9日付の新聞に遠藤選手の記事がでていました。
「いつもは冷静な遠藤保仁が、少しいらついていた。」・・・から始まる文章で、9月9日のオランダ戦で岡崎が3-3に追い付くヘディングシュートを決めた後、誰も彼のところにいかなかったことに怒っていたといいます。
遠藤を小学校時代に指導した監督は教え子の最近の変化を感じ取ったそうです。鹿児島実高時代の監督も、「遠藤がスライディングをしたのは1度しか思い出せない。力はあるのに、泥臭いプレーをしないから腹が立った。挫折と出会いが、闘志を引き出したのだろうな。」
黄金世代、といわれながらシドニー五輪では補欠。五輪後も代表候補に選ばれながら出場メンバーに入れない日が続き、「使わないのなら、呼ぶなといいたい」。父は食事中に息子が漏らした一言を覚えているそうです。「ぼやきを聞いたのは、後にも先にも一度だけ」。らしいですが。
02年W杯のメンバーからも漏れ、代表入りした06年ドイツW杯ではGK意外唯一出場機会に恵まれませんでした。
その後、オシム監督に出会いますが、「もう呼ばれないと思った」そうです。
しかしオシムさんは遠藤を呼びました。
「高い技術と判断力で、常に2手3手先をみている。」という西野監督が絶賛する遠藤は必要でした。
「運動量が無くても頭を使えばボールは回る」と思っていた遠藤に、オシムさんは何度も語りかけました。
自分が動けば空いたスペースを他の選手が使える。それが連動すれば試合を動かせる。忘れかけていた当たり前のことに気づかせてくれた」
岡田監督に声をかけられ、中村俊、中澤とともに部屋に招かれ4強という目標も聞かされました。
今は具体的な手応えを感じているそうです。
今では代表になくてはならない存在の遠藤選手。昔は上手い選手特有のだるいプレースタイルで、守備意識も低かった。
そんな選手を腹立たしく思う人も多かったのでは・・・
そんな遠藤選手の必要性を見出し、育てたオシムさんはやっぱりすごいです。
また、いろんな挫折をくりかえしても自分を見つめなおし変える努力をした遠藤選手もやはりすごい、としか言えません。
お父さんが1度だけ聞いたというぼやきも、なんだか普通で少しホッとしたような・・・
一流、すごい、といわれる選手ほど、ごく普通の人なのかもしれません。
そこからどういう努力をするか否かです。
遠藤 飄々ヤット、泥臭く(朝日新聞10月9日)
「いつもは冷静な遠藤保仁が、少しいらついていた。」・・・から始まる文章で、9月9日のオランダ戦で岡崎が3-3に追い付くヘディングシュートを決めた後、誰も彼のところにいかなかったことに怒っていたといいます。
遠藤を小学校時代に指導した監督は教え子の最近の変化を感じ取ったそうです。鹿児島実高時代の監督も、「遠藤がスライディングをしたのは1度しか思い出せない。力はあるのに、泥臭いプレーをしないから腹が立った。挫折と出会いが、闘志を引き出したのだろうな。」
黄金世代、といわれながらシドニー五輪では補欠。五輪後も代表候補に選ばれながら出場メンバーに入れない日が続き、「使わないのなら、呼ぶなといいたい」。父は食事中に息子が漏らした一言を覚えているそうです。「ぼやきを聞いたのは、後にも先にも一度だけ」。らしいですが。
02年W杯のメンバーからも漏れ、代表入りした06年ドイツW杯ではGK意外唯一出場機会に恵まれませんでした。
その後、オシム監督に出会いますが、「もう呼ばれないと思った」そうです。
しかしオシムさんは遠藤を呼びました。
「高い技術と判断力で、常に2手3手先をみている。」という西野監督が絶賛する遠藤は必要でした。
「運動量が無くても頭を使えばボールは回る」と思っていた遠藤に、オシムさんは何度も語りかけました。
自分が動けば空いたスペースを他の選手が使える。それが連動すれば試合を動かせる。忘れかけていた当たり前のことに気づかせてくれた」
岡田監督に声をかけられ、中村俊、中澤とともに部屋に招かれ4強という目標も聞かされました。
今は具体的な手応えを感じているそうです。
今では代表になくてはならない存在の遠藤選手。昔は上手い選手特有のだるいプレースタイルで、守備意識も低かった。
そんな選手を腹立たしく思う人も多かったのでは・・・
そんな遠藤選手の必要性を見出し、育てたオシムさんはやっぱりすごいです。
また、いろんな挫折をくりかえしても自分を見つめなおし変える努力をした遠藤選手もやはりすごい、としか言えません。
お父さんが1度だけ聞いたというぼやきも、なんだか普通で少しホッとしたような・・・
一流、すごい、といわれる選手ほど、ごく普通の人なのかもしれません。
そこからどういう努力をするか否かです。
遠藤 飄々ヤット、泥臭く(朝日新聞10月9日)