Said q winning

がははは♪qで映画異様バカ大好き
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映画達に愛の眼差しで突っ込みだ

ボブという名の猫 幸せのハイタッチ  ワタクシ愛ネコのバカ親超越炸裂

2017-09-12 | は行の作品


監督:ロジャー・スポティスウッド
出演:ルーク・トラッダウェイ、ジョアンヌ・フロガット、ルタ・ゲドミンタス、アンソニー・ヘッド

お話 薬物(ヘロイン)中毒になって、ロンドンでホームレスをしているジェームズ。ストリートミュージシャンとして手に入れるわずかな収入で生きのび、依存を克服する公的なプログラムに参加
スタッフに認められてアパートで生活できて、女性と出会う。そこに野良猫(ボブ)が家の中に入り込んで

あのね。ボブ
私 本当は あなたが「ボブって言うんだよ」と思っていなかったのよ
ボブ。わたしは彼が 真剣にミュージシャンとして大成したいと思っていたのね
彼の優しさ。彼の慈しみ。私が彼に惹かれた理由もボブは理解してしまってたわね

でも。あの時の彼は夢を抱いていても無理だったでしょ
あえて言うなら「挑戦するハートは熱くても状況は困難」
ドラッグを繰り返すのは 意思の弱さの証でもあると感じてる
彼の支え
ドラッグ中毒からの脱却に サポートが大切
彼にとって「家」は「ホーム」であり「地に足がついている自分に戻る場所」だと思ったわ
彼の御金は、その1日だけがやっとだったわね
確かにストリートミュージシャンとしての意欲は大きいし素晴らしいのよ
でも。現実は、どう?!彼の身体の事を考えたら、それはね・・・
それは。私の兄の事を考えてしまってたわ。
そう。ボブ。兄もドラッグ中毒だったの。ドラッグに負けて死んだの
でも、私。兄の事 とても愛していたわ
彼ね、隠したわけじゃないと思うの。何処かで「恥」と思ったのかしらね
あの時。幸せな気持ちが解ってた彼。
ねぇボブ。ボブ。アナタわかってたんでしょ。私が彼に惹かれていたこと


うん。ボクは 驚いたというか、神経質だったから あれは無いよ
ボクは、名前は無かった。
ボクが、アイツの家に侵入して、リビングでシリアルを漁ってた時のアイツ
なんだよな!!!!!まったくよ!靴を銃に見立ててやんのなっ
まぁさ。ボクはアイツの性格が良いのは了解してたからさ
一宿一飯 「お泊まりok」してくれて助かったぜ

そりゃさ~ リビングで猫だぜ?!!シリアル漁ってたから俺だって びびってたよ
靴を銃にして・・・猫だったとはな(笑)
でもな。俺。あいつに すげー癒されたんだ。
ドラッグでヘロヘロになったり、酷い俺だけど、アイツの顔やアイツの仕草、アイツは たまらねーよ
やっぱり「HOME」こそが居心地よく、そいつの居場所だと思う
俺にしても、立ち直るきっかけともなる「HOME」を持って心から嬉しい
そしたら、飼い主を探そうと一生懸命近くの住人に聞くってもんだろ
なのによ・・・

うん。僕の事、ちゃんと「君の生活の場所」を探してくれた
だけど、そうだったんだな
そうだな。必要とされてないというか・・・やっぱ僕はちゃんと解った
だから離れて行ったんだ

猫。離れたのは、必要とされて無いって気が付いたのよ
あの人。再びストリート・ミュージシャンで日銭を稼いでたわ
ふふふ。私の 犬達。どんな感じだったかしら?!

俺。彼女に犬が5匹もいるとは思って無かった
大怪我したアイツ。どうしようかって悩んで、彼女に相談した
彼女。ほら。動物のプロだろ?!
動物福祉病院じゃ、診察もしてくれるて 治療費 不要。なのに薬代は支払いをしろって
あんだけ長い間、待たされるとはなぁ。ケースワーカーの所に行くのヤベェよな

大怪我したボクの事をアイツが動物福祉病院に運んでくれた
アイツ。大変だったんだ・・・ケース・ワーカーの所に行かなくちゃいけなかったんだな

見捨てられないのよ。彼は情にほだされる人だと思ってたわ
そうじゃなきゃ あの子の治療に なけなしの御金を支払ったりしないわ

そう。俺は アイツの支払いに、なけなしの金を支払ったんだ
あの御金は、疎遠になってる父親からの 御飯代金だったわけさ
御飯代・・・アイツに使った

あの人が、情にモロイのは、最初からわかってたわよ
伊達に ケースワーカーをしているわけじゃ無いでしょ(笑)
でも。約束は約束、彼は立ち直る為の私達の存在
彼の焦り方。酷かった。即座にパニックだと感じて 落ち着くようにと・・・

ボクは、猫だぜ?!どんなに薬は大切だって解っても、そりゃ猫としちゃ嫌嫌だよ
アイツ、困って 彼女のところに相談、行ってやんのな
彼女は さっすがだったな!!!手の柔らかさとか 香りも良かったぜ
慣れっちゃーそれまでだ。 御猫様としちゃよくわかるってもんだよ
うん。ボクには、去勢手術も必須
ボクが生きていくのは、去勢手術が必須ボクが生活していく為の「必須条件」
そして、彼女が言ったよ
ボクは ボブって呼ばれたがってるってさ

バスには乗せてくれなかったのも理由があった。でもなついて、付いて行った
ボクと一緒のアイツは、なかなかの有名人
それこそ、ボクと一緒のアイツは写真も撮られた
ストリート・ミュージックも、ボクとアイツで増えた
アイツ。ボクの事を本に書いた。アイツ自身の事も書いた

そう。ボブが一緒だから 俺がいるんだ
人生に「もしかして会わなかったら」とは無いけれど
俺は、ボブと「もし出会って無かったら」存在していないと思う
事件は起こる。葛藤する。堕落する。
堕落から上昇した。落ちていく俺にボブは静かに寄り添っていた。何時も、アイツは俺の傍にいる
俺の書いた本は、売りあがって、続編も出ている。
そして映画化になっている

あのさ。ボクもアイツも 有名人で、アイツ 信じられない金を稼いでるぜ
なのに、アイツ 変なのな
ボクの事、肩に乗せて、新聞 売ってるんだぜ
折角、アイツは、パパとも理解し合って、ハッピーオーラ全開なのによ
ま。アイツらしいよな 慈善活動もしてる。
まーさ。ボク的に言うなら「ビックになって金持ち さいこーだなっっ」っていうヤツじゃない
だから、そういうアイツだから、ボクは一緒にいたいって思ってるんだ

彼が 本を書いて 売れて有名人
私は、彼のファンでヘルプしたい
ねぇボブ
私。少しだけ うぬぼれても良い?
彼は、ボブが大切で、生きている上でのサポートでパートナー
私も
私も彼の「誰かがいる」存在だと思っているの

ボブ
人生は 不思議だらけだ
ボブ
頼むから 俺を見守っていてほしい
ボブ
俺の人生は ボブとともに歩んでいるんだから