接客技術の向上！

「聖徳太子は一度に10人の声を聞けた」とまではいきませんが、ホムセン勤務１年も過ぎたことだし、それなりに応用や知識の向上も、日に日にあります。その日は平日ともあって開店時からガラガラ｡｡｡今日も１日平穏で過ごせれば良いなぁ～としか考えない私です（売り上げを上げよう等と全く考えない愛社精神０の従業員です）。

遅番の先輩は午後からの出勤ゆえに、早番の私は、午前中は担当部署１人っきり。そんな矢先、なぜか私の部署に現れた４人のお客様！そして同時に「あのぉ～」「すいません」と声を掛けてきました！

当然ながら、接客業と言いましても４人同時に相手にすることは困難です。ふだんなら「ちょっとお待ちください。応援を呼びますので」と対応する事が多く、インカムで応援要請をするのですが、その日はなぜか“俺１人で、この状況を乗り切れるのか？”と言う気持ちが！

客A：手ぶら　客B：細かいメモを書いた紙を持っている　客C：手ぶら　客D：片手に裸電球、片手に箱に入った電球･･･

一瞬にして、誰から倒すか（サバイバルゲームじゃ無いって！）？客Dから対応する。

私「どうされましたか？」

客D「この電球は、これで良いのですか？」

私「機種番号が一致していますから、これで大丈夫ですよ。」

客Bは一番最後に回す｡｡｡問題はAかC？年輩者は話が長くなる傾向があるから、若いAの対応に回る。

客A「探しているんだけど、延長コードで50cmって無いの？」

私「此方に置いてあるだけなのですけど、此方の部署担当でもありますが、長さ50cmの延長コードは見た事がありません。申し訳ございません」

客A「無いの？じゃあ、いいや」と帰っていきました。

客C「炊飯器が欲しいんだけど、在庫ある？」

私「どちらの商品ですか？」

客C「これなんだけど」

私「此方の商品の在庫は、此方になります」と棚上から下ろしてお渡し。

さぁ～メモ書きを持った客Bに回る。

私「たいへんお待たせいたしました。」

客B「実は自宅をリフォーム中でね。部屋は６帖と4.5帖とリビングに茶室の照明器具を買いに来たんだ！」

案の定でした。だいたい、メモ書きを持って来るお客様は、覚えきれないから書いて持ってきているので、あれもこれもとなると接客時間が掛かる傾向にあります。接客順は、どうやら間違いなくこなせて、私１人で４人のお客様対応を無事に終わらせましたが･･･

ちなみにこの客Bとは、この後、あれやらこれやらと気に入って貰ったのも良かったのですが、接客時間２時間でしたよ。この会社に勤務してから、私個人としては最長時間の接客となりました｡｡｡　おかげさまで、沢山いろいろと買ってもらったものの、終わってからは喉がカラカラ状態でした（それだけ話していたと言うこと）。