東日本大震災から、早1年。
あの日、友人と温泉旅行の帰り道。走行中の電車の緊急停車で地震を知りました。
ガタガタと揺れ続ける車両。
運良く、前方車両が駅のホームに着いていたので駅舎に避難しました。
停電の為、真っ暗。東北の方で大きな地震があったらしい・・・イヤ茨城沖・・・長野でも・・・と日本沈没かと思うような訳の判らないまま、市役所が用意してくれたコミュニティーセンターで不安な一夜を過ごしました。
支給された1枚の毛布とビスケットや水に感謝しながら、寒くて寒くてしかたがない。
そんな中でも、お年寄りや赤ちゃん連れ・体調の悪そうな人に、狭いながらも譲り合って場所を空け、横になれるように工夫していました。
お煎餅や飴を分けてくれたり、みんな優しい・・・。
でも、一人だけ大声で文句言って、怒鳴ってる最低なオヤジがいました!!
どこにでも、一人くらい嫌な奴がいるものですね
やっと電話が通じて家族からの話だと、私の部屋はガラス物が散乱し・冷蔵庫は移動・箪笥の引き出しは飛び出し、すごい事になっているらしい・・・
翌朝、電気が点いてテレビを見るまで、東北がどういう状況になっていたのか全く想像もできませんでした。
実際のところ、市役所の人から詳しい情報提供がなく、誰かが聴いているワンセグから漏れてくるニュースの小さな声だけが頼りでした。
午後になって電車が動き始めましたが、3駅進むのに1時間。
後から来る電車の方が先に出るなど、右往左往しながら半日掛けて
やっと家に辿り着きました。
直接の被災者でない私でも、ショックから立ち直るのに時間が掛かりました。
あれから、もう1年・・・・まだ1年・・・・
復興計画も、思うように捗っていないようですが
自分に出来ることを少しずつ、一日一日を大切に生きて行こうと思います