9月10日
今日の早朝、那覇港からフェリーに乗り、昼頃に無事与論島につきました。
与論島につく直前、フェリーの甲板上から見える風景で、少しずつ大きくなっていく島の影がありました。フェリーはまさしくその島の影に近づいていきます。
インターネットで検索した画像や、Google mapで調べた時に膨らんでいた自分の中のイメージの与論島と比べて、現実の与論島は想像よりも大きく、島としてしっかりとその存在感を主張しているようでした。南国の小さな島ではありますが、1周するとハーフマラソンの距離を賄えるくらいのものですので、そう馬鹿にはできません。
フェリーの室内の窓からは、穏やかな海の広がる青々とした景色が見えるだけの平穏さですが、外に行くと突き進むフェリーを纏う海風に体をさらわれそうになり、手すりから海面を覗くと、巡り巡る海面がどこまでも深い圧力を保っており、吸い込まれそうな恐怖心が煽られていきます。
与論島に到着し、ホテルから手配されているマイクロバスに乗り、送迎してもらいます。オリエンテーションを受け、寮や食堂の案内、そして部屋について一息ついた後、ようやく一息ついた身となって、安堵しました。
明日から与論島での仕事が始まります。ここでの生活が、自分にとって幸福なものでありますように、そう願って、今日は寝ることにします。