深夜、ABC放送の『一流の眼』を観ました。
内容の詳細は、いろいろなサイトでレポされているので観た感想を。
結局、遠藤選手は「自信の人」だと思う。
今の自分を「サッカー人生で最高の時期にある」と言い、コロコロPKは「どんなに研究されても自分の眼(洞察力)が鈍らない限り止められない。」と言い切る。
そして彼は、それをはったりでもなく正直に回答する。ここが一番の魅力だと思います。
その自信はどこから来るのか。
それは、好きで好きでたまらないサッカーをするための惜しまない努力と、桜島の雄大な自然に育まれた人間性だと思う。
幼い頃から道端のものを蹴り、高価なボールではなくても遊びから学ぶ。兄とボールを取り合いながら自然と対人の感覚も覚えていく。昔は普通にできていた事なんだけど。
「目標の人」は予想通り、兄だった。
小さい子供は、まず身近な存在を目標とする。そのうち目標は変わっていくものだけど、遠藤少年にとっては5~6つ上の兄がよほど大きい存在だったんでしょう。
まさしく「兄がいたから、僕がいた。」
今でも変わらず兄を尊敬できるのは素敵なことです。
「海外移籍」の質問は、こっちが少しドキドキしました。
「上のレベルでやりたい気持ちはある。でもなれない言葉や食生活の中で、果たして『楽しく』サッカーができるのか。」「今の現状に満足している。」
どちらも意外な回答でした。反面、自分を冷静に分析しているな、とも。
冷静、といえば「引き際(引退)」のことについても。
「ブラジルが大好きなので、2014年ブラジルW杯大会に出場してからパンっとやめる、とかね。」
兄の引退を見ているから、こんなことも思うようになったのかな。
あまりサッカー誌を読まないので、こういうことは雑誌で話していることなのかもしれないけれど、私にとってはなかなか新鮮な内容でした。
そして、あらためて遠藤選手は「頭脳の人」だと思いました。