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のんびりパンづくりお母さんの3人子育て奮闘記
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虫送り

2009-07-25 09:05:29 | つれづれ
村で虫送りがあった。

子供も大人も、それぞれ手作りのたいまつを手に、公民館に集合。

たいまつに火をつけ、近所の田んぼの周りを練り歩いて、集まってくる虫を一網打尽。
昔は、近隣の村同士が協力し合って虫を隣の村へ村へ送って行ったので、
虫送りというそう。

子どもたち、初めての虫送りにドキドキ。


太鼓の音とともに公民館を出発しようとしたら、息子が怖がる。


暗闇を少し歩いて、村はずれに来たところで火をつける。
灯油を浸みこませた布きれを缶に詰めた、簡単なたいまつ。
それを竹にくくりつけて手に持つ。

息子もこわごわ、たいまつを持つ。


田んぼ沿いにしばらく歩いて、虫を集める。

自然と最後尾になった私たちめがけ、虫たちが群がる。いや~ん。


用水路沿いを歩くと、夜の水が滝のようにごうごうと流れている。
飲み込まれそうで、少し怖かった。子供達もしばらく動かずに水が流れるのを
見ていた。


墓地の脇までくると、虫送りは終わり。
ドラム缶にたいまつを突っ込んで、竹がはじける音を聞きながら家路につく。


このあと、子供達はちょっとしたお楽しみが待っている。
公民館に戻ると、アイス、ジュース、そして花火が待っているのだ。


みんなとたんに明るい顔になる。さっきまで歩くのを嫌がっていた子も、
アイスにかぶりつく。(^.^)


花火はみんなで集中してやるので、煙が上がってもう大変。あたり一面真っ白。


夏休みの思い出がまた一つできたね。

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3 コメント

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Unknown (ままりんこ)
2009-07-26 23:09:38
良いですね~。
伝統行事って家族の絆も深めるし、
古人の知恵にもふむふむしたり、
あったかい物があって大好きなんですが
なかなかこの辺りでは参加できないです。

普段、なかなか出来ない松明&夜のお散歩(?)
お子さん達にも大きくなっても思い出す
夏の思い出になりそうですね。
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ままりんこさんへ (ぷにばら)
2009-07-28 07:57:54
ままりんこさんのところではあんまりないんですか?私も広島にいるときはあんまり体験できないので、実家があると子供たちにもいいのかな、と思ったりします。

でも、子供にとってはどんな小さなことでも思い出になるんでしょうね。かたつむりを捕まえたり、蝉の羽化を見たり。

一緒に体験して、笑ったり泣いたりするのも大切なんですね。
返信する
小豆島 (ままりんんこ)
2011-08-21 14:55:54
先日、小豆島に旅行に行き
島が舞台となり、映画化もされた小説「八日目の蝉」の中で
「虫送り」が取り上げられていたので
この記事を思い出しました。
小豆島も自然の美しいところですが
ぷにばらさんのご実家もさぞ美しいんだろうなぁ
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