今回は、覚悟しました・・・というお話。
ちょうど半月前。
満月手前の真ん丸お月様の傍に、火星が一番星並みに輝いていた月曜の深夜でした
音がして慌てて起きると、ぽぷりが忙しく歩き回っており、目の前で半回転して横向きに倒れました。
急いで抱き上げてみると、微弱な眼振が見られ体はぐったり。
瞬時に想定したのは、エンセ発作でした。
生命機能を司る「脳幹」発作ならば、およそ5分で命が危なくなると。
以前聞いた事が頭をよぎり、一時、覚悟しました。
10分、20分・・・。
どれくらい抱きしめていたのか。
少しずつ、ぽぷりの体の力が戻ってきました。
眼振は治まり、気怠そうでしたが私を見る表情はオトボケ感が浮かんでいて、ひとまず危機は去ったと判断。
ゆっくり降ろすと、かなりのへっぴり腰で自力で帰っていきました。
心配でしたが直ぐに行動あるのみ。
ちょうど昨年お世話になった動物夜間救急センターに連絡、支度をしてぽぷりを連れ家を出たのは午前3時過ぎ。
到着すると早速出迎えて下さり、処置室に入りました。
うさぎの専門医は居ないけれど、出来るだけの治療を相談しながら対応して下さるので安心して診てもらえます
診て下さったのは昨年と同じ獣医さんでした。
しかもぽぷり、キャリーから出るやいなや、何事もないかのように診察室中をウロウロ探検。
これまた昨年と似たような状況に、妙に和やかな診療状態となりました。
念の為、生理学検査をと採血をお願いしましたが血管が細くてぽぷりが嫌がったので、無理させるのも良くないと断念。
食欲減退予防に注射と点滴&強制給餌して頂き病院を後にしたのは午前5時過ぎ、外はすっかり白々明けておりました。
報告のTELを入れていた、かかりつけのきち先生も私の状況説明にピンときたようで「薬を取りに来るように」と指示。
職場には遅刻の旨、メールしてから、ぽぷりを家に残す後ろ髪引かれながら薬をもらいに行ってきました
帰宅して、ぽぷりに薬を飲ませ、昼食をかき込んで、午後は仕事へ。
同僚たちは私が来るのは夕方以降になると踏んでいたようで、着いたら驚かれました。
正直、私も内心ビックリ。
普段のんびりボンクラな自分だけど、我が仔の為なら「火事場のバカ力」、えんやこらと出るもんですね
投薬を開始して5日目のぽぷり。
今まで居なかったトコロにジッと座り込んでばかりだったけれど、少しずつ元の行動パターンに戻りつつあります。
食欲がさほど落ちなかったのも幸いだったのかも
先週の土曜日、急遽予約を入れてもらいきち先生に診て頂きました。
発作を抑えるステロイド&脳浮腫を抑えるグリセリンも飲みきりで終了、今は4週間継続の粉薬を毎日服薬しています
発作が起きた時、視神経にも影響して白内障が進行、もしくは視野狭窄にでもなったか、歩くのがすごく慎重で部屋んぽしなくなってしまったけれど
こんな風に、コロリン見せてくれるまでになりました
日々、少々の波はあれど、どうにか回復してきていると信じつつあります。
10歳を超え高齢故、またスパンの長い病ではありますが・・・。
多くの皆様に助けられ、見守られて本当に感謝・・ありがたいです
二人三脚で、1日1日これからも頑張っていこうね