帰りましたが、母が「あんた!乱気流だったって聞いたよ!なんも連絡しないで・・・」と帰るなり言うので、え・・あれニュースになるようなことだったの・・・て思ったことも。
乱気流とかよくあるんじゃないかと思いました。
ニアミスとか、すごい下降して、天井が頭に着くくらいの勢いだったとか、もちろんニュースになるけど、この場合、よくあることだと思ってました。
・・・なぜか、あまり気に留めてませんでしたね。というのも、自分の責任ではないし、自分では何もできないからです。(自分少し変かもしれないんでしょうけど)
飛行機が上下にバウンドしてたときも、死ぬときはただ死ぬだけだし、生きてるなら私はこの興味のある「プロテスタンチズムの倫理と精神」をそのまま読んでいたい。
むしろ、影響されたくないし、今これやりたいのに邪魔されたくない・・たとえ天気にも(こういうとこ頑固っていうか、性格悪いのでしょうか)と思って、ただ本に集中してました。
というか、なんとなく、飛行機は安全、という変な信仰があるからでしょうかね。
あと、死ぬときは何もできない(特に飛行機の場合、致死率が高い)ですよね・・死んだ後、悔しがる感情もないし、死んだ後に、航空会社に「よくも操縦ミスしたな」とかいえないし。何も考えないほうが楽だとは思いますが・・あまり恐怖に駆られて死ぬの嫌なので。
ちょっと個人的な話になりました。では失礼します。