五線譜のリボンたなびく

音楽のことメインに、色んなこと書いていきます。

カーテンレールを引いて!

2018年12月16日 | 音楽か行
もうすべてがカオス!!
竹中直人です。今流して聴いてるのは、竹中直人のライブでの演奏のやつです。スカパラがサポートで演奏してる。青木さんもいる。
CDよりもテンポが速く疾走感が凄い。

そっちの方が…はっ…すげえーーーーーー!の掛け声で始まるんだけど、ライブではお客さんの笑い声も入っていてさらにカオスで楽しい。
おしてその叫び声の後の青木さんのスネアのズンズンズンがかっこいいんだなあ。

茶箪笥のしゃれこうべとって~小脇に抱えて踊りたいから~
という、とんでもない歌詞が出てくるけど、こんな歌詞が浮かぶのがすげえわ竹中直人。


もうね、意味が解らんのですよ。演奏はかっこいいんだけどね。

ブレイクでのベースの音がいかしてます。CDではこの間奏の時に、かいてかいて~背中をかいて~も言ってるね。

間奏開けたら、おけつに絵本を挟んで~ってまたカオスが始まりますね。


デカメロンでの竹中氏とスカパラの組み合わせは最高だったね。


CDの最後では青木さんに高橋幸宏さんが話を振っていて、「死、死、死んでる!」まで入っていて得した気分です☆


銀色の道

2018年12月12日 | 音楽か行
ヒトカラが好きで、数か月に一度のペースで行くんですが、その時に必ず歌うのがこの、ザ・ピーナッツ「銀色の道」。
カラオケ映像もご本人の映像なのでぐっとくるものがある。

低いファの音が出てくるので、ちょっとキーが低いかなとも思うけど、そのあと転調していくので高い音も出ないと歌えない。
イントロはエレキのどこか冷たい音というのかな、冬をイメージした音の作りになってるな、と思います。
冬の嵐が吹いているけれどこのはるかな道を越えたら花が咲いた春の道が待っている…歌ってるだけで前向きな気持ちになるんです。


転調することによって、歌に感情が乗るというか。気持ちが入ってその歌詞の重みを感じるというか。
続く続く 明日は続く という歌詞が凄く好きだし、歌っていて胸にこう、来るものがあるんですね。特に今の私の心境としては、不安しかない未来なんだけどきっといいことが待ってるさ!と歌が力になってくれるし、向こうの映像にいるザ・ピーナッツのお二人の、歌っている時の本当に楽しそうな表情を見ていると、ああ、きっと辛いのは今だけで楽しいことも待ってるよ、きっと待ってる、そう言い聞かせたいよ、っていう思いが芽生えてくるんですね。

この曲の力は本当に凄いと思います。転調以外はメロディに変化はないけど、段々と歌声も力が入ってるのがCDを聴いてもわかるし、編曲も最初のしっとりからずんずんと進むようなアレンジになっているのが凄く好きです。

名曲はずっと名曲。これからも聴いてくし、歌います!

クリスマスカ

2018年12月12日 | 音楽か行
諸人こぞりての東京スカバージョンだね。このバージョンが好き過ぎる。この季節、聞かないと気が済まない。

このスネアドラムは青木さんがこだわったという話を聞いた。この曲を初めて聴いた時、スネアの音が高めのレの音に設定されてるんだけど、これはあえて高い音にチューニングしたそうで、一つの音へのこだわりがみえる。
キーボードはピアノ音で、これも軽快なリズムなのでひたすらめでたい気持ちになる。曲の時間自体は短く、あのメロディーのリズムを変えてるだけなので走り抜けてく感じで聴いた後の後味もとてもいい。


歌ってるわけでもないので、単調っちゃ単調かもだけど、この曲を東京スカにアレンジするセンスが大好きなんだよなあ。
スカと東京スカは違う。
よく聴くとスカっぽいよなって曲とか、ん?スカじゃないな?ってのもあったりする。スネアだけ聴いてるとこれはスカではなくオリジナルの音楽だなと思います。
こういう音楽を、発売した1990年?1989年?に思いつくのが唯一無二なとスカパラだなって思いますね。

国境の北、オーロラの果て

2018年12月11日 | 音楽か行
スカパラ。1998年。これは断然CDよりライブ版!!

CDは、シングルに収録されてるけど、今そのシングルは手に入らないのでオークションとかでも8000円くらい出さないと買えません。

ドキュメンタリーDVDに収まっているライブ映像を観て感動した。このタイトルからして神秘的なんだけど、この曲で一番注目して欲しいのは、やはり青木さんのハイハットでしょう。
CDよりもテンポが速めなんだけど決して押せ押せの速さではなく、氷のようなハイハットの連続で、しかも淡々と、ネクタイにスーツでかっこよくドラムを叩いてるのに惹かれたんだ。

私が青木さんに惚れた理由というのが、淡々としたところ。今まで自分が見てきたドラマーというのは、お客さんが入るとオーバーアクションになるドラマーが多かったから、スカを叩いてるのに表情が涼しくてでもドラムは颯爽と風を切るようなスピード感で、ああ、こんなかっこいいドラマーがいるんだなあって思ったんだ。
そのカッコよさを一番象徴してる曲じゃないだろか。


途中、テナーサックスのソロがある。すんげえかっけえ。アジテートもかっけえ。
それが終わるとブレイクが入るんですね。そこが一番私は大好きなんです。


音数が極端に減って、キーボード、ドラム、パーカスの3人だけになります。ベースすらなくなる。ほんの数小節なんだけど、その静けさがあることで後半の盛り上がりに繋がる。

静けさと言っても、ペースは変わらず、ハイハットも変わらない。
だけど、1か所だけハイハットリズムに変化が生まれる。チッチキチッチキでずーっときてたのが、チキチッチになる。この、ハイハットのチキチッチの間にスネアのリズムが入るのでそのリズムを両手で再現しようとするとごっちゃんなるんだけど、一瞬のスネア裁きをサラッとやるところが本当にかっこよくて、何度も巻き戻して見てしまいます。


ハイハットはずっと聴いてられる。そして青木さんはフィルインがさりげなくて、細かく色んなバージョンでやってくるのでライブ版を聴くのは楽しい。
もっと聴きたかったよ…とは思うけど、こうして名曲がDVDで聴けるのは幸せだと思います。

こわれもの

2018年12月09日 | 音楽か行
こわれもの。ユニコーンの阿部さんが、1993年の解散の1年後にソロとして出したアルバムの5曲目、だったかな。ソロの曲で一番好きな曲。

にしても暗い。なんかどよどよしてる。当時の阿部さんの心境なのか、妙に歌詞に嘘くささがなくリアリティがある気がしてた。初めて聴いたのは2000年だったかな。

この曲の前に「鼻」という曲があるんだけど、インストで雰囲気おどろおどろしい怪しい感じなんだよ。ウッドベースがきいた曲で。ほんでその空気感のままなだれ込むようにこの曲に入ってく。
初めて聴いた時はこわさも覚えたくらい笑

コードについてはよく知らないけど、ピアノでラドファ♯の和音から。しばらくずっとこの和音で3連じゃない付点の3音でいきます。
サビでの「ほんのわずか心をかすっただけなのに」という歌詞が深くて惹かれる。心をかすったとは、どういう意味だろうか。Aメロでは愛したとあるけれど、明らかに恋愛が終わった曲で、落ちに落ちた曲。

「こわれています、さわらないで」というフレーズが、本当にこわれそうに歌っているので悲しくなります。ここのメロディーが個人的には凄く好きですね。サビで盛り上がったと見せかけてふっと落とすところが。


なんせこれ聴いてると気分が暗くなる。でも、とことん落ちたい時には聴いちゃう。
阿部さんの作る曲は大好き。落差が凄いけど笑