以前も触れましたが、僕が若い頃、年収200万円弱の頃に僕からほとんどお金を取らずご飯を食べさせてくれた日本料理のお店に行ってきました。ご主人は新しい挑戦をするべくお店を閉められるということで、閉めようと思っていると聞いたのが2~3年ほど前、その後本決まりになったので最後にもう一度と思い予約を入れてもらいました。
実際に閉められるのは半年後ですが、僕が良く来ていた頃から25年ほどの間に某フランスのグルメ本で星を取ったりするようになり、予約は常に1年後まで満席なので、今回も空いているところを探してもらってねじ込んでもらいました。もう一回くらい来たいところですが、同じように彼の料理を味わいたい方も多いでしょうから、僕はこれでいったん幕を下ろすことに。
これまたこのお店で知り合って約25年お付き合いを続けていただいている、現名古屋在住・純江戸っ子おじいちゃんの飲み友達と二人分の予約を取ってもらって、最後のお食事を堪能いたしました。
おじいちゃんっていったら怒られるな(笑)。でも、知り合った頃、彼は今の僕の年齢くらいでした。「オレはお前らみたいな名古屋のバッタとは違げーんだよ、このいなかもんが」って良く言われたな(笑)。僕が知り合った頃にちょうど転勤で名古屋に来られて、その後何やかやあって、意外と名古屋が気に入ったらしく住み着いておられます。「意外と居心地いいじゃねえか、名古屋のくせに」って(笑)。
僕がフリーターだった頃に二人で東北一周ドライブ旅行したのはいい思い出ですね。名古屋を車で出て、青森、岩手、秋田、山形と、毎日温泉旅館に飛び込みで泊って10日ほどでしたかね。
食事スタート。
料理の説明は覚えているもののみで失礼します。
長芋のゼリー寄せと菜の花。
この中は・・・
ブリ大根・みそ仕立てでした。美味い。
で、お造り。
かつおです。からしを添えていただくのは初めてでした。言うまでもないですが、美味いです。かつおの臭みが全くなかったです。
牡蠣のからすみ焼き。一個で日本酒1合飲める、飲もうと思えば。
ちょい休憩。トマトの玉ねぎドレッシングがけ。
で、八寸。
僕は八寸の美しさに料理人のセンスを見てしまいます。美しい。美味しい。
これは、
海老芋あんかけです。これ大好き。
写真を忘れましたが、お食事は牡蠣ご飯でした。
そして、デザートは・・・
いちごぜんざい。酸味と甘みのバランスが心地いい。
ああ、終わってしまった。
名残惜しいですが、ご主人の新たな門出です。
僕はそんなに新しい世界をドラスティックに開拓する気力はないですが、ご主人に触発されて日常の中でなにか新しい展開でも模索していければと思いました。
ということで、今日一旦東京に戻って荷物を入れ替えたら、すぐに稚内に向かいます。一週間ほど滞在します。