今朝の青森は雪でしたが、もうやんだようです。でもまた降るでしょうね。
昨晩は満を持して一番付き合いの長いお店に。
お店に入ると「もう少し後に来ると思ってた。今年早くない?」とご主人。
去年もこの時期だったと思ってたけど、もう少し後だったかも。
このご主人も僕が店に行くようになって3年はほとんど口きいてくれなかったんだよな(笑)。雪国の人は用心深いって良く言うからそれはいいんだけど、南方、例えば鹿児島の人と比べるとその辺は全然違うので、やはり気候が人の性向に与える影響って大きいのだと思う。
席についてまず瓶ビール。僕は一人の時はいつも瓶ビール。理由は昔の日記に書いたので、万が一知りたい方がいたら探してください。今回はサッポロビール。そしてたつ(タラの白子)ポン酢を。女将さんが「久しぶりだから」と一杯目はお酌してくださいました。「本日のメニュー」はこんな感じ。このホワイトボードメニューの内容が随時マイナーチェンジされます。
このあとヤリイカのお刺身(写真なし)をいただいている途中でビール終了となったので、県産日本酒呑み比べをいただきました。
右から田酒、亀吉、八仙、です。見た目でわからないけど。
昔は完全お任せだったと思うけれど、今回はおかみさんが呑み比べの銘柄を最初に確認してくださったので「完璧です」とお答えしました。スペシャルサービスだったのかな。このほか田酒だけの三種呑み比べというのもあるようですが、僕は田酒にはそこまで夢中ではないので、県産酒三種で。青森には田酒だけじゃなくて美味しいお酒が山ほどありますからね。
さてそれを飲んでいたら今度は肴が無くなりました。今度はいかゴロバター炒めを。このお店に来るようになってからこれを一度も外したことはありません。美味いし、お酒がスルスルスルスルと入ります。
ええ、その通り、一切れ口に運んだら今度はまたさっさとお酒が無くなったので、青森に来てこれを飲まずに帰れない「豊盃」を一合追加。
料理と酒の追いかけっこですね(笑)。
性欲と食欲を交互に満たす饗宴(狂宴?)を繰り広げる皇帝カリギュラとその仲間達のようです。違うか(笑)。
ここで一区切りついたのですが、もう少しだけ何か飲みたいと思い、最後に七力を一合と、青森名物貝焼き味噌で締めることに。
みそ仕立てのホタテの卵とじのような感じでしょうか。青森の居酒屋に行くとまず間違いなくあります。これを少しずつつまみながらこの夜最後の一合をちびちびといただきました。
大阪の家庭のたこ焼き器ほどではないですが、名古屋の家庭の味噌煮込みようの土鍋くらいの割合で(自分調べ(笑))、青森ではこの貝焼き用のでかいホタテ貝を自宅に持っておられる方がいらっしゃるようです。市場に行くと売っています。
僕は小学校に上がる前から名古屋の赤みそが無いと生きていけない身体になっていたので、小学2年生の時に母に自分用の一人土鍋を買ってもらいました。今でもそれを使用しています。もう数年で使い始めて50年になるのか。でも、名古屋の人でも自分専用の味噌煮込みうどん用の土鍋を持っている人って、珍しくはないもののそこまでは多くないらしいんですよね。
このホタテ貝も聞いてみると体感でそれくらいの割合のよう。
自分専用ホタテ貝殻を持っていらっしゃる方には一家言ある方も多いらしく、貝焼き味噌はこのホタテ貝で作ると貝殻から出汁が出るので鍋やフライパンで作るのと全然違うとおっしゃいます。一方「そんなことあるもんか」とおっしゃる方もいますね(笑)。
出汁はともかく、貝殻からカルシウムは少しずつ溶け出すような印象はありますがどうでしょうか。
とにかく、昨晩も美味しかったです。トータルでビール一本、日本酒3合。いい気分になりました。
やはりあのお店は落ち着くんだよなぁ。勝手に実家に帰ったような気分がしていました。
こんにちは!
昼前にいただいたコメントを呼んでいる時にちょうど浅虫温泉行の青い森鉄道に乗っていたので、偶然ってすごいなと思っていました(笑)。
浅虫温泉はさらっとしたお湯でどろどろの濁り湯派の人には物足りないらしいですが、僕は大好きです。ロケーションもいいですし。
My貝殻と言ってもどれくらいもつものなんでしょうね。へたったら、津軽のオジサンがニヤニヤしながら、武田久美子から一枚一枚剥がしてくるのでしょうか。
そう言えば、2~3年前に話題になってましたよね、むつ市のふるさと納税返礼品に(武田久美子様式の)ホタテのビキニが加わったって(笑)。あれを所望された方はいたんでしょうか。
おはようございます。
貝焼き、おいしいですね。
自分はコロナ前までは叔母に会いに毎年、浅虫温泉に行ってました。その宿の朝食で貝焼きが出てくるんです。毎年楽しみでした。
でもMY貝殻があることは知りませんでしたね。
いかも本当においしくて。
イカ徳利でいただく酒も贅沢です。