禁煙と挫折と政治と

禁煙を目指すブログのはすが、政治の話が多くなってます。禁煙は失敗と再チャレンジを繰り返し継続中。。

ここでも安西先生

2020-05-24 21:38:38 | 日記
西日本新聞のコラムをネット上で読みました。




安西先生の言葉はどれだけ時が過ぎても輝いています(笑)



安西先生はもちろん素晴らしいのですが、コラム内ではある議員のこんな意見を紹介しています


「つまるところ、安倍政権とは、国民に政治を諦めさせることに成功した特殊な長期政権だと言えます」


ストンと収まった感じがしました。





だからこそ、





諦めたらそこで試合終了ですよ






この意見、どう思われますか?

2020-05-24 17:55:42 | 日記
賭けマージャン問題について、ダウンタウンの松本さんがこんな意見を出されていました。




7000万円を受け取ってどこかに寄付して欲しい。もし断ったら、そのお金はまたろくでもないことに使われてしまうから


という意見。なるほど確かに!



それと、こういう事も言っています。


「なぜその記者たちがあっさり認めたのか、というところがちょっと気になって。全員が“やっていない、やってない”というとこれ以上は多分やりようがないんですよ。証拠もない訳ですから。でも意外とあっさり認めちゃったのは…ちょっとその気持ち悪さもあるんです」


これも確かに!と思いました。

疑惑報道があって、あっさり「そうなんです」と認めるって、政治家でも芸能人でもあまりないですよね。。

1日で処分まで決まったスピード感といい、色んな所で違和感を感じるのですが、皆様どう思われますか??






2020/05/23 黒川さんの人物像について考察する

2020-05-23 14:43:16 | 日記
黒川さんの賭けマージャン問題が引き続き話題となっています。

私もこの話題について度々投稿してきました。



今回は黒川さん個人について、私なりに過去のニュースからどんな人物なのかを考察してみたいと思います。




まずは今年1月の黒川さんの定年延長が閣議決定された頃。



週刊朝日 AERA dot.の記事です。




黒川さんが「官邸のお庭番」かどうかは賛否両論あるのでここでは考えませんが、この記事の中にこんなコメントがあります。


「2月5日に検察庁内で黒川氏の送別会をやることが決まっていた。こんなひどい人事はちょっとあり得ないでしょう」(現職検事)



このコメントから、検察内部では誰もが黒川さんは定年退職すると思っていたことがわかります。


黒川さん本人がどう思っていたかは本人のコメントが一切ないのではっきりと言えませんが、定年延長の決定以降、報道には時々関係者の発言として

黒川さんは「辞めたい」と言っている

という話が出ていました。


検察では定年退職後は「身分保障」としてしかるべき働き口が用意されるのが慣例ということなので(それが良いか悪いかは別として)、この話はある程度説得力があると思います。


検察庁法改正法案が見送りになった後のニュースの中でも「辞められるものなら辞めたい」と周囲に話した、という報道もあります。




また、検察の同期であった元検察官の弁護士 若狭 勝さんは黒川さんのことを「検察官らしからぬ愛すべき男」と評しています


この若狭さんはこんな発言もしています

普通の検察官は政治家から何か頼まれても「出来ません」と断るところを、人がいい黒川は「検討してみます」と言ってしまう

※この若狭 勝さんは元自民党議員でもあり、小池さんが都知事になる際に自民党を離れて支援に回り、「日本ファーストの会(その後希望の党)」の代表になった人です。
その後の衆院選で分裂した民主党議員を小池さんが「排除する」と発言し一気に勢いを失った「希望の党」。小池さんは他にも「リセットする」など過激発言してさらに勢いを失い、その後は見限ったかのように希望の党を放置。若狭さんは結局落選しました。


若狭さんの人柄や政治に対してのスタンスなどは抜きにして、黒川さん個人の人物評は信用していいかと思います。


これらの報道をまとめると、黒川さんは

・人がいい

・物腰がやわらかい

・「ダメ」と言えない、断れない

という、「良い人」であり「優柔不断」な人物であることがぼんやりと見えてきます。


こういう人物が「権力欲」を欲して政権を擁護すると思いますか?

私はそれはないと思います。



本人の意向とは関係なく定年延長が閣議決定され、検察庁法改正法案が提出され
、批判が膨らみ自分の処遇について日本全国で激しい議論が交わされる、、


私だったら耐えられません。


だからと言って賭けマージャンしていい訳ではもちろんありません。

ただ、定年延長されていなければ賭けマージャンしたとしてもこんな大問題にはならなかったでしょう。


緊急事態宣言下でもやめられないほどマージャン好きなら、「これで立場を気にせずマージャンできるぞ!」2月での退職を心待ちにしていたかもしれません。


有能だけれど人が良く、優柔不断気味な人間が権力に利用されたのだとすれば、やはり問題は政権側にあるのでは、、と思います。


これは全て私の想像なので、真相はわかりませんし、結果的に違法行為をした以上は同情の余地はありません。

特に訓告処分で退職が了承されたこと。


法を守る側の人間が法を侵した以上は厳格な処罰が必要だと思います。


この大元の処罰が緩いから、それを任命した大臣や総理大臣も許される、という構図が成り立ってしまうのでは?


個人としては同情出来る事だけど、それと社会的に必要な処罰をすることは別な話であるはず。

これだけ日本全体を揺るがせている以上、「テンピンだからOK」「情状酌量の余地がある」は通用しないと思うのですが。。


既に公式に決定が出ている以上、この処置は覆らないと思います。


それだけに私達国民がこの件を忘れず、次の選挙に意思を示す必要があるのだと思います。






賭けマージャン問題に対する意見を考える

2020-05-22 14:26:28 | 日記
賭けマージャン辞任のニュースが世の中で溢れかえってます。



この問題、つっこみどころ満載で色々な意見が出ています。

主なところをあげると、

「この人が辞めたら重大な問題が発生する」と黒川さんを無理やり定年延長した。その黒川さんが辞任したんだから重大な問題が発生するはず。どんな問題がこれから起こるか政府は説明するべき。
←これは私もぜひ聞きたいです。

・定年延長した政府・法務省の責任は?

・「余人をもって代えられない」のだから、後任人事は不可能じゃないか?

←政府、安倍総理、森法務大臣の責任を追求する意見



・検事長が賭博をしたんだから、検察はちゃんと起訴するべき

・訓告処分は軽すぎる

・7000万もの退職金を払うべきじゃない

←黒川さん個人の処遇に関する意見



・文春報道のタイミング(週明け)と検察庁法改正法案の見送り決定のタイミング(日曜日)からして、政府は賭けマージャン報道を察知したから見送りを決定したんじゃないか?

←法案の可否をその本質と関係なく決める政府に対する批判と、ある意味推理小説的な面白さを掛け合せた意見、というところでしょうか?


その他にも、、

・緊急事態宣言下に3密、ひどい

・ハイヤーで送迎

・産経新聞と朝日新聞の責任問題



などなど、本当につっこみどころ満載です(賭けマージャンなんて皆やってるだろ!なんて記事も見ました笑)。



どの意見もその通りだと思うんですが、私としては最後の産経新聞と朝日新聞の責任問題が気になっています。


正確にいうと責任うんぬんではなく、

新聞記者と検事長が賭けマージャンをやる事が、「取材」として取り扱われている

という点です。




私が最初に賭けマージャン報道を聞いた時に1番思ったことは

検事長が記者とマージャンするのか!

ということでした。記者が政治家と食事するのも「どうなの?」と思うのに、検事長とマージャンしちゃうんだ、、と。

そしてそれが「取材の範囲」として扱われている現状が、とても違和感があるのです。



朝日新聞はマージャンした記者の「勤務時間外の個人的行動」と言っていますが、それが取材だということは否定していません。

産経新聞に至っては当初「取材に関する事にはお答えしません」と回答。


検事長との賭けマージャンを「取材」と言い切っています。


その後も「賭けマージャン」は許されることでは無い、としましたが、賭けてなければ「取材相手とマージャン」は問題ない、と取れる発言をしています。


マージャンをする検事長はダメ、と言いたいのではありません。

検事長がマージャン好きでもパチンコ好きでも構わないと思います。仕事をきちんとすれば。
(ぶっちゃけ、仕事をちゃんとするなら賭けマージャンしたって構わないです)

ただ、「取材する側」と「される側」が食事やマージャンして仲良しになっちゃいけないと思うんです。




私は20代の終わり頃、ワーキングホリデーで1年間カナダにいました。

最初にホームステイした先のカナダ人女性(50代独身)はとても明るくあっけらかんとした人で、私はカタコト英語で彼女と色々な事を話しました。


カナダ人は政治の話が大好きで、政治の話も沢山しました。



「日本では記者が政治家と食事して取材する」

という話をしたとき、彼女はとても驚いていました。

「カナダでそんな事したら記者も政治家も1発でクビだよ!日本ではなんで許されてるの?」

私は前からの慣例であること、それによって大事なスクープをとれることもある、と説明しましたが、彼女は

「癒着して得たスクープなんて私は聞きたくない!」

と全く理解してくれませんでした。
(「癒着」という単語を知らなかったので、やりとりに苦労したのを覚えています)


カナダでは「食事する」だけで癒着とみなされる。そしてそれが殆どの先進国での常識であることをカナダに行って初めて知りました。



日本の政治取材はどうでしょうか。

「番記者」という制度で特定の記者が特定の幹部にべったり貼り付いて取材。

「記者クラブ」という枠を作り、記者クラブ以外の取材は受けない(受けるときもたまにあるけれど)。

各大手新聞社の社長が総理大臣と定期的に会食。



これらは他の先進国から見たら異常なんです。



それもそのはず、日本でも新聞社やテレビ局、果ては政府

「報道の独立性」は民主主義の根幹であり、必ず守らなければならない

と言っています。


「独立性」は公平公正な取材・報道をするためのもののはず。

取材相手と一定の距離を保ち、不正を疑われる行動自体を行わないことは、「独立性」を保つために必要な事なのでは?と私は思うのですが。。


「記者と取材対象者がマージャンなんてとんでもない!」
「これを機に取材のあり方を見直すへきだ!」

という意見はあまり聞かないので、あまり重要と思われてないのでしょうか。。



2020/05/22 国家公務員法の見直し・廃案 まとめ

2020-05-22 10:43:34 | 日記
安倍総理が国家公務員法改正法案について発言しました。




最初このニュースを聞いたとき、

珍しく安倍総理がまともな判断をしてくれて良かった

と思いました。


でも、何かモヤモヤしたものが残りました。それは

この改正法案を今国会に提出したのは誰か?

ということ。



このことはニュースを聞いたとき既に頭にありました。

でも、

国民の声を聞いて悪い所を改めることを否定してはいけないんじゃないか?

これを否定したら他人の意見を受け入れない安倍政権や、反対する事だけが目的のような、時に非生産的となる野党と同じではないか?


という思いが無意識に働いて、「良い事なら歓迎すべき」と考えたのだと思います。


そこでこれまでの国家公務員法改正法案と検察庁法改正法案の見送り・見直し・廃案の流れをまとめながら見直し、このもやもやをもっと確かめようと思いました。



まず、先にも言いましたが

国家公務員法改正法案を今国会に提出したのは誰か?

それは安倍政権です。


そして法案審議日程を十分とることや、森法務大臣の出席などを要求する野党の意見を、自民党の松本内閣委員長が押し切ったため野党は当初欠席のまま審議開始。
採決ありきの強引なスピード運営は

「なぜコロナの只中でこんなに急ぐのか」

「コロナ対策は全然進まないのに」


と大きな批判を浴びました。


みなさんご存知の通り、当時の焦点は検察庁法改正法案でしたが、ここには国家公務員法改正法案も含まれていたんです。
この「束ね法案」政権が決めたこと



野党は国家公務員法改正法案に賛成していたため、ちゃんと審議したとしても国家公務員法改正法案は議題には上がらなかったでしょう。

けれど「審議する時間」自体を与えない運営をした内閣委員会の責任者は内閣で、安倍総理はその長です。


国家公務員法改正法案があっさりと見直し決定するような内容

であって、

検察庁法改正法案も「もうやらなくていい」(安倍総理が言った、と関係者)といえるようなもの

であるなら、

強引な運営で、世間の批判に目もくれず、スピード成立を目指した理由は何だったのか??



更に、遡れば安倍政権は3月13日に65歳への定年延長を閣議決定しています。




3月13日といえばコロナの感染拡大が現実的になりはじめ、東京オリンピックの中止・延期が危ぶまれていた時。諸外国ではロックダウンが既に行われていました。

その最中に閣議決定した事を、1番の責任者である総理大臣がこんなにあっさりと翻していいんでしょうか?



いくら自民党内で影響力のある世耕参議院幹事長が見直しについて発言したからといって、内閣の最高責任者である総理大臣が「やっぱりやめよ」で済ませていいはずないと思うのですが。。


総理が見直しの意思を表明した直後、産経新聞が「国家公務員法の廃案決まる」と報じました。


これ、昨日のニュースです。


国家公務員法改正法案(検察庁法改正法案含む)の見送り(5/18)

から始まり、

→世耕さんの定年見直し発言(5/19)

→黒川さんのマージャン発覚(5/20)

→森法務大臣の処分(5/21)

→安倍総理の見直し発言(5/21)

→改正法案廃止の報道(5/21)


このスピード感、なんなのでしょう。


ちなみに5/21 午後12時31分に、菅官房長官が発言しています。


官房長官は政府のスポークスマンです。このわずか数時間後に国家公務員法改正法案の廃案が決まります。

必要かつ重要な法案って、、