【歌の手帳】多摩川に
多摩川にさらす手作りさらさらになにそこの児のここだかなしき(万葉集)歌意「多摩川の清流に、さらさらと、さらす手作りの布のように、この娘はどうしてこんなに愛おしいのだろう」。
【歌の手帳】いのちを惜しむ
大紀元エポックタイムズ・ジャパン まだ知らぬ人もありけり東路(あづまぢ)にわれも行きてぞ住むべかりける(後撰集) 歌意「私の息子が死んだことを、ま...
【歌の手帳】心して吹け
大紀元エポックタイムズ・ジャパン われこそは新島守よ隠岐の海の荒き波風心して吹け(増鏡)歌意「私こそは、この島に新しくやってきた島守であるぞ。だから...
【歌の手帳】常なしという常
大紀元エポックタイムズ・ジャパン 契りおく花とならびの岡の辺にあはれ幾世の春をすぐさむ(兼好自撰歌集) 歌意「この双ケ岡(ならびがおか)に私の墓を...
【歌の手帳】早く日本へ
大紀元エポックタイムズ・ジャパン いざ子ども早く日本(やまと)へ大伴(おほとも)の御津(みつ)の浜松待ち恋ひぬらむ(万葉集) 歌意「さあ、みんな。...
【歌の手帳】春の夜の戯れ
大紀元エポックタイムズ・ジャパン 春の夜の夢ばかりなる手枕(たまくら)にかひなく立たむ名こそ惜しけれ(千載集) 歌意「春の短い夜に見る夢のように、...
【歌の手帳】夢のうちにも
大紀元エポックタイムズ・ジャパン やどりして春の山べに寝たる夜は夢のうちにも花ぞ散りける(古今集) 歌意「春の日。ある山寺に参詣して、その夜の宿...
【歌の手帳】雨空に祈る
大紀元エポックタイムズ・ジャパン 思ひあまりそなたの空をながむれば霞を分けて春雨ぞ降る(新古今) 詞書きに「雨の降る日、女に遣はしける」とあります...
【歌の手帳】世捨て人の願い
大紀元エポックタイムズ・ジャパン 願はくは花の下にて春死なむそのきさらぎの望月のころ(続古今) 西行(1118~1190)の作。22歳で出家し仏門...
【歌の手帳】東風吹かば
【歌の手帳】東風吹かば東風吹かばにほひおこせよ梅の花あるじなしとて春な忘れそ
【歌の手帳】唐土の人
【歌の手帳】唐土の人天の原ふりさけ見れば春日なる三笠の山に出でし月かも