私が社会人となり最初に勤務した会社のクライアント先は、中小企業ながらも地道に会社を大きくしていた企業でした!東京足立区と言う下町ながら、時代の先端を取り入れていたと言うか?夏は派手で無いアロハシャツを営業マンの正装にしたり、秋には黒地ジャケットの胸に赤で社名を入れるなど、他所では金を掛けないところに社長が気を使っていたと言うか?その会社は躍進していっていました。
当然ながら、私が勤めた会社の社長が真似をするわけでもありませんから、そのクライアント先に伺う度に、そこの社員に憧れたものです。仕事をする上でスーツ姿が当たり前でしたが、Yシャツにジャケットを羽織るのもおかしく無いからと、自分で作業ジャケットを購入する事に(当然に自費です)。それなりに大きな作業着屋さんが通勤路にありましたので、仕事帰りに寄ってみました。
自分で購入するにあたっても、勤務先の看板は背負いたいので、黒地の作業ジャケットの胸に会社名を入れてもらおうかと!
店員「会社名を入れるにあたって、何色で入れますか?」
私「目立つので“赤”でお願いします。」
店員「“赤”ですか?・・・赤は止めた方が良いかと・・・」
私「え?どうしてですか?」
店員「“赤”で会社名を入れると言う事は、“赤い字の会社”=“赤字の会社になる”と言う迷信みたいなものもありまして・・・」
結局、黒地のジャケットに、目立つからと蛍光イエローで会社名を入れる事で落ち着きましたが。。。
その1件があってから、会社名や個人名を赤で書くことは無くなりましたね。それが、現勤務先の特定の従業員(老若男女関係無く)は、赤いボールペンで相手の名前を書いて申し送りをしたりしているのをよく見かけます!自分だけの固着した考え方なのか(でも、だいたいは赤字では書きませんよね)と思い、インターネットで調べたら
【縁起が悪い】
・赤=血のイメージや、戦時中の赤紙、死刑執行のサインは赤・・・と言った理由で。
【“貴方が嫌いだ”と言う意思表示】
・絶交状や血判状でも赤字で書くため、“赤字で名前を書く=喧嘩を売る”と言う印象。
【罪人扱いになってしまう】
・“罪人や囚人は、赤色で名前を書かれる”と言う決まりが一部の地方であった事から。
【金運的に良くない】
・赤い文字=赤字・・・ということで、名前を書かれた人が赤字になってしまう。
などと、諸説や理由はいろいろとあるようですが、赤字で書かれた自分の名前を見て、いい気分がしない人が多いのも事実ですね。また、全く逆の意味で“赤=情熱”と考えて、突き進む意味合いで社名を赤い字にしている会社もあるそうです!(ISUZUやDAIHATSUとか・・・)
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