禁煙と挫折と政治と

禁煙を目指すブログのはすが、政治の話が多くなってます。禁煙は失敗と再チャレンジを繰り返し継続中。。

怖い高市総務大臣

2020-05-27 10:28:55 | 日記
昨日の報道ですが、高市総務大臣がネット規制に言及しました。


発端となった木村花さんと番組「テラスハウス」の事はニュースなどで盛んに報道されているので皆さんご存知だと思います。

この「ネット規制」について、メディアは比較的容認する向きで報道しているように感じます。


報道を見る限り、確かに木村花さんに対しての非難はひどいものだったと思います。でもこれは本当に「インターネット」に原因があるんでしょうか?

テラスハウスは「リアリティ番組」(一般人の素な恋愛や人間関係)を売りにしている番組だとしても、それを公共の電波にのせて放送し利益を得ている以上、この問題の責任はテレビ局にあると思うのですが。。



「リアリティ番組」の危険性は前から指摘されていることであり、テレビ局はその事を当然理解して放送しているはずです。


「問題が起きたから打ち切った」ですむ話ではないはずです。




この「テレビ局の姿勢」をまずは問題にするべき所を、単純に過激な批判をする人間が悪いと断定するのはどうかと思います。
※総務省は選挙の時には「政治の中立性」を保ってないとして「放送権取り上げるぞ!」と局側に迫ったのに、なぜ人の命に関わった今回は局の姿勢に言及しないのでしょう。



今回の規制について、高市総務大臣は

「ネット上のひぼうや中傷を抑止して被害の救済をはかるためには、投稿した人物の情報の開示が適切に行われることが必要だ」


と言っています。この発言の恐ろしい所は「個人」に対しての誹謗中傷とは言っていないことです。

※同時に発言した公明党の山口代表は「SNSで個人の権利を侵害するのは違法なことだ」と、ちゃんと「個人」を対象として話しています


もしこの規制が実現したら、これまでの安倍政権のやり方からして必ず

政権への誹謗中傷

も対象に含めようとすると思います。

そんなことになったら中国共産党が行っている言論統制と何が違うのでしょう?



そして「誹謗中傷」と「意見」の違いはなんでしょうか?受け取る側によって「意見」は「誹謗中傷」に変わってしまうことは、国会での政府対応が証明しています。



もし世論として規制に賛成となったとしても、あくまで「個人対個人」に限るものにするべきです。でなければ日本は今以上に

言論の自由が保証されない国

として世界は見ると思います。