亢進症な生活

甲状腺機能亢進症(バセドウ病あらため甲状腺ホルモン不応症)と膠原病(SLE&シェーグレン)を併発した働き者。のんびりと♪

ナトリウムと心臓のお話

2012-04-20 | 心臓(循環器)?
この間の外来のとき、循環器の先生にもうひとつ相談したのは、ナトリウムのお話。

よく心臓病のお話で、「減塩しなさい」って聞きます。それはお塩のナトリウムをたくさん摂ると、血液のナトリウム量が増えて、脳が「薄めなくちゃ!」と判断し、水をたくさん吸収するような命令をするからだそうです。水が血液中にたくさん吸収されると、血の量が増えることになり、たくさんの血液をカラダにまわすためのポンプ(心臓)はいっぱい働かないといけなくなるわけです。
逆に、この理屈を利用して、脱水しているときに早くたくさん水を吸収できるように、スポーツ飲料にはよくナトリウムが入っています。

わたしの場合、心臓に負担をかけたくないけれど、そもそも多血症という状態で血が濃いので、ナトリウムの入ってない飲み物を選んだほうがいいのか、入っているもので血中の水分量を増やした方がいいのか、どうなんだろう?というのが、気になってました。
循環器の先生には「何か具体的に気をつけていることがあるんですか?」と聞かれたけれど、「いや、特に何をしているということはないけれど、気をつけた方がいいものなら、やった方がいいのかなと思って」って質問。

「僕の個人的な感覚だけれど」ということで、先生がおっしゃったのは、「最近の日本の食事は以前と比べたらずっと減塩になっているし、多少のナトリウムは腎臓がきちんと調整しているから、気にしすぎなくていいんじゃないかと思ってます」ということ。「ナトリウムの専門家には反論されると思うけど(笑)」ですって。

少し心不全ぎみのうちの家族は、検査値を見る限り、腎臓はとってもゲンキだけれど、ナトリウムの入ったドリンクを飲むと、しばらく足がずいぶん浮腫んだりするから、関係ないとも断言できなさそうな気もします…。だけど、わたしの年齢で気にしすぎて、おいしいものも食べないのも残念。ほどほどでいいのかも。

それにしても、ずっとつづく多血の(赤血球・白血球などが正常値をはるかに越えて異常に多い)状態は何とかならないのかしら。

この話は、なぜか膠原病の先生と話すことが多かったけれど、内分泌の先生に相談してみようかな。
甲状腺ホルモン不応症の関係で、亢進と低下がアンバランスになって、骨髄の造血細胞が活発になっていたり、造血を命令する腎臓から出てくるホルモン「エリスロポエチン」が増えていたりということもあるようだし。
前の検査で抗利尿ホルモン(ADH)が正常だったか、なんてことも聞いてみようかなぁ。体内の水分調節をしているホルモンも視床下部や下垂体から出ているものがあって、前葉と後葉の違いはあるけれど甲状腺を調整しているホルモンが出ているご近所。ゲンキな人よりも、問題が起きている可能性があがるから。

あとは、この間書いた、睡眠時無呼吸症候群があるかもって可能性も本気で考えるかどうか…。

ともかく、敢えて過剰に塩分を摂ることはしないけれど、先生がよいというので、しばらくは多少のむくみなどは気にせず、ナトリウムを摂っていようと思います♪ 家族と工夫した減塩食レシピはけっこうおいしいから、その程度で十分なのかも。


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