韓国ドラマ「ガラスの靴」 チョルン＆ソヌ（ユニ） 21話～40話

チョルンは、ソヌがジェヒョクと相思相愛だとわかっていても、
ソヌを一途に想い続けます。
そんなシーンがどれもとても良かったです。

■21話　スンヒは何とかソヌを辞めさせようと、今度はジェヒョクを脅しますが
相手にされません。逆にジェヒョクに「偽物のユニだろう」と言われてしまいます。
何とかジェヒョクの弱みを握ろうと、チョルンにもジェヒョクの日記を渡すよう
迫りますが相手にされません。

ソヌとジェヒョクがいい関係になっていき、チョルンはどうすることもできないのですが、
妹のヨヌンが「このまま大人しく身を引くつもりなの？　女の直観だけど、
本当に好きなのは兄さんだわ」と言ってチョルンをけしかけます。
チョルンの家族は皆とてもいい人たちです。



ジェヒョクは何とか日記を取り戻そうとしますが、チョルンに拒否されます。
ジェヒョクの部下が勝手にヤクザに手をまわしてソヌを拉致してしまいますが
テヒも巻き込まれてしまいます。


■22話　チョルンを酔わせてスンヒが日記帳を盗み、ジェヒョクを脅します。
ソヌが拉致されたと知ったチョルンが助けに行きます。
怒りが収まらないチョルンでしたが、イ・インスに「この件は俺に任せてくれないか」
と言われます。





■23話　スンヒは盗んだ日記をキム会長に渡してしまいます。
それで、キム会長がジェヒョクが親友の孫だと知ってしまいます。

ソヌがチョルンの家族に迷惑をかけるので家を出ていくと言います。
なぜヤクザに入ったのかと問い詰められたチョルンは

　　そんなんじゃないから　気にするな
　　男として　お前に何かしてやりたかった
　　そのためには　金も力もいるのに　得意なのはケンカだけ
　　だから　これを選んだのさ　わかったか？

　　俺は　お前の笑顔を見たいんだ
　　感動した時に見せる　お前の笑顔が好きだから
　　そのために　何かしてやりたいと思うんだ

ソヌが「いっそ　出逢わなければ良かった」と言うので

　　いや　出逢ってなければ　人生を捨ててた　
　　悪いなんて思うな　悪いことなんかしてないし
　　俺が勝手に好きなんだから　気にするな

とても、とても気持ちの優しいチョルンなのでした。






■24話　チョルンの家族はとても良い家族です。
それでも、ソヌは家を出ていこうとチョルンに運転免許を取るように言います。

　　ソヌ　　：ヤクザなんかやめて　真面目に生きろってことよ

　　チョルン：一生懸命仕事をすれば　嫁に来るか？ダメならいい
　　　　　　　勉強なんか全然ダメなのに　今さら問題集なんて

　　ソヌ　　：ケンカ以外に何か取り柄があるの？
　　　　　　　ないくせに　なのに　結婚したいですって？　　
　　　　　　　そんな人が　一家の主になって
　　　　　　　ケンカで家族を養うの？家族を守れる？
　　　　　　　文句を言わずに　免許を取るの
　　　　　　　一発で合格しなかったら　もう知らないわよ

　　チョルン：一発で合格すればいいんだろ？
　　　　　　　おぅ、勉強すると思ったらもうアクビが・・・。
　　　　　　　お前の望みとあらば　やってやろうじゃないか
　　　　　　　その気になれば　なんでもできるぞ！

いつも面白い二人のやり取りです。このシーンはこの後もとても良かったです。

　　ソヌ　　：いつも今日みたいにしてよ　この家の長男はあんたでしょ？
　　　　　　　口に出さなくても　みんな心の中では　頼りにしてるんだから
　　　　　　　心配かけるようなことはしないで
　　
　　チョルン：わかったよ
　　　　　　　お前と肩を組んでるから　気分がいい
　　　　　　　変だろ？お前といると　最高に幸せなんだ
　　　　　　　お前がいなきゃ　どうしてたか・・・。　　　　　　　　　　　　　　　　
　　
　　　　　　　何を言うんだ　俺を軽くみるな
　　　　　　　お前に出会ってなかったら　町をさまよってたはず
　　　　　　　野良犬のように　ワォ～ン！！

けれども、ソヌはジェヒョクが好きで、出て行ってしまいます。

　　チョルン：おい、ソヌ　行かないでくれ
　　　　　　　俺だってお前が必要なんだ　いないとダメなんだよ
　　　　　　　ちゃんと免許も取るし　ヤクザも辞める
　　　　　　　真面目に生きるから　頼む　行かないでくれ
　　　　　　　ソヌ　行かないでくれ　俺だって愛してるんだ

ソヌの言葉でこの後、チョルンが心を入れ替えて真面目に働くようになります。

　　フラフラせずに　真面目に働く　心を入れ替えて　働くよ
　　一生懸命働いて　トラックを買うんだ
　　免許を取れと　ソヌが言ってたから　

　　心配かけて　申し訳ありませんでした
　　これからは　この家の長男として　真面目に生きます

チョルンの家族は大喜びして、ソヌに感謝するのでした・・・。
そして、ソヌは家を出て行ったのです。

駅でジェヒョクと待ち合わせをしていたソヌでしたが、
ジェヒョクは警察に逮捕されて来なかったのです。
チョルンが捜しに行きますが、行き違いとなってしまいます。


■25話　キム会長がジェヒョクの正体を知って、警察に手を回し逮捕します。
ソヌはジェヒョクの部下から「もうチーフを解放してほしい」と言われます。

キム会長は、スンヒが偽物だと知って、やっぱり本物のユニを探さなければと
チョルンの父　パク氏に捜索を依頼します。


■26話　ジェヒョクがキム会長に復讐しようとしていたことを知ったテヒでしたが
それでもジェヒョクを愛しているので助けます。
ジェヒョクが釈放されたことを知ったソヌも逢いに行きますが、そこにはテヒが・・・。
一晩中、雨に打たれたソヌが倒れてしまいます。
チョルンが付きっ切りで看病します。




　　おい　もう会えないかと思ったぞ
　　どんなに心配したか
　　父さんが　言ってたとおりだったな
　　お互いに思っていれば　いつか心が通じ合うと
　　信じて待っていれば　必ず会えるものだって

　　愛してる　ソヌ・・・。愛してるよ　心から・・・。

と～っても優しいチョルンなのでした。
「放っておいて欲しかった」と言うソヌに

　　そうしたら　誰が看病するんだ　誰が心配してくれる？
　　いいか　退院したら　まっすく家へ戻って来い
　　みんな　お前の帰りを待ってるんだ

そして、ソヌはジェヒョクに別れを告げます。
悲しむソヌにチョルンは

　　大丈夫　もう終わったことだ　風が通り過ぎただけのことさ
　　お前は　その風に　ただ揺らされただけ
　　時が経てば　きっと忘れられる

と言って、抱きしめるのでした・・・。


■27話　ソヌの記憶が断片的に戻り始めます。
それを盗み聞きしていたスンヒは焦ります。
父親に会いたいと言うソヌにチョルンは

　　　逢うべき人には　出逢えるもんだ
　　　人がこの世に生まれてくるのは　運命で結ばれた人に逢うためだ
　　　そして　逢うべき人すべてに出逢ったら　死ぬのかも・・・。

　　　そう思うと　お前と早く出逢えて良かった
　　　60歳で出逢ってたら　どうなってたか・・・。
　　　そうだろ？

一途なチョルンがとてもいいです。
チョルンは、ソヌの家の日常雑貨を買って部屋を整えます。

　　　どうした？壁紙が気に入らないのか？　それとも布団の色か？
　　　じゃあ何だ？　あいつのことを考えてるのか？
　　　おい　ソヌ

ジェヒョクが忘れられずに会いたくなると言うソヌに

　　　無理するな　もう少し　時間が必要だ

と言います。
自分も好きでたまらないのに、ソヌが好きな人はジェヒョクなのです。


■28話　スンヒ達と一緒に住んでいた叔父さんを追い出した腹いせに
叔父さんが「本当のことをバラすぞ」とスンヒを脅しに来ます。

チョルンは真面目に現場で働きます。ソヌに電話を掛けて

　　俺が働く現場の音だ　カッコいいだろ？
　　声が聞きたくなってな　朝飯は食ったか？
　　今夜の予定は？　うまい飯でもおごってやるよ
　　今日は　ハンバーガーじゃないぞ
　　お前にうまいものを食わせたいから　仕事してるんだ

でも、ジェヒョクがテヒと婚約したことを知って、ソヌは泣いていたのです。
「疲れているから　喉の調子が悪いのよ」というソヌに

　　なあ　大変だったら辞めちまえ
　　お前一人くらい　俺が食わせてやる

という明るいチョルンでした。


■29話　キム会長がソヌが本物のユニだと知って、会いに行こうとしますが、
チョルンの父パク運転手がスンヒが掛けた電話を取ろうとして事故を起こし、
キム会長が亡くなり、チョルンの父親は意識不明になります。

その頃、ソヌは体調不良が続きます。
夜、チョルンが訪ねていき

　　ずいぶん不用心じゃないか　返事がない時は開けるな
　　誰かもわからないのに　　女の独り暮らしだろ

　　ほら　トッポッキとスンデだ
　　それからこれも　栄養剤だ
　　今の時代に栄養失調で　倒れる奴があるか
　　これを朝晩2錠ずつ飲めば　元気になるそうだ
　　いいから冷めないうちに　早く食え

と言います。チョルンはいつもソヌに対して思いやりがあります。
ソヌが食べている姿を見ているだけで、幸せなのです。
チョルンとソヌの会話はいつも面白いです。

スンヒはキム会長が亡くなり好都合となり、ユニに成りすますことを続けようとします。
意識不明のチョルンの父を殺そうと、何度も病院へ様子をうかがいに行きます。
本当に憎たらしくなってきました。
ソヌが周りの人が亡くなってしまうので「私は疫病神かも知れない」というと、チョルンは

　　　そんな風に考えるなよ　俺は幸せだぞ
　　　家族はみんな　お前が好きだし
　　　そばにいると　幸せだ
　　　俺はお前がいるから　生きてる
　　　いいか　俺だけは　死んでもお前の側を離れない

と言うのでした。


■30話　キム会長が亡くなって遺産相続をしますが、スンヒは思っていた
ようにもらえなかったので腹を立てます。
ジェヒョクを脅しますが相手にされず、ジェヒョクの日記をテヒに見せて
真実を言ってしまいます。

チョルンはジェヒョクと別れたソヌが苦しんでいる姿をみて

　　　見てらんねぇ　会社なんて辞めちまえ
　　　忙しすぎるから　風邪も治らないんだ

　　　俺が食わせる　俺はそんなに頼りないか
　　　家族も　お前も　みんな面倒みてやるよ　本気だからな
　　　バカだな　辛かったら　俺に頼れよ　
　　　全部一人で抱えないで　俺がそばにいるだろ？
　　　今から愛してくれればいい

と言います。とても男気のあるチョルンなのです。
こういうところがとてもいいです。　　


■31話　スンヒの嫌がらせは続きます。本当に悪い女です。
ソヌが白血病だと判明します。
ソヌがチョルンの職場に電話をかけて、デートに誘います。
大喜びのチョルンでしたが・・・。


■32話　スンヒが盗んだソヌの指輪を落として、ソヌに見つかってしまいます。
デートをすっぽかし、約束を破ってケンカしたチョルンに、ソヌは口をきいてくれません。
でも、優しいソヌはデートの続きをしてくれたので、チョルンは大喜びします。
ソヌらしくない行動をチョルンは怪しみますが・・・。

チョルンが病院でソヌの病名が「白血病」であることを知ってしまいます。

　　　おかしいと思ったよ　デートに誘ってくれたり
　　　普段とは違うことしたがったり

　　　俺はやっと　振り向いてくれたと思って
　　　一晩中浮かれてたのに　こういうことだったのか

　　　俺が気の毒になったのか？　心残りになったのかよ
　　　残された時間を一緒に過ごそうと思ったのか？
　　　お前が死ぬなんて　信じられるか　
　　　心配するな　死なせるもんか
　　　俺を誰だと思ってる　パク・チョルンだ
　　　絶対にお前を助けてやる　俺だけを信じるんだ

とソヌを励ますチョルンなのでした。
「海に行きたい、一緒に行ってくれる？」と言うソヌでしたが、
ジェヒョクの事を忘れられないと知っているチョルンは、
ジェヒョクに海に行ってくれと頼むのでした。
でも、ソヌは

　　約束したくせに　人を待たせるなんて
　　あんなことしないで
　　今度またやったら　本気で怒るわよ

　　バカね　私はチーフじゃなくて　あんたを誘ったのよ
　　私を離さないんでしょ
　　なのに　そんなに簡単にあきらめちゃって・・・。

「悪かった　二度としないよ　今度こそ　お前を絶対に離さない」
というチョルンでした。


■33話　スンヒが心配する振りをして、チョルンの父の様子を窺いに来ます。
チョルンから「ソヌと結婚する」と聞いて、逆上します。
裏で手をまわして、チョルンは工事現場を解雇されてしまいます。
チョルンは父親とソヌの治療費を稼がなくてはいけないのに・・・。

ジェヒョクがスンヒの素性を探ります。
ソヌは仕事をやり遂げて、会社を退職します。


■34話　ソヌが度々倒れるので、チョルンは治療を勧めますが・・・。
チョルンは懸命にソヌの看病をします。
そんな中、チョルンの父が意識を取り戻します。

スンヒはソヌに指輪を取り戻されたので、偽物の指輪を用意します。
ジェヒョクはスンヒの叔父を見つけ出し、ソヌの真実を知ります。
そして、チョルンの父に会いに行き、確信します。
そして、テヒにキム会長の死と本物のユニの真実を伝えます。


■35話　テヒとソヌが本当の姉妹として再会しますが、ソヌは倒れてしまいます。
チョルンは、ソヌが本当はユニで、チェハグループ会長の孫娘であるので
結婚することを心配しますが・・・。

　　　ソヌ　幸せか？
　　　姉さんがみつかって　嬉しいか

　　　実を言うと　今日　お前にプロポーズするつもりだった
　　　でも　今は無理だよな　無理だろうな・・・。

ソヌに本当の家族がみつかって良かったのですが、チョルンの心境は複雑
だったのです。
テヒの骨髄を移殖することが可能だとわかり手術することになりました。

スンヒは偽物であることがバレて、家を追い出されます。
テヒからはひどく叱責されて逆恨みします。




■36話　家を追い出されたスンヒは荒んだ生活をしていました。
ますますユニ（ソヌ）に逆恨みします。

ユニ（ソヌ）の骨髄移植が成功します。
その頃、チョルンに恨みを抱いているヤクザがチョルンを狙って追いかけます。

ソヌの退院には間に合わなかったのですが、ソヌから「元気になって戻るから待っていて」
と手紙をもらい喜びます。
父親からは「チェハグループの孫娘なのだから、あきらめろ」と言われますが

　　　そんなことわかってるよ
　　　でも戻ると約束したから　必ず戻って来るよ

と言って、ひたすら待ち続けるのでした。
そして、ユニ（ソヌ）が治療から戻ってきます。このシーンもとても良かったです。

　　抱きしめてやる
　　（中略）
　　まったく　心配させやがって
　　気が気じゃなかったんだぞ

　　ありがとう　愛してる　お前を心から愛してる

大喜びのチョルンでした。



■37話　テヒと婚約したジェヒョクでしたが、ソヌのことが忘れられずにいました。
キム家に住み始めたソヌも幸せではありませんでした。

　　この家は　本当に裕福で　何でも揃っているわ
　　欲しいものは　何だって手に入る
　　でも　それがかえってつまらないの
　　何でもあるのって　思ったほど楽しくない
　　
　　家族と暮らせるのはいいけど
　　似合わない服を着ているようで　私には居心地が悪いわ

と言います。
「慣れれば変わるさ」というチョルンでした。
そして、「ソヌの病気も治ったし　俺も真面目に仕事してる　だからいいだろ？」
とユニ（ソヌ）にプロポーズしようとしますが、逆プロポーズされてしまいます。
堂々とキム家に挨拶に行くチョルンが、男らしくて良かったです。

　　お前にポロポーズされて　最高だよ
　　俺も　言おうとしてたんだ
　　でも　お前から言われるのも悪くなかったな
　　俺　頑張るよ
　　死ぬまでずっと　お前だけを愛し続ける　幸せにするよ
　　信じるだろ？　ありがとう　それに　結婚しようと言ってくれて　


でも、ユニ（ソヌ）はジェヒョクに諦めさせるために結婚を急いだのでした。

■38話　チョルンはキム家の叔母さんに会って、このことを知らされて
それでも結婚するのかと問いただされます。
そして、ユニ（ソヌ）に「なぜ俺と結婚したいんだ」と問いただします。

チョルンは複雑な心境で、イ・ハンスに相談に行きます。

　　　ほかの男を忘れるために　俺と結婚するそうです
　　　結婚とは神聖なものだと思っていました
　　　相手に対して　純粋な気持ちを持っていないといけないし
　　　不純な動機や理由までするものなんかじゃないと・・・。
　　　正直　裏切られた気分です

と言いますが、ハンスは「それで　別れるつもりか？」と聞きます。
別れることなどできないチョルンに

　　　なら　すべてを受け入れろ
　　　そうさ　結婚とは神聖なものだ
　　　だが　もっと大切な意味も含まれている
　　　相手の過ちを許し　理解してやろうとすることだ
　　　別れる気がないなら　全てを受け止めてやれ
　　　それが本当の愛だ　男の愛情だ
　　　本気で愛しているなら　恨むことはない　考えるな
　　　彼女に　本当の愛とは何かを　堂々と見せてやればいい

と言います。
このイ・ハンスはヤクザの親分ですが、とてもいい人なのです。
そして、チョルンはユニ（ソヌ）に
「二つだけ約束したら　許してやる」と言います。


　　まず　お前のプロポーズは無かったことにする
　　その代り　俺がプロポーズする
　　こいういのは　男がしないとな

　　こんなに誰かを愛したのは　初めてだ
　　俺たちの愛は　これから始まるんだ
　　一生　お前を守ってやる　俺と結婚してくれ

と、薔薇の花を渡してプロポーズするのでした。
「これからはソヌは俺のものだ」と大喜びのチョルンでした。
キム家の許しも得て、チョルンの家族も大喜びでした。




■39話　荒んでいくスンヒはチョルンが諦められずに付きまといます。
でも「あいつじゃなきゃダメなんだ」と相手にされません。

チョルンとユニ（ソヌ）の結婚準備は進みます。
幸せいっぱいのふたりでしたが、スンヒがチョルンに恨みを持つヤクザの親分と
手を組んで、結婚させないようにソヌを始末しようとします。
そして、結婚式当日、ユニ（ソヌ）は誘拐されてしまうのでした。


■40話　チョルンがユニを助けに行きますが、刺されて亡くなってしまいます。

　　ソヌ　大丈夫か？
　　俺の女房だ　俺が助けに来て当然じゃないか

　　ごめんよ　俺のせいで　結婚式を台無しにして
　　いいんだ　そばに居てくれ　少し休んだら　よくなるから
　　今はちょっと　疲れているだけなんだ　休めば良くなる


この後の最後のシーンが可愛そうでたまりませんでした。
ソヌは最愛のチョルンを失ってしまいますが、テヒと一緒に会社運営に精を出していくのでした。
ジェヒョクはテヒと別れて、再びアメリカへ旅立ち、すべての悪事を企んだスンヒは刑務所暮らしと
なったのです。

このドラマは40話と長いドラマでしたが、とても良かったです。