QOOTESの脳ミソ

日記や旅の記録(現在進行中および過去の旅)がほとんどですが、たまに「腹黒日記風」になっているのでお気を付けください。

稚内に着きました。

2025-01-11 16:08:49 | 日記
ここ数年運が良く、行きの便の欠航には遭遇していない。行きの便が欠航になると日程が短くなるから嫌なんですよね。帰りの欠航なら延泊になるので、どれだけでも問題ない。むしろ嬉しいくらい。

おそらく旅系、鉄含む乗り物系Youtuberの影響だと思うが、観光客がやたら多いですね。日本各地で日本人観光客よりインバウンドのほうが多いなか、稚内や青森、こういう場所だと日本人の方が多くなる。ざっと見たところ、インバウンド比率は40%ほど。真冬の稚内便にこんなに観光客がいるのは初めて見ました。

Youtuberの皆さん、PV稼げる企画を考えるのにいっぱいいっぱいですからね。そんな中で、「各停だけで稚内(枕崎)に行く」とか「稚内から枕崎までどれくらいで行けるか」とかお気軽な割に企画が壮大に見えるからか、彼らの人気コンテンツですよね。

それを見て観光客が増えているんだと思います。正直言って迷惑だ(笑)。

そんな中、羽田発のANA便は、条件付き運行だったもののスムーズに稚内空港に着陸。一昨日は欠航していました(汗)。一年ぶりだな、真冬の稚内。(稚内自体は一年ぶりではない、昨春にも来ている。)


僕の荷物は大体1番目か2番目に出てくるので、ささっと受け取って空港バスに。空港ビルを出たら左の方に止まっています。稚内空港のような小規模な空港は、航空便に合わせてバスを運行するので乗り遅れることはありません。今日もフライトが遅れたので待っていてくれて、45分ほど遅れての運行でした。


バスは激込み。稚内に通うようになって10年ほどになりますが、こんなに混んだことは初めてです。

屋上に見晴らしのいい露天風呂のあるドーミーインにずっと泊まっていたのですがここ最近は驚愕するほど値上げされているので、前回からは普通の宿泊料金のサフィールホテルに泊まっています(サフィールはフランス語でサファイアの意味です、たぶん。)。10年ほど前初めて稚内に来た時にもこのホテルに泊まりましたが、その時はANAクラウンプラザホテルでした。あまりに稚内に観光客が来なかったからか数年前にサフィールホテルに衣替え。新しいオーナーはニセコ辺りでホテル経営をされている会社らしいです。



現在では大浴場のあるドーミーインの方がここよりも少し人気がありますが、ここも非常に居心地がいい。写真の建物がホテルなのですが、すぐ隣の右のドームみたいな建物が稚内市立の体育館(水夢館)で、ここのジムが外来でも500円で使えますので、非常に便利です。プールもあります。ジムを利用するとシャワーも無料で利用できます。そのためにスーツケースにジム用の上履きを入れています。

ホテルの方は元々ANAホテルだったため、部屋はゆったり仕様。バスルームも広いので、自宅にいるときから今夜はゆっくりお風呂に入るつもりで、少しだけ残っていたイギリスのドラッグストアBootsオリジナルの「バスミルク」を持ってきました。


このホテルのいいところはさらにあります。もともと稚内市が誘致したホテルだけに、このホテルだけは空港からのバスがホテルの入り口真ん前に止まるので非常に便利です。

去年の一月もここに泊まったのですが、その時に事件が。

稚内を去る日にフロントロビーでバスを待っていたのですが、ちょっとめんどくさい考え事をしてしまい、バスを逃してしまったんです。慌てて外に出たのですが、バスは一切待ってくれず(当たり前ですよね)、それでタクシーで近道して途中でバスを捕まえました。その時にフロントスタッフの女の子が心配して電話をくれたんですね。その気遣いが嬉しくて、札幌に移動してからホテルあてにお礼のメールをしました。

僕はもちろん覚えていたのですがホテルの方々はもう忘れてるだろうなと思っていたら、今日チェックインしたときに「昨年も宿泊していただいてますよね」とフロントの女の子が言うので、「もしかして、去年あの時に電話くださった方ですか?」と聞いたら、「はい、バスに間に合われたようでよかったです。」とおっしゃったので、改めて去年のお礼がご本人に直接言えてほんとに良かったと思いました。

稚内ではドーミーインもお勧めですが、、サフィールホテルも非常にいいですよ。でも、あんまり殺到されたら宿泊費上がっちゃうな(笑)。

荷物を置いて一息、散歩がてらちょっと買い物でもしようと外へ。一面の雪景色が嬉しい。

以前から書いている通り夏は大嫌い。冬、それも真冬が大好きです。



ここを渡ると、


稚内駅です。そう遠くない昔にこの駅前一帯が大火で焼けてしまって、その後少しして新しい駅舎に建て替わったと聞きました。二階にはシネコンが入っていて平日でもレイトショーなんかをやっていたりします。

ただ訪問するときに観たいと思える映画をやっていることが無かったのでまだここで映画を観たことはありません。今回はアイヌプリという映画を観てみようかと思っています。

買物は駅の向かい側にある「相沢食料品店」で。漢字ばかりの店名ですが、地元色がありつつも、日本全国の美味しいものを集めた紀伊国屋のようなスーパーマーケットです。

ここのお惣菜・お弁当の美味さはちょっとしたものですよ。たまに稚内を後にするときに札幌までJRを利用することがあるのですが、その時は相沢食料品店で5時間余りの列車旅で食べるものを買って乗り込みます。どれも美味しそうだから買いすぎちゃいますね(笑)。



今日は行くのが遅くてめぼしい物がなかったので、チーズだけを買って向かい側の稚内駅の駅ビル内にある北海道が誇るコンビニ、セイコーマートに。


ここでコーヒーやワインなどを購入してホテルに戻りました。

その途中に有名な「北防波堤ドーム」の写真を撮りました。

この写真では全貌がわかりにくいですよね。ご興味があれば全貌を映した写真がネット上にあると思うので、見てみてください。新潟の萬代橋にも似た重厚で厳かな雰囲気の建造物です。作られたのは同時代なんじゃないですかね。

稚内駅からは徒歩で5分くらいのところにあります。もちろん名称の通り防波堤の役割もあるのですが、大昔は線路がここまで伸びていて鉄道の最北端だったところです。線路が途切れたあたりに船着き場があって、そこから樺太に渡る船が発着していました。鉄道で運んできた物資を船に積み込みやすくするためでしょう。逆もあったでしょうね、何を運んだかはわかりませんが。

その様子は吉永小百合さんが数年前に主演した「北の桜守」という映画で(おそらく)正確な描写があります。実際にこの北の防波堤ドームで撮影されたようです。

前にも書きましたが、文学にしても映画にしても終戦時の樺太~北海道北部の様子を描いた有名作品ってあまりないような気がします。あっても沖縄や知覧や広島・長崎みたいな象徴的な土地ほどはスポットライトを当てられていないというか。それだから「日本人はもっと知らなければいけない」と思って、僕は積極的にトピックにするようにしています。

と、ここまで書いて夕飯を食いに外に出ていました。

先ほど通った夜の稚内駅もなかなか良かったですよ。


降雪が多い日は、深夜に除雪車が駅前辺りをひたすら走っているのを、ホテルの部屋からぼんやり眺めるのが大好きです。フィンランドの田舎の除雪車はホワイトベースみたいなごついのでしたが(笑)、日本の除雪車もかなり味があります。

それでは、明日の予告。


んーまっ、んっ、んっ!

『語るに足る、ささやかな人生』駒沢敏器

2025-01-11 09:14:58 | Books, Movies & Music
 
遅読癖のせいでまだ手元の本を読んでいないのでSHOGUNが読み始められない。ゴールデングローブ賞を獲った今のうちならペーパーバックを扱う古本屋でいくらかにはなると思っているんだけど(笑)。

そのあとで読みたくて温存しているのがこの本。

僕が20代の頃から長らくNHKラジオ英会話のテキスト上で作家・翻訳家の駒沢敏器さんが連載していた「Small Town Talk」が書籍化されたものだ。アメリカ文化に造詣が深いと言えば語感が硬いが、僕と同じアメリカがすきな人だったのだろうと思う。

この本は僕も住んでいたようなアメリカの田舎の小さい町を彼が巡って綴ったエッセイ集。書籍化にあたってこのような面白くないタイトルになってしまったのが悔やまれるが、英会話のテキストでそこそこ読んでいるから内容は折り紙付きだ。

ブログに書こうとアマゾンで調べたら文庫本なのになんと中古で3000円している。でもこの本は大切だから売れないな。ずっと持っていたい一冊だ。

なぜここまで高騰しているかと言うと、絶版になっているから。なぜ絶版になっているかと言うと、おそらく著者が数年前に自ら命を絶っているから。享年51歳。今調べたら2012年のことだった。当時は驚いた。

ラジオ英会話講座の連載で彼の文章を知ったが、その頃はまだそれほど作品を出版していなかったと思う。修論を書いていたWindows95でデスクトップで彼の名前を検索したら草思社という出版社の簡易なウェブサイト上で『58号線の向こうへ』という連載をされていたので、それをむさぼるように読んだ。

58号線なので沖縄の物語。だが、焦点を当てるのは米軍がもたらした文化と混ざり合った沖縄の姿。今僕が年に何度も沖縄を訪ねるその好奇心の背景にあるものと同じ。

全何回の連載だったかは忘れたが、基本的に一回につき1エピソードの形で連載されていた。連載が終わって僕も読み終えてしばらく経った頃だった、久しぶりに好きなエピソードを読みたいと開いたら、連載の家一階分が欠番になってテキストが表示されなかった。たしか、米軍の仕事の関係か何かで沖縄に渡ってそのまま当地の教会の牧師さんになられたアメリカの方のエピソードだったと思う。

そのエピソードで描かれた方との間で、何か許可がとれていなかった事柄があったのか、その他の理由か。

その連載もまた『アメリカのパイを買って帰ろう: 沖縄58号線の向こうへ』という、内容を十二分に引き出せていない凡庸なタイトルの単行本になったのに加え、出版社は草思社ではなく日経BPに替わっていた。何があったのだろう。

日系BP社には学生時代の5つ上の先輩が働いている。同窓会つながりでたまに彼の名前を聞くことはあるが彼のことは非常に嫌いだったので、特に個人的な交流はない。物知り自慢の男で、よくサブカル界隈の雑談をみんなでしている時に「〇〇のこと知ってるなんて、やるじゃん」と上から言ってくるのが嫌いだった。自慢じゃないが、硬軟取り混ぜた知識の幅は僕の方が彼よりも圧倒的に広い。

5年や10年早く生まれたくらいでは、知識量なんてそんなに変わらない。重要なのは、どれだけの濃さの一年一年を重ねたか。

脱線した。

この『アメリカのパイを買って帰ろう: 沖縄58号線の向こうへ』、ウェブの時に全部読んでいたので書籍は要らないとは思っていたが、ある時草思社のウェブ上では見られなくなっていたのを発見したので一冊購入しておいた。これも当然、今は中古で4000円程度まで高騰している、が、売らない。中身は知っているので敢えて読んではいない。おそらく欠番になったエピソードは端折られたままなんだろう。

表題の作品と二冊一緒にいつか旅に持って行って、滞在先で読もうと思っている。できればアメリカ南部をのんびり旅行している時がいいですね。

彼の作品をもっとたくさん読みたかったのになぁ。

トナラー被害に遭いやすいワタシ。

2025-01-11 07:45:12 | 日記
電車や地下鉄に乗るときは、誰もいない一番端の車両の前で待ちます。

車で出かけるとき、例えばショッピングセンターではだれも止めていない駐車場の一番端に車を停めます。田舎の馬鹿でかいショッピングセンターだと、建物の入り口まで数分かかりそうな駐車場の一番端に停めます。

空港ラウンジでは入り口から近いところを避けて、一番遠くの席に腰を下ろします。

別に万が一にも車が傷つかないようにとかそういう実際的な話ではなく、人が近くにいる状態は鬱陶しいので可能な限り回避したい、ただそれだけです・

が、どの場合も、僕がそこに行くとすぐに隣に誰かやってきます。他ががら空きなんだからそっち行けよ、って思いますね。

トナラー側の言い分としては、誰かいるとそれを目印にできるから、でも何台も車が停まっているところだとぶつけそうだから、らしいですが、

嘘ですね。

主体性がないだけでしょ。不安だから他人に合わせて生きていきたい。

ママ友会でもボス猿ママがいじめのようなことをしても、異議を唱えられずに自分も消極的に加担するタイプ(本人は加担していないつもり)。大事な自分自身の身体の危機なのに、断ったら人間関係が・・・って小汚いオヤジについて行ってバコバコやられて後で文句言うタイプ。

主体性がないんです。

で、僕は特にそういう主体性のない人間(=トナラー)が虫唾がはしるほど嫌いなので、彼らの被害にあうのがほんとに苦痛で。視界にさえ入ってきてほしくない。

そりゃシャーリーズセロンくらい美しかったらいいけど(笑)、せいぜい良くて田中みな実程度でしょ。ほんとやめてほしいですよね。というか、シャーリーズセロンは主体性のない人間ではないと思うけど。

シャーリーズセロンってだれ?と言う方のために貼っておきますね。

あとですね、若い方に多いと思うんですが、いわゆる心理学で言う「パーソナルスペース」が異常に狭い方が多くなってきてますよね。

駅で切符を買うとかそういう列に並ぶ場面で気が付くと、後ろにぴったりくっついてきてる人々多くないですか?

行列で間隔空けると横から入られて割を食う中国じゃないんだから。日本だし日本人なんだからそこそこの間を空けてくれないかなあと思います。あまりに居心地悪くて少し前に詰めるじゃないですか、そうするとさらに後ろからぴったり詰めてくる。

セナープロストーセナか(笑)。と団塊ジュニアユーモアを入れておいて。

トナラーの一種ですよね。

そんなに人にくっついてないと不安なの?ビョーキ?

いつも不安で気持ちに余裕がないんですかね。

通常の猫って基本的に肉食動物だけど食物連鎖の頂点にはいないからウンチした後砂かけてブツと臭いを隠すじゃないですか。それがイリオモテヤマネコだと石表島の食物連鎖の頂点に君臨しているから、道端でウンチしても全く隠さないらしいですね。ウンチ出しっぱなしでどっかいっちゃう。

それと同じで一定の精神状態がトナラーを作り出しているような。

というか、もしこれ読んでるあなたがトナラーなら、ほんとにやめてくださいね。鬱陶しいから。あなたたちと関わり合いになりたくないからそもそも建物の入り口から歩いて数分かかる駐車場の一番端に車停めてるんでね、ついてくんな。

いや、今空港のラウンジにいたら、がら空きなのにわざわざ真ん前に座ってくるサラリーマンがいましてね。そんなにオレの顔が見たいのか(笑)。でもお前にはヤラせねえからな、ほか行ってくれ。