五線譜のリボンたなびく

音楽のことメインに、色んなこと書いていきます。

すばらしい日々

2018年12月23日 | 音楽さ行
ユニコーンの曲は好きな曲、切ない気持ちになる曲、過去に戻りたくなる曲など、色んな感情を抱かせてくれる曲が多すぎる。
その中でもこの、「すばらしい日々」はぎゅっと心が詰まって誰かに会いたくなる、楽しかった過去を思い出して感傷に浸りたくなる曲。

イントロの、2つのギターの掛け合いが凄く好き。

☆ソ♯ーミファ♯ーシーー
☆ミーシード♯レ♯ド♯シ

この2つの音が動いてく。そっからドラムやベースが入って、この一方のギターを奏でていた阿部さんが途中からキーボードに加わる。
キーボードって色んな音が出せるけど、この曲の切なさにぴったりな音質で弾いてるなって思います。


サビに入る時、すばらしい日々だ~の歌詞に入るところでシンバルが四分音符をシャンシャンシャンするところが好きです。

一番好きな歌詞は、

それでも君を思い出せばそんな時は何もせずに眠る眠る

ここを聴くと胸が苦しくなるし、会いたくても会えない現状に向き合ってしまうというか。切なくなります。


民生が作った曲だけど当時は、自分自身に書いた曲とか、ヤメマンの当時リーダーだった西川君ことドラムの川西さんにあてた曲とか色んな話がファンの間で出ましたね。
私は川西さんにあてた曲と思ってます。


再結成して2009年、蘇る勤労ツアーで川西さんドラムでのすばらしい日々を初めて聴いた時は、涙が止まらなかったですね…
川西さんがニコニコしていて。みんなで川西さんに向かってアイコンタクトして最後演奏終わる時も客に背を向けてドラムに身体を向けて演奏を切るところが、胸に来るものがありましたね…  

青春小僧が泣いている

2018年12月19日 | 音楽さ行
モーニング娘。です。15の時代の。12期のデビューシングル。と言ってもデビューでいきなりトリプルA面だからね。12期は大変だったろうなと思います。

この曲が大好き。つんく♂さんの書く曲の中には、フォーメーションダンスに繋がるかっこよさと、娘。ならではの切なさがあって、好きなんですね。
で、特にこの曲で好きなのは、歌詞で言うといろは言葉が入ってるところ。
我が世誰ぞ常ならむ、とか。色は匂えど散りぬるを、とか。
1文字ずつ歌ったり、指差しで「誰ぞ」の部分を歌ったり。

色んな音がきこえてくるんだけど、どこか昭和のかほりというのかな。ま、いろはなんて昭和よりずっと前だけど、どこか懐かしさもあって。
MVで番傘を持っているメンバーのショットはどれも美しく、和の極みだなと思います。

そうだ、解った!日本らしい楽器を使ってる訳でもないのに日本なんだもろに!そこがいいんだ!


ごめんなさい書いてる途中でふっと解ってテンションが上がりました。上がったくせに眠いです。


一番好きな歌詞は2番の、石田さんのソロパート「そうきっと何回も踏ん張るだけ」です。
なんかぐっとくるんですよねここ。サビでもないし盛り上がり部分でもないのにぐっとくるんです。


ダンスショット見てると、よくそんな移動してるなってくらい、大人数の中で人と人がぶつからないような複雑な移動をしてる。かっこいい。
小田さくらちゃんのドレッドがまた、かっこいいんだ。

CMであった、15秒ショットの、メンバーそれぞれがソロショットでサビの1フレーズ動いてるのが、それぞれ個性が出ていて面白い。あかねちんこと羽賀朱音ちゃんは最年少なのに美しく、クールな動きも決まっています。

12期のあどけない空気感も好きですね。今は本当に急成長。みんな頼もしいです。

シャラララ

2018年12月12日 | 音楽さ行
ブリーフ&トランクス。私がハマったきっかけの『ボクらのエキス』に入ってる9曲目。このアルバムはとにかく名盤です。
「青のり」や「石焼イモ」が有名どころなんでしょうか。それらも含まれてるアルバムの中で、唯一最初っから最後まで真面目な曲です。
この「シャラララ」が、ブリトラの中で一番好きな曲なんです。初めて聴いた時に涙が出てきました。


このアルバムあたりから、伊藤さんは歌い方をかえてきました。それは、女の子目線の曲もあったからかなと思うんですが、全体的に乙女な声と言いますか、可愛い声を作って歌っています。ただ、この曲に関しては特に声を張り上げたり作ることなく、しっとりと優しく歌ってるんです。だから、凄く真面目な歌詞がすっと入ってくる。

切なくなる。一秒ごとに変わる世界に戸惑いを隠せないという歌詞があるんだけど、どんどこ時間が過ぎゆく中で戻れない過去を思い出し、また、恋人と2人だけの世界だったらいいのにとか、愛ってなんだろうとか、結構大きなテーマを考えさせられる曲ですね。


シャララララーという出だしで歌が始まるんだけど、タイトルがシャラララなのもなんかいいなって思ったり。
音の動きはそんなに大きくなく、その流れるような曲調の中でアコギのポロロローンという響きがとてもきいています。
忙しい時に聴く事で、この流れてる時間を大切にしたいってしんみりしちゃう素敵な曲なので、面白い曲だけじゃなくこういう「地味」に分類されるかもしれない曲の中にも名曲が沢山あるのでぜひ聴いて欲しいです。

スベキコト

2018年12月12日 | 音楽さ行
TOKIOです。リーダー作詞、太一作曲。
太一作曲の曲は、面白いコード進行とか音の動きが多い気がする。他のメンバーも太一が作る曲はすぐわかる、太一っぽい進行って言ってたけど、元ベース現キーボードっていうのがやっぱりあるからかな。よー解らないけど、面白い曲が多い。

リーダーは作詞のセンスが凄まじいです。いつもテレビで寒いダジャレを言ってるけど、そのダジャレのセンスがうまく作詞に使われたり、英語に聞こえる日本語を使ったり、韻を踏ませることがあったりと、語彙力を遺憾なく発揮してまさに詩人だなと思います。

この曲は太一に贈られた曲ということで、専門用語が出てくる。9thとか、レズリーという用語が出てくる。
結構サビのキーは高いね。そのキーを張り上げて歌う長瀬はかっこいい。そしてこれも、コーラスワークの美しさが際立つ。最後のフレーズは長瀬のメインと別の歌詞を歌うリーダー。そこの2つの音の動きがオシャレですね。


Are you satisfied?という英語が出てくる。こんなんで満足するの?もっといこうさ!という前向きな曲ですね。
ちょうど時期的にはなかなか新しいアルバムが出ずにバンドとして活動が停滞しかけた頃に作られたと思われるので、確かこの前後に5人だけで集まって話し合いもしてた筈です。
それと前後して、松岡とリーダーで口論になったという話もテレビでしてたな、と思い出す。


このMV、最高だよ。超マフィアっぽい5人。葉巻ふかしてんの。ほんで怪しいポーカーでもやってんのかと思えば、スタイリッシュなババ抜きしてるだけ。しかも誰がババになるとか決まってない、本当にその場での勝負だったらしく、負けたリーダーは律義にトランプを片付けています…


そして、大好きなオチが!ぜひ見ていただきたい。スタッフの笑いが入ってる。リーダー最高。

戦場に捧げるメロディー

2018年12月09日 | 音楽さ行
今ちょっと気持ちが落ち着かないので文章書くことで落ち着けようとしている。
はあ…明日は緊張するんですよ。


さて。
戦場に捧げるメロディー。これを聴くと泣いてしまいます。東京スカパラダイスオーケストラの曲ですね。インストゥルメンタルではありません。歌詞があってみんなで歌っています。
1999年5月2日に、ドラマーだった青木達之さんが電車に轢かれて亡くなりました。その青木さんに贈られた曲です。

歌詞がどうとかよりもイントロから泣いてしまうんですね。全音符。和音を聴いてるだけなんだけどこみ上げるものが。
青木さんは、私の中で世界で一番男前な人だと思っています。今でもそう。

曲の中身より、タイトルの後ろに、dedicated to Tatsuyuki Aoki って入ってるのがまた…

そして、一番ぐっとくるのは、実は一番最後で、アウトロがドラムが激しい中管楽器はシンプルな演奏で、しかもフェイドアウトしてく。で、音が消えたと思ったら再び戻ってくる。フェイドイン。フェイドアウトからのフェイドインって、あるにはあるけどなかなかCDのシングルとしてはやらないなというイメージだったので、ここが一番涙が出るところですね。

なんか、人は死んでも忘れられないうちは真の意味では死んでない、という思いを勝手に感じてしまう。


サビの中にも青木さんぽさを感じるフレーズがあるので、涙は出るけど大切な一曲ですね…