建築業界で育ってきた私にとって、小売業の中では同義語が存在しており「じゅうき」と言われれば、建築業界では「重機」であり、小売業界では「什器」を指します。当然に“重機”と言えば、クレーン車や高所作業車、バックホーなどをイメージしますが、小売業に入ってからは“什器”と言えば、商品陳列棚の棚とか、組み立てる部品全てを指すものの、出来上がって商品を陳列すると“ゴンドラ”と言う名称に変わります。当然に“ゴンドラ”で、PC検索しても、ロープウェイのゴンドラしか出てきません!
実はこのゴンドラには、重要な意味がありまして、私が勤める店舗(会社)は、ゴンドラごとに番号が振り分けていて、ゴンドラ左下にPC(プライスシール)が貼ってあり、ゴンドラ番号が記載されております。入荷された商品が、見覚えある商品なら、此処とわかりますが、見覚えが無い商品は、各従業員に配布されているスマホで検索すると、どのゴンドラの、どの場所に陳列されているとかがわかるようになっております。
商品のJANコードを読み取ると「1-604-8-03-01」とか出てきます。最初の1は館の番号、いくつもの建物に分かれている場合は、この数字でどの建物を指しているかがわかります。604は、その館の中の604番のゴンドラを指していて、8は通路から右回りに8番目の棚を指し、03は上から3段目の棚を!最後の01は左から商品順に1番目の所の商品を指しております。
しかしながら、新しい商品が入荷して陳列されたとか?季節物の展示場所が変わったとかで、このコードに反映するのも従業員の仕事ですが、言い訳がましくそこまで追いつかないのです。ですから、商品のJANコードを読み取っても必ずそこに商品があるとは限らず、私が勤めるホムセンではそれが当たり前となっておりました。
しかしながら、今年4月に別のホムセンと統合した勤務先は、新社長として別のホムセン側の社長が就任し、噂によれば細かい社長とのこと!すでに通達らしきものがおりてきており、ゴンドラ番号の食い違いを無くすようにとのこと(現店長が頭を抱えておりました)!
私が思うに、働く側の立場として、今回の社長の言い分には大賛成ですね。先輩方々を敵に回す訳ではありませんが、勤めてみて内情がわかってきたからこそ、ゴンドラ番号による商品検索が曖昧だった事に対しては、以前から気になってはおりましたから・・・
まだ、それほどの強制力は無いものの、会社の新規の長がそういう考えで行動に移してくれている事には大変感謝している私です。。。
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