前回のデンマークのクラフトビールのお店に加えて、好きなクラフトビールがあります。
というか、もうクラフトビールとも呼べないかもしれません。
「Brooklyn Brewery」というニューヨークはブルックリンの醸造所のクラフトビールです。最もオーソドックスなもので「ブルックリンラガー」という商品があります。最近ではスーパーでここのビールが何種類か売られているのをよく見るようになりましたが、あれはキリンビールが扱うようになってからのことだと思います。
僕がこのビールに出会ったのは確か2017年ごろ。ニューヨークに行った時にグランドセントラルステーションの近くのShake Shackでバーガーを食おうと入ったところビールも提供していたのでお願いしたらBrooklyn Breweryの夏限定のビール「サマーエール」でした。
夏らしいさわやかな味で、これまたミーハーなものだからBrooklynという名前にちょっとクラクラ来たりして。
初めてニューヨークに行ったのはずいぶん前、その時はBrooklynに住む友人(友人と言うか友人の娘さんです。アメリカ国籍のフランス人。)のアパートに泊めてもらっていました。
ボストンに寄り道をしていたせいで、初ニューヨーク入りはバス。5日ほどお世話になったでしょうか。ホテルに泊まらず普通のアパートメントで過ごしたことで、今もBrooklynになんとなく親近感を覚えるのです。当時あの辺のアパートは1ベッドルーム(と当然LDK)で一か月1000ドル弱くらいからありました。今はもっとするんでしょうね(汗)。
そんなこともあってShake Shackで飲んだそのビールが忘れられなくなりました。
その1~2年後にまたニューヨークに1週間ほど滞在したのですが、その時にその「Brooklyn Brewery」の醸造所に行ってみたんです。
写真右端のロゴに見覚えがある方も多いと思います。
中にはバーとお土産コーナーがあり、単にそこで飲んでお土産を買ったりするだけでもいいですが、ビール一本付きで醸造所の中を見学するツアーも開催されていました。
僕は花より団子派なので、バーに直行。
そうしたらニューヨークのスーパーで見るよりももっとたくさんの種類のビールを作っていて、醸造所内のバーでいろいろ飲めました。ここもほんとに楽しくて、前回のヘルシンキのバーでも思いましたが、クラフトビールって味わい深くていろんな味がするからいいですね。全部は飲めないので、飲み比べセットを注文した記憶があります。
写真の通りに目の前にサーバーがあるんで、飲み比べセットはそこから3種類だったかな、選べました。北海道の空知地方から取り寄せたホップで作った「ソラチエール」もありました。ソラチエールは今は瓶や缶のモノが日本のスーパーにも売ってますね。
このビールサーバーのハンドルは販売もしているので、バーをやっている友人にお土産にしようかなとも思いましたが、アメリカと日本で規格が同じかどうかがわからないのでやめました。
絶対ないけど、もし自分が飲み屋を始めるとしたら、ここでサーバーのハンドルを買って店で使いたいですね(笑)。
万が一今後そこそこ大金持ちになって、今計画している「思う存分孤独死するための家」のミニバーコーナーが広げられるなら(過去の日記参照)、このハンドルを買ってきてそこにサーバー設備を備えてもおいてもいいかも。友人が何人か来るときに3リットルだか5リットルだかの生ビール樽届けてもらってみんなで飲んだら楽しそうです。チューハイとかハイボールの樽でも使えるよね、きっと。
写真の中だと、僕はオレンジとイエローのハンドルが好きですね。
結局その時はBrooklyn Breweryオリジナルのショットグラス数個とTシャツを購入しました。ちょうどキャンペーン中で、買い物額が一定に達したらしく、オリジナルのビールのパイントグラスもプレゼントしてもらいました。
パイントグラスは好きなのでちょくちょく集めていてそれで3つ目。自分と来客用に必要な数はそろいました。一つはニュージャージーの古道具屋で見つけたBud Light(ビールの銘柄)のもの、もう一つは沖縄の米軍基地のフリーマーケットで見つけたMiller Light(これもビールの銘柄)ロゴのUSエアフォースのもの。全部大切です。
アメリカの大都市でクラフトビールというかMicro Breweryが多くできた理由の一つが、EXPATらしいです。このBrooklyn Breweryの設立のきっかけもそうだったと案内板に書いてあった記憶があります。
EXPATというのは仕事で外国に駐在している人のこと。そのうち、中東などアルコールが手に入りにくい国に駐在していた人たちに「無ければ自分で作ろう」と赴任先の自宅でビールづくりをする人が結構いるらしく、そういう人が任期を終えて帰って来るとそのままMicro Breweryを始めるというケースも珍しくないようです。
インド以西中東はアルコールもなかなか手に入れられないけれども、日本食の食材なんかもなかなか手に入れられないと聞いたことがあります。日本までじゃなくてもバンコクとかシンガポールに出張があると、天国への切符を手に入れたような気分になるらしく、日本の食材を山ほど買って帰るって皆さん言いますね。
以前シンガポールでカジュアルなパーティのような飲み会があったときに、知人の知人で普段はサウジアラビアに仕事で住んでいると言う人がちょうどシンガポールにいて参加していて、「僕たちはシンガポールに出張だって言われるとほんとに嬉しいんです(笑)。」って言ってました。
日本食ではないけれども、たまごも必ず買うそうです。インドとか中東では生で食べられる卵が無いので、TKG用にタイで卵を買うんだとか。と言ってもタイの卵が全部生で食べられるわけではないようで、特別に手をかけた卵を買うんだそうな。
あと、こんにゃくや豆腐なんかは、駐在のサラリーマンの皆さんが駐在先の自宅で自分で作るらしいですね。帰ってきたら、それで食っていけそう(笑)。
まさに「必要は発明の母」ですね。
「必要は発明の母」と言えば、似た話でもないのかもしれませんが、妹は躾のためになかなかゲーム類を息子二人に買ってやらなかったそうで、そうすると息子二人がなにやら協力し合って、段ボールでPlay Station(のようなもの)を作って「自分たちで効果音出しながら結構楽しそうに遊んどったわ」と言っていました(笑)。今はもう二人ともそこそこの大人ですが、そんなに歪んで育ってはいないと思います。そんなことくらいで人間は歪みません。歪むとしたら親のフォローアップがダメな場合です。
いや、生活保護かなにかの話だと思いますが最近のネットの意見広告みたいなもので、悲しいBGMとともに貧しそうな子供が出てきて「学校のみんなはゲームを買ってもらって楽しそうにしているけど、僕たちのお母さんはそんな余裕はありません・・・」ってのをちょくちょく見るんですけど、甥っ子たちを見ているので(僕らの母親も同じ感じでしたね。みんなが持ってるものは買ってもらったことがほとんどない。)、ゲームぐらいで大袈裟だなぁ、ねだられてもダメって言えば、子供は想像力で自分でカバーするんだよって思うんです(笑)。
今回は脱線話を最後に持ってきてみました。
こんにちは。
昨夜行った立ち飲み(浜松町)に、確かブルックリンラガーの樽生があったと思います。
生で飲めるんだと驚きました。
マイクロブルワリーが日本でも多く出てきていい環境になったと思います。「おいしくない」と敬遠する人もいますが、いろんなビールがあっていいように思いますね。
旅先でも必ずクラフトビールの醸造所がないか確認は忘れません。
ニューヨークは行ったことがなく、憧れです。
今週からメジャーリーグはワールドシリーズが始まりますが、ドジャースは元々ブルックリンをホームグラウンドにしていたチーム。
週末はブルックリンビールを飲みながら野球観戦しようかなと思いつきました。
野球のことは疎いのですが、ドジャースはブルックリンだったんですか。知りませんでした。
最近は小さめの樽でちょこちょこ銘柄変更できるような飲食店向けの地ビールのサービスが充実してきて、ブルックリンラガーもラインナップされていることも多いですね。
日本の地ビール、クラフトビールは最初はあまり美味しくなかったんですが、最近はどこでも美味いですね。ベタですが、僕はCoedoビールが好きです。でもちょっとビールぽくないかも(笑)。
地ビールとはちょっと違うかもしれませんが、先日友人が美味しいよと言うので飲んでみたスペインのイネディットというビールも美味しかったです。濃厚なのが飲みたいときに是非。