部屋の専有面積に対する収納の割合を収納率と呼びます。収納率はマンションで7~9%、戸建だと13~15%が目安になります。但し、この収納率の出し方は基準がないので、売主によって計算の仕方が異なりますので注意が必要です。基本的には、収納とは床から天井まで通っている空間と考えるべきです。つまり、通常のクローゼット、押入れ、ウォークインクローゼット、床から天井までの下駄箱などです。流し台や洗面化粧台など腰あたりまでの収納は含むべきではないでしょう。売主によっては、この部分も収納に入れている場合もありますので、確認が必要となるわけです。
収納率も大事ですが、収納の使い勝手が良いかどうかも大切です。ポイントは、収納の扉の種類と開き方、収納の中に梁や下がり天井がないか、物を置きやすいか、などです。使いやすい収納とは、床から天井まで縦ラインが全て収納であること、物が置き易いこと、そして全体が収納として有効に使えることです。例えばウォークインクローゼットなどは有効の観点から考えると、歩くスペースがもったいないとも言えます。収納率が高くても、有効で使いやすいか、これはまた別です。
収納率が高いという事は、それだけ自由に使える空間が少なくなることでもあります。間取り図を使って、収納の状態(床から天井までか、そうでないか)を色分けし、正確な収納率を計算してみて下さい。図面で表示されている収納率と異なる場合もあります。そして、収納の基本は、家族の暮らしに必要な持ち物が、しかるべきところにちゃんと納まるかになりますので、この確認も要ります。(87)
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