ホムセン奮闘記 ~事件は店舗で起きている!~

勤務するホムセンにて起きる日々の事を、読者皆々様にも知っていただきたいのです。ホムセン勤務員の苦労や楽しさや人間模様を!

プラダン(プラスチィックダンボール)

2021-05-10 14:08:43 | 思い出の昔話
時たま、無理を言ってくるお客様がいる。「このプラスチィックケースの大きさで木製のはないの?」とか、「カラーボックスの下にタイヤを付けたいけど、ビスで止めて大丈夫か?」とか、作っているメーカーが違うのだから、全く同じ木製の物などあるはずないし(自分で探せよ)、タイヤをつけるのは自己責任だから、従業員に責任を押し付けるような発言はやめてもらいたいものです。。。
ひどい例をあげると「この乳白色のケースだと、中に何が入っているかわからないだろ!クリアーにして、一目で中に何が入っているかわかる商品を作るのも企業努力だろ!消費者の1意見として上司に報告しておけ(命令口調)」と延々と説教たれた糞爺!てめえは何様だと喉元迄出かかりましたけどね・・・

さて、今回私に声をかけてきた年輩男性は「簡単に切れる板と言うか?それでもって目隠しにもなって、断熱効果とまでは言わないけど厚みがあるような物で、硬いのよりは柔らかい素材って言うか?そんなの置いている?」
私「大きさはどのくらい必要なのですか?」
客「幅1mで高さも1m位かな?あ、高さは80cm位でもよいかな?」
私「簡単に切れて、柔らかいですけど、そこまでの大きさまではいきませんけど“ウレタンフォーム”などいかがでしょうか?」(商品陳列棚へ案内する)
客「これだと厚すぎるなぁ~」
私「もう少し薄くするなら“スタイロフォーム”もありますが、柔らかさは・・・」(商品陳列棚へ案内する)
客「まだ、厚いなぁ~」
私「失礼ですが、どこにお使いになる予定ですか?」
客「実は、車の窓の内側に貼りたいんだよ。キャンプで車中泊するにも、外の光が眩しくて・・・」

実はこの話、私も嬬恋別荘地の開拓時代に車中泊をしましたが、本当に外灯とかが眩しくて寝付けなかった記憶を思い出しました。。。

私「車用のカーテンとかは着けられないのですか?」
客「セダンなので、オプションとかにカーテンが無いんですよ。そこで、窓の形に切れて、普段は後ろのトランクにしまっておければと考えましてね」
私「プラダンでも使ってみますか?」(←実はこれ、ワゴン車等で貼っている若い職人が多い!商品に傷などをつけない役割なのですが)(商品陳列棚に案内する)
客「これかぁ~・・・この色しかないの?」
私「お値段は上がりますけど、カラーのプラダンもありますよ。」
客「うん、これを買っていこう。付き合ってくれてありがとうね。」

今の自家用車での車中泊の予定はありませんけど、私の愛車ワゴンRにも、買って切って用意しておこうかしら? でも、こういう発想で購入していく年輩男性は、年金暮らし等で、残りの人生を楽しんでいるのだなぁ~と、つくづく感心してしまいました。
後先考えずに、雀の涙ほどの国民年金で「歳だから無理がきかないし、外に出れば金が掛かる」と理由をつけては、残った貯金だけで家に引き籠っている隠居爺(私の親父)に、お客様の爪の垢でも飲ませてあげたい気分になってきます! 事故とかに会う事も無くて良いと思う読者の方もおられると思いますが、本当に朝から晩まで家内に居て、気が向いたくだらない事をする以外は、テレビか新聞の生活・・・顔を合わせれば何かと情報収集しようと声をかけてきて(←無視します)、自分の考えと合わないと命令口調で言ってくる性格(←無視します)には、休日に家に居ても疲れるだけなのです。。。

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