オコジョ、チャート・レビュー

洋楽チャートの感想や予想を長々と述べます。速報性はありません。

チャート・レビュー UKチャート 2022年3月24日付

2022-03-22 | チャート・レビュー (UK)

 

いつもよりちょっと更新が遅くなりました。

日本時間でUKチャートは土曜日、USチャートは火曜日には更新されてるので、

UKチャートを振り返るには遅すぎるかも...。

でもまあ、とりあえず月一回程度の更新なので、

月ごとのチャート・レビューみたいな感じで見て下されば幸いです。

 


 

(集計期間:3/11~3/17)

  title artist
1 Starlight Dave
2 Baby Aitch, Ashanti
3 Peru Fireboy DML, Ed Sheeran
4 Where Are You Now Lost Frequencies, Calum Scott
5 Make Me Feel Good Belters Only, Jazzy
6 Down Under Luude, Colin Hay
7 Where Did You Go Jax Jones, MNEK
8 Overseas D-Block Europe, Central Cee
9 Boyfriend Dave Camelon
10 Go Cat Burns

 

(コメント)

> デイヴがまた1位を獲得!この人はもはやポスト・マローンと同じくらいの地位を確立したといえるでしょう。ソロ・ヒットのイメージがあまりない英ラッパーのデイヴ、ソロ・シングルとしてはこれがキャリアで最大級のヒットになると思われます。Starlight!

> 続くヒップホップ・ソング、次は Aitch さんという、数年前からイギリスのヒップホップ・シーンで活躍しているラッパーのニュー・シングル(初登場)です。遡ってみたらすでに2曲も代表曲と呼べるようなヒットを持っていました。そして今回のシングル、コラボ相手はまさかのアシャンティ!2002年に Foolish という曲で一世を風靡したR&Bシンガーで、(世代ではないですが)自分も数えきれないくらい Foolish は聴いています。とにかく、すごい組み合わせ。これが今年を代表するヒットになったら面白いと思ってます。

> 世界的にチャートを上昇中の Peru、一足先に大ヒットしたイギリスですが、まだ3位とTop3をキープできています。ファイアボーイDMLはナイジェリアのアフロビート・シンガーで、見た目は普通のラッパーなので見た目だけではそれが判断できません。またアフロビートについては、まだよく分からないのですがとりあえずR&Bに似ている音楽です。ただ、イギリスでは基本的にR&Bが売れにくいのでやはり別物だといえるでしょう。むずかし...。

> ヨーロッパのEDM勢力、ロスト・フリクエンシーズとジャックス・ジョーンズがそれぞれTop10にランクイン。どちらも十分キャリアのある方です。このうち7位のジャックス・ジョーンズはゲストがMNEK(エメネク、だと思う)で、この人は2020年に大ヒットしたジョエル・コリー Head & Heart でもボーカルを担当していました。もしかしたら、EDMアーティストとすごく相性がいいのかもしれません。

> UKチャートを見ている人なら今更か、という話になりますが初めて8位の Overseas を聴いてみました。Dブロック・ヨーロッパを聴くのも初めてだったのですが、意外と(失礼!)聴きやすい!もう少し早くから聴いとけばよかったと思ったくらいです。国は違いますが、ほんのりミーゴスの音楽を思い出しました。

> 上で触れなかった残りの4曲はすべてニュー・ネームのヒット曲、つまりデビュー・ヒットです。それゆえ情報という情報がない人ばかりで、正直調べきれないのでコメントできません!じゃあとりあえず曲聴いてみろよ、という話になりますがそれも面倒で...。大目に見てあげてください。

 


 

  title artist
11 House On Fire Mimi Webb
12 Night Away ( Dance ) A1 & J1, Tion Wayne
13 We Don't Talk About Bruno Encanto Cast
14 Anyone For You George Ezra
15 The Motto Tiesto, Ava Max
16 One Of A Kind / Reggae & Calypso Russ Millions, Buni, YV
17 Fingers Crossed Lauren Spencer-Smith
18 Bam Bam Camila Cabello, Ed Sheeran
19 Come & Go Arrdee
20 Bad Habits Ed Sheeran

 

> この人は見たことがある!Mimi Webb さん、まだ読み方が分かりませんが去年メジャー・デビューした方です。この新曲はかなり短編でしたが、女性ポップ・シンガーだということが分かりました。この曲、3週間前に初登場でTop10入りしており、そのことからも Mimi Webb さんの英国での人気がよく分かります。

> Top10に続いて11位以下でもブリティッシュ・ラップが強い!こちらも去年メジャー・デビューした A1 & J1 が12位、その12位の曲でゲストとなっているション・ウェインと手を組んだ曲 Body feat. ション・ウェイン で去年天下をとったラス・ミリオンズが16位、現在進行形でブリティッシュ・ラップ界から注目されている Arrdee が19位にランクイン!...以上、詳しくないなりの説明でした。

> ジョージ・エズラ...エド・シーランのように短いキャリアで一気にUKチャートを圧巻した伝説のシンガー。2018年が絶頂期で、当時はチャート上位に常に彼の名前がありました。今はどうか...少なくとも現在は新曲がTop10入りできていませんが、ニュー・アルバムが出る場合チャートは荒れるかもしれません。

> ティエスト、上昇中!嬉しいの一言です。エイバ・マックスが珍しく低めの声でボーカルを担当する The Motto はイギリス以外のチャートでも調子がよく、イギリスでは先行して大ヒットしている感じです。頑張れ~!

> カミラ・カベロのは上がるんですね。先週20位台前半に初登場した Bam Bam feat. エド・シーラン ですが、上位デビューの翌週は下がることが多い中むしろ上昇しました。失礼ながらカミラ・カベロはもう時代かなと思っていた分意外で、USチャートの方も楽しみになりました。...ファンの方がいらっしゃったら、すみません。

> Bam Bam が上がったこともあり、結局今回もエド・シーランはTop20に3回出てきました。ブリング・ミー・ザ・ホライズンのハードロック・リミックスもありましたが、Bad Habits なんかすごいロング・ヒットだと思います。でもこれも、エド・シーランのUKチャート史からすれば普通なのかな...?

 

(追加)

 アルバム・チャートがすごい!!今週はTop10中8枚が初登場の新作で、むしろ残った2枚(エド・シーランの『=』とセントラル・シーの『23』)の方に気が行くくらいでした。80%が初登場なんて、USチャートでは見たことがありません。相変わらず激戦が続いているようで、そのギャップにはびっくりさせられます。詳しくは↓(※画質荒い) 表示されなくなってたら、すみません。

 



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