◆くりす&ぽぷりの気まぐれLife◆

☆月うさぎ界でのイケメン修行中「ぽぷり」の想い出をメインに綴るBlogです☆
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○年ぶりのお泊り旅行・後半♨

2015-10-26 | 日々おもうコト。


  2日目は、ここ湯村の八蹟を散策がてら歩いてみました


   お宿近くのバス停にあった「湯村温泉」の由来を記した看板を発見。

  

    その傍に、湯の神様をお祀りした『湯谷神社』

  

    手すりがあったので、歩行に難のある父も何とか自力で登れました。

       

     城跡があるという、「湯村山」山頂へ向かう遊歩道へ進みました。

    が、これが結構急な上り坂で、不自由な父に合わせて登りました。

 途中、何やら探しながら歩いていた父。道脇で見つけ拾った木の枝が丁度良い杖代わりになり、登りやすくなりました


   でも、さすがに山頂までは断念し、中途分岐した下り坂へ方向転換すると

  

  

    左が「1号墳」、右が「2号墳」です。母と2人で中を覗きに行きました。


   さらに下ると、弘法大師ゆかりの「塩沢寺」の裏手に出ました。

 この湯村温泉も1200年前に大師が発見されたのが発祥と伝えられ、塩沢寺には大師御自ら彫られた「厄除地蔵」が祀られているそうです。


    お寺をあとにし、少し離れている「加牟那塚古墳」へ。

  

  


 湯村山へ続く遊歩道以外は普通に民家が立ち並び、史跡と人々の暮らしが密接に共存し営まれているんだな、という印象を受けました。

  先人達が遺して下さった産物が、これからも残っていきますように



   2日目の夕食

    山梨と云えばワインの名産地。

   ドリンクリストに「お試しワインセット」があったので、注文してみました

  

  今年新種の銘柄3種(アジロン、巨峰、デラウェア)が出ていて、甲州とベリーAはこれから出る品種だそう。
   
 アジロンは赤らしくポリフェノールを感じさせる味わい、巨峰はロゼにしてはピリッと辛みを感じたし、デラウェアは甘くて女性好みといったカンジでした

  

    お刺身は鮪の他に、炙った鰆と生湯葉、こんにゃくとヘルシー

  

  

           松茸のホイル蒸しに、ひじき入りちまき

  

        アワビのバター焼きが用意されて、ちびぽぷもビックリ。

  

 ご飯は2日とも松茸ご飯で、デザートもフルーツ王国ならではの充実っぷりでこちらも大満足


 食事の際は正座が難しい父の為に、椅子の準備やお膳の高さの調節など直ぐに対処して下さり有り難かったです



   明けて3日目。

   帰り支度を終えて、記念にパチリ

  

   このお宿、建物がぐるりと中庭を囲んでおり、外部から疎外されたのがまた隠れ家っぽい雰囲気で寛げました。

  

   露天風呂へ注ぐ水音が静寂の中ずっと響いていて、とても心地好くて結局7回も入ってしまいました

 仲居さんが踏み台まで持ってきて下さり、最初は入りにくいと渋っていた父も1度入れたら楽しくなったらしく、何回も入っていました。


  さりげない心づくしのおもてなしに母も褒めまくりで、またリピートしたいと思えるお宿が出来て嬉しいです


 帰りのバスはちゃんと甲府駅まで到着し、特急の時間まで駅前の百貨店内の喫茶店でお茶をして時間つぶし

  
   その百貨店の裏口へ、たまたま出たトコロ
  
  

           な、何かお城址がある

  

       甲府城の址のようですが、武田信玄公ゆかりではないみたい

  中はもっと広く様々な遺物がありそうでしたが、見に行くまでの時間の余裕は無かったので

  

             立派な城門だけ、撮りました。


   帰りの特急「スーパーあずさ」で、私はほぼ爆睡しちゃいました

  どうにか此度の旅行、成功してホッと安堵

   これからも親孝行できる機会を持てたらいいな、と思っています。

  ・・・ちびぽぷも一緒に、ね




  






○年ぶりのお泊り旅行・前半♨

2015-10-26 | 日々おもうコト。


  先ずは"超遅咲き朝顔"の続きを
  

  

  

   濃いめの色が続いていましたが、旅立つ当日の朝に咲いたのは

  

                   淡い青紫のお花

    他のお花達にもたっぷりお水を上げてから、いよいよ出発



   両親を連れて22~24日の2泊3日、家族水入らずの温泉旅行へ


  お泊りの旅行、私は実に12年ぶりであります。

 先代"まろん"の時に友人と箱根へ1泊旅行に行った時は心配で電話を掛けまくり、留守番の母を呆れさせた覚えがあります 

   ぽぷりと暮らしていた時は1度だけ、京都へ日帰りバス旅行に行ったのみ。でも旅はソレで充分でした。

  愛仔と一緒に過ごせる時間こそ、私にとって最上の贅沢な療養でしたもの



   半年ほど前から病で体が不自由になり、少々介助が必要になってしまった父。

  父を気にしつつも、ぽぷりの具合の悪い時は優先して見守りに来てくれた母にも感謝を込めて今回の旅を計画しました。

   実家の最寄駅で待ち合わせて、八王子駅から中央本線特急「あずさ」に乗車。山梨・甲府へ      

       

      旅といえば、やっぱり駅弁。ワインビーフ、柔らかで美味でした


   甲府まで約1時間。駅からバスで約15分の目的地は『甲府湯村温泉』

 下調べし、バス案内所で乗り場と時間を教えてもらって乗ったのに、そのバスに表示されていた停留所まで何故か行かず、3つくらい乗り過ごし慌てて降りて歩いて戻るハメに

  ずっと平坦な道でよかったけど、土地勘無いってムズカシイ

 戻る途中に通りがかった小学校から、ちょうど集団下校する低学年らしき子供たちと"合流"しちゃいました。

  何と彼ら、知らない私たちに笑顔で元気よく挨拶してくれて、みんな可愛いったら

  ハプニングも、素敵な出会いがあったから、ま、いっか

  

  

    やっと辿り着いた温泉旅館『柳屋』さんです。

   延々と連なる白壁の、2階建ての老舗和風旅館。ここに2連泊します。

   敷地内に入るとすぐに、番頭さんたちが出迎えて下さいました

    チェックインを済ませて、目指すお部屋へ。

   室内を撮り忘れてしまったけど、バストイレ完備、広縁や床の間のある10畳の和室「白根」でした。

    卓上には、こんな可愛らしいカードが置かれていました

  

  此度は"水入らずの家族旅行"ですので、当然ぽぷり(代理/ちびぽぷ1号)も一緒ですよ

    テラスも付いていて、お宿自慢の中庭が眺められます。

  

   その横に、或る扉が。

  

  

     一番のお目当て、お部屋専用の露天風呂です

  

  源泉かけ流し、絶え間なくお湯が供給されていて適度な量を保っております。

  

        ちょっとした坪庭もありで、気分よく長湯できそう 

  

          ちびぽぷは入った雰囲気だけね


      1日目の夕食

  

       

             山梨名産"富士桜ポーク"のお鍋

  

  

               ロブスターのワイン蒸し

  

  薬膳を意識した旬の食材のお料理、とても美味でお腹パンパンになりました


   

☆四十九日☆

2015-10-19 | 気まぐれうさぎっ。



  本日10月19日。

 ぽぷりがお月様へ旅立って四十九日を迎えました。

 

  

        


    もう完全に"天使さん"になったのかな

     でも時々、ふわっと鼻先を香りがくすぐってきます。

    それは直接嗅ぐコトの出来なくなった"ぽぷりの香り"


   家事中に通り過ぎたり、背を向けて何かやっている時など、不意に香ってきます。

    寝ようとお布団に入ると、"香り"も一緒に入ってきたことがあります。

 甘えん坊でくっつきたがりだったから、天使さんになっても構ってほしいのかもね



    


    10%引きだったので、ついと買って急いで種まきした朝顔。

   解っていたかのようにコレまた急いで芽が出て蔓を延ばし蕾をいくつも付けました

   もうすぐ冬の便りが聞こえてくる時季なのに今、毎朝花を咲かせています。
   

  

  

      気温と日照が足りないからか小ぶりだけど、可愛い

    次の種が採れそうなので、今度はちゃんと夏前に蒔いてやらねば

  他にもいったんは花が終わったハズのランタナ(七変化)やアメリカンブルー、ラベンダーも再び開花し始めています。

    実は・・・"天使さん"が咲かせてくれてたりして


   まだまだ寂しいけど、癒されています






    

☆お月様へ・・・☆

2015-10-01 | 気まぐれうさぎっ。



 画2枚、逝った後のお顔が映っておりますがあえて載せております



  今回は、遂にこの日が来てしまいました・・・というお話。


  月に1度更新しておりました『ぽぷり便り』、此度をもちまして終了となります

 2015年9月1日 23時50分。

  我が最愛の息子ぽぷりは、私の腕の中で静かに息を引き取りました。

  享年11歳5ヶ月1日でありました。



  お月様へ還って、今日で1ヶ月。

 愛仔の最期の様子をお知らせせねばと思いつつも、撮った画を見る度に涙があふれて更新が遅くなってしまいました。



 少し時を遡ります。

  今夏は、食欲が一進一退を繰り返していました。
 大好きだった牧草を食べなくなったのは8月の半ば頃。
 ご飯も完食までには至らないものの、食べる時は不自由な体を踏ん張らせてがっつく姿を見せてくれていました。
 お水も、体を目いっぱい伸ばして、ボトルから飲んでいました。
   
  食欲が落ちだしたのが1週間くらい前。
 かかりつけの先生から多めに処方頂いていた「プリンペランMIX」を、時々の状況に合わせて量を調節しながら飲ませていました。
  以前なら、効果てきめんだったのに、段々効かなくなってきたのが分かりました。
 急遽仕事を休ませてもらい、先生へ連絡し、予約日を早めてもらい診て頂いたのが4日前。
  ぽぷりを一目見た先生が、大事そうに診て下さっている様子に、もう時が迫っているのだと"予感"がしました。
 もうこのまま、自然に・・と述べた私の言葉に、先生も賛同して下さいました。
  

  2日前の夜。
 グルーミングを済ませてケージへ戻そうと抱き直した時。
  突然、大量の下痢便を出してしまいました
 ぐぅぐぅ・・と、苦しい息づかいが続くようになりました。
 いったん横になると、自力ではもう起き上がれなくなってしまいました。 


  

   これは亡くなる前日の夜に撮った"最後の写真"です。
  ご飯を食べたそうなお顔をしたので、転ばないよう体勢を整えてあげました。
  いつものようにお顔を突っ込み出したので、ほんのちょっと安堵したのですが・・・
 もう噛む力も無かったのか、パパイヤをお口に引っ掛けたまま停止していました。

  夜は胸の上にぽぷりを乗せて、時折うたた寝しながら添い寝しました。


  そして翌日。
 ここ1週間、私が仕事に行っている間は実家の母が来てぽぷりを見ていてもらっていました。
  この日は母も仕事だったのですが、無理を言って帰りに寄って夕方まで居てもらいました。
 よりによって残業と職場のゴタゴタが長引き、帰りたくても帰れない状況に・・・

  急いでやっと家に着いたのが21時半頃。
 ケージの中で横たわり、ぐぅぐぅ苦しく息をしながら、ぽぷりは待っていてくれました。

  すぐに抱っこして宿便で汚れた体を拭き、ずっと抱きしめながら声をかけ続けました。
 母へ見ていてもらった感謝の電話をし、ぽぷりの今の様子を伝えている時。
  苦しい息が治まってきて、3回、お口をパクパクしました。

 電話を切り、お昼寝BOXに寝かせてお水の準備をしました。
  ずっと唸っていたのですもの、何となく「お口が渇いているだろうな」と・・・
 お薬を飲ませている場所でぽぷりを抱っこし、くったりとなってしまった体を横抱きにして、お口にお水を含ませてみました。
  "コク・・"とお口が動き、飲んでくれたようでした。
 ナデナデしながら抱き直すと、腕にチクリ、と鋭い痛みを感じました。
  よく見ると、小さな歯形が。
 まだ噛もうとする意志があるんだと、ほんの少し安堵しました。
  でも・・・

 グルーミングしようと体勢を変えようとした時、気付きました。
  もう、ぽぷりが息をしていないことに。

 肌に歯形が付く程に噛んだのは、旅立ちの合図だったのかもしれません。
  最後の最期は息苦しい音もなく。
 覗き込むと、口元はキュッと閉まり眼は伏せて、そのまま寝入っているように見えました。
  本当に、静かで穏やかな最期でした。


  


  何故か、涙はすぐに出てきませんでした。
 出てきたのは 「よく頑張ったね。ありがとう」 言の葉の繰り返し。
  パパママ譲りの綺麗な毛並みを保ったまま、逝きました。
 
  この夜は明け方まで、ずっと胸に抱いて一緒に休みました。




       

     

  

  

  


    私に出来る、ぽぷりへの最後の"ご褒美"。

   送迎して頂ける郊外の斎場で、両親と共にぽぷりを送りました。



  

     うさ友さん達から、ぽぷりに可愛らしいお花をたくさん頂きました。

            ありがとうございます 



    ぽぷりのイケメン修行は11歳5ヶ月にて修了となりました。

  日が経つにつれて、存在の大きさ、大切さを実感しています。
   
   まだまだ一緒に生きたかったけれど、後悔はしていません。

  こんなにも愛らしく素晴らしい仔と11年以上も共に過ごせたのですから。

   でもね。

   また逢いたいね、ぽぷり



  ぽぷりを見守り、可愛がって下さったうさ友さんの皆様。
  サポートして下さったきち先生とスタッフの方々、両親。

    心より感謝申し上げます