9月9日
日記の日にちが飛びました。
日が飛んだと言っても、こちらの日記を書いている中での話で、私の現実世界の方では無情にも日常が進んでいきます。
なので以前これを書いていたお盆の8月15日から日にちは大きく飛び、すでに季節は秋、場所は沖縄の那覇、とあるカプセルホテルのラウンジでこれを書いています。
すでに佐世保の寮からは退去しており、今は新しい拠点を目指している最中、本当は9月の3日には目的地まで着任しているはずだったのですが、台風のせいで飛行機やらフェリーが運行中止となり、予定から1週間ほども遅れていていまだに着任できていない始末であります。
佐世保を出た後、沖縄発のフェリーに乗るために、一度福岡に向かいました。長崎から飛行機で沖縄に行くよりも、福岡から出ている格安の便に乗った方が、安上がりで済むからです。
しかし福岡で2泊ほど滞在してる間に、すでに台風によりフェリーの運行が途絶えてしまい、そして飛行機に乗ることもできなくなりました。それにより、私は1週間もの間、福岡の博多近くのホテルを転々とする羽目になったのです。
その時ほど、私の心に不安定な心境を醸し出したものはありませんでした。鬱屈した心は、九州を通過する台風の前兆のじめじめとした空気感が表しているようで、先へ進むことのできない苛立ちが、日に日に募っていくのでした。
博多駅の周辺を観光しても、荒天や気持ちの沈み具合から、あまり気持ちの良いものではなく、時のほとんどをホテルのラウンジやスターバックスで過ごして、読書やら小説の執筆などをしていたのでした。
その活動もまた、前に進まない現状への八つ当たりのような具合でして、まともに身の入ったものではありません。今振り返って反省できることですが、別に台風はずっと発生するものではありませんので、別にのんびりしていたらよかったのです。
予定通りに行かないこと、途中で発生するトラブルなどは、今のような放浪生活にはつきものだと、自分の中に落とし込む必要があるようです。
そんな利口な心構えなんぞ、口にするなら簡単ですが、実際に取り組んでみることは桁違いに難度が上がります。ですので、いきなりやることはできないのは承知として、せめて、今回のようなことがあったと、これから先同じような壁に当たった時に、ふと思い出すことができたらと思います。
そして、明日はいよいよ那覇のフェリー乗り場から目的地へと出発する予定なのですが、雲行き怪しくも台風は明後日沖縄上陸という・・・、まあ大丈夫だとは思いますが・・・。
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